この記事でわかること
- USCPA受験料の5つの内訳(受験資格審査料・試験料・国際会場手数料・再出願料・日程変更手数料)と2026年8月時点の金額
- 日本で受験する場合の1科目あたりの実額(約12万円)と、4科目ストレート合格・再受験ありの総額
- 過去数年の値上げの推移(試験料238.15ドル→262.64ドル、国際会場手数料371.55ドル→390ドル)と今後の見通し
- 為替の影響で日本円の負担がどれだけ変わるか(1ドル110円時代と157円時代の比較)
- 出願科目数・受験日程・NTSの期限で受験料を無駄にしない具体的な注意点
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「USCPAの受験料は1科目いくら?」「最近値上げしたと聞いたが本当?」という疑問に、一次情報で答える記事です。
結論から言うと、日本でUSCPAを受験する場合の受験料は1科目あたり約12万円(2026年8月時点、1ドル157円換算)で、内訳は出願州の試験料355.64〜375.64ドルと国際会場手数料390ドルです。
そして、受験料は数年に1度、十数ドルずつ値上げされる傾向が続いており、加えて円安で日本円の負担は数年前より3割以上増えています。
この記事では、NASBA公式の公表額と各州の料金をもとに受験料の全内訳を整理し、値上げの推移と、受験料を無駄にしないための注意点まで解説します。
金額はドル建てで改定と為替の影響を受けるため、出願時にNASBAの各州ページで最新額を確認してください。
USCPAの受験料とは?5つの内訳と2026年の金額
USCPAの受験料とは、①受験資格審査料(初回のみ)
②試験料(科目ごと) ③国際会場手数料(日本受験の場合、科目ごと)
④再出願料(再受験時)
⑤日程変更手数料(変更時のみ)の5つで構成される。日本で4科目をストレート合格した場合、合計約3,100〜3,200ドル(約50万円)である。
まず、全内訳を1つの表にまとめます。
| 内訳 | 支払先 | 金額(2026年8月時点) | 支払うタイミング | 日本円の目安(1ドル157円) |
|---|---|---|---|---|
| ①受験資格審査料(Education Evaluation Application Fee) | NASBA | 90〜140ドル(州による) | 初回の出願時のみ | 約1.4万〜2.2万円 |
| ②試験料(Exam Section Application Fee) | NASBA | 1科目355.64〜375.64ドル(州による) | 科目ごとの出願時 | 約5.6万〜5.9万円 |
| ③国際会場手数料(International Administration Fee) | NASBA | 1科目390ドル | NTS受領後、試験予約の前 | 約6.1万円 |
| ④再出願料 | NASBA | 州により異なる(試験料に含まれる州が多い) | 再受験の出願時 | 試験料と同額を再度支払う |
| ⑤日程変更手数料 | Prometric | 30日超前:無料/6〜29日前:35ドル/1〜5日前:82.25ドル/24時間以内:全額(要確認) | 予約変更時 | 約5,500円〜 |
日本で受験する場合、1科目の受験に必要なのは②+③で約745〜766ドル(約12万円)です。
4科目をすべて1回で合格した場合の合計は、①を含めて約3,100〜3,200ドル、日本円で約50万円になります。
受験料以外の費用(予備校代・学歴評価料など)を含めた総額は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」で整理しています。
出願州によって試験料はいくら違う?5州の比較
試験料は出願州ごとに異なり、2026年8月時点でニューヨーク・モンタナが355.64ドル、ワシントン365.64ドル、アラスカ368.64ドル、グアム375.64ドルである。4科目合計の差は最大80ドル(約1.3万円)で、州選びの決め手になる金額ではない。
日本人がよく出願する5州の受験料を比較します。
| 出願州 | 受験資格審査料(初回) | 試験料(1科目) | 試験料(4科目) | 国際会場手数料(4科目) | 4科目ストレートの合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニューヨーク | 90ドル | 355.64ドル | 1,422.56ドル | 1,560ドル | 3,072.56ドル |
| モンタナ | 140ドル | 355.64ドル | 1,422.56ドル | 1,560ドル | 3,122.56ドル |
| ワシントン | 90ドル | 365.64ドル | 1,462.56ドル | 1,560ドル | 3,112.56ドル |
| アラスカ | 115ドル | 368.64ドル | 1,474.56ドル | 1,560ドル | 3,149.56ドル |
| グアム | 130ドル | 375.64ドル | 1,502.56ドル | 1,560ドル | 3,192.56ドル |
最安のニューヨークと最高のグアムの差は4科目で120ドル(約1.9万円)です。
受験料の差で出願州を選ぶ必要はなく、受験資格(学位・単位要件)とライセンス要件で選ぶのが正解です。
州の選び方は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」で解説しています。
なお、2025年6月に受験料の内訳が「試験料」と「出願手数料」に分けて明確化され、その際にアラスカが22ドル、グアムが40ドル、モンタナが50ドル高くなりました。
国際会場手数料390ドルとは?日本受験で必ずかかる費用
国際会場手数料とは、米国・カナダ以外のプロメトリック会場で受験する際にNASBAへ支払う追加料金で、日本受験では1科目390ドル(約6.1万円)、4科目で1,560ドルかかる。出願州に関係なく金額は同じで、支払わないと日本の会場を予約できない。
日本受験の受験料が高い最大の理由が、この国際会場手数料です。
| 受験場所 | 1科目あたりの追加料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 米国本土・ハワイ・カナダ | 0ドル | 追加料金なし。渡航費・宿泊費は別 |
| 日本(東京・大阪) | 390ドル | 日本を含む約19ヵ国の国際会場に共通 |
| グアム | 140ドル(グアム在住者は70ドル) | Guam Surcharge。グアム「出願」とは別 |
| インド | 460ドル | 510ドルから値下げ |
手続き上の注意点は2つです。
- 支払うタイミング:出願して試験料を支払い、NTS(受験票)を受け取った後、試験会場を予約する前に支払います。支払いを忘れると日本会場の予約画面に進めません
- 再受験でも毎回かかる:不合格で再受験する場合も、その科目について390ドルを再度支払います
「米国で受ければ390ドル浮く」という考え方は、1科目ずつ受験する前提では、4回分の渡航費・宿泊費・休暇の方が高くつくため、現実的ではありません。
日本の受験会場は東京(御茶ノ水ソラシティ)と大阪(中津)の2ヵ所で、年間を通じて受験できます。
出願から受験予約までの流れは「USCPA出願の全手順6ステップ|学歴評価からNTS・受験まで」をご覧ください。
USCPAの受験料はどれだけ値上げされてきた?推移と今後
USCPAの受験料は「数年に1度、十数ドルずつ」の値上げが続いており、試験料の基準額は238.15ドルから262.64ドルへ、国際会場手数料は371.55ドルから390ドルへ改定された。今後も試験運営コストの上昇に伴う値上げが見込まれ、早めの受験が費用面では有利である。
「最近値上げした」という話は事実です。
公開情報から確認できる推移をまとめます。
| 項目 | 以前の金額 | 現在の金額(2026年8月時点) | 改定の内容・時期 |
|---|---|---|---|
| 試験料の基準額(NASBA推奨) | 238.15ドル | 262.64ドル | 2026年試験の推奨額として案内。約24ドル増 |
| 国際会場手数料(日本) | 371.55ドル | 390ドル | 2023年11月時点で390ドルを確認。約18ドル増 |
| 受験資格審査料 | − | 州により90〜140ドル | 2024年9月に3ドル増 |
| 州の試験料(アラスカ) | 357.80ドル | 368.64ドル | 2025年6月の内訳明確化で22ドル増 |
| 州の試験料(グアム) | − | 375.64ドル | 同上で40ドル増 |
| 州の試験料(モンタナ) | − | 355.64ドル | 同上で50ドル増 |
| インドの国際会場手数料 | 510ドル | 460ドル | 値下げの例 |
値上げのペースは「数年に1度、5〜20ドル程度」で、1回の改定額は大きくありません。
ただし、4科目×2項目(試験料+国際会場手数料)にかかるため、改定が重なると4科目で100ドル以上の差になります。
値上げの背景は、試験運営(AICPA・NASBA・Prometric)のコスト上昇と、2024年の新試験制度(コア+選択科目)への移行に伴うシステム更新とされています。
今後も同様のペースで改定が続く前提で、学習を始めたら受験を先延ばしにしないことが、費用面では最も確実な対策です。
試験制度の変更は「USCPA試験の制度変更ニュースまとめ【2026年8月更新】」で随時更新しています。
為替で日本円の負担はどれだけ変わる?
受験料はすべてドル建てのため、1ドル110円なら4科目で約34万円、157円なら約49万円と、為替だけで15万円前後の差が生じる。値上げよりも為替の影響の方が日本円の負担を大きく左右する。
受験料の値上げ以上に、日本人受験生の負担を変えているのが為替です。
| 為替レート | 1科目(試験料約365ドル+国際会場手数料390ドル=約755ドル) | 4科目ストレート(約3,100ドル) | 再受験1回の追加(約755ドル) |
|---|---|---|---|
| 1ドル110円 | 約8.3万円 | 約34万円 | 約8.3万円 |
| 1ドル130円 | 約9.8万円 | 約40万円 | 約9.8万円 |
| 1ドル157円(2026年8月時点) | 約11.9万円 | 約49万円 | 約11.9万円 |
筆者が受験した当時は1ドル110円前後で、同じ受験料でも今より1科目あたり3万円以上安く済んでいました。
為替は自分で制御できませんが、次の2点は意識できます。
- クレジットカードの海外事務手数料(1.6〜2.2%程度が一般的)も上乗せされるため、手数料の低いカードを使う
- 再受験を減らすことが、為替リスクを受ける回数を減らす最も確実な方法になる
受験料を無駄にしないための5つの注意点
受験料を無駄にする典型は、NTSの6ヵ月期限切れ、初回出願で科目を登録しすぎる、国際会場手数料の払い忘れ、直前の日程変更、準備不足での受験、の5つである。いずれも事前に知っていれば防げる。
受験料そのものは下げられませんが、「払ったのに受けられなかった」「払い直しになった」を防ぐことはできます。
| 注意点 | 何が起きるか | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| ①NTSの有効期限(6ヵ月)を過ぎる | 試験料が無効になり、再出願で払い直し | 出願は「1〜2ヵ月以内に受験できる」タイミングで行う |
| ②初回出願で4科目まとめて登録する | 6ヵ月以内に4科目受けきれず、間に合わない科目の試験料が無駄になる | 出願は1〜2科目ずつ。2023年8月以降は1科目ずつの出願が標準 |
| ③国際会場手数料を払い忘れる | 日本会場を予約できず、NTS期限に間に合わないリスク | NTS受領後すぐに支払う |
| ④直前に日程変更する | 6〜29日前で35ドル、1〜5日前で82.25ドル、24時間以内は全額無駄(要確認) | 変更するなら30日より前に判断する |
| ⑤仕上がっていない状態で受ける | 不合格で約12万円の追加 | 模試で合格ラインを確認してから受ける。予備校のカウンセリングを使う |
筆者が最も強調したいのは⑤です。
筆者は「早く受けたい」と焦って準備不足で受けそうになった科目があり、予備校のカウンセリングで1ヵ月延ばして受けました。
もし落ちていれば、当時のレートでも8万円以上の追加でした。
受験料を最も確実に節約する方法は、1回で受かる状態で受けることです。
受験順序とスケジュールの組み方は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」と「USCPA科目の受験順番|FARが最初の理由と選択科目別ルート」で解説しています。
受験料を含めた「総額」で判断する
USCPAの受験料は1科目約12万円、4科目で約50万円と、予備校代と同じ規模の費用です。
値上げと円安で負担は増えていますが、1回の改定額は十数ドルで、総額を左右するのは受験回数です。
予備校を選ぶ際も、受講料の安さだけでなく「1回で受かる学習ができるか」で比較すると、受験料を含めた総額が下がります。
予備校3校の費用・教材・サポートの比較は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、受験料を含めた総額の試算は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」をご覧ください。
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よくある質問(FAQ)
Q1.
USCPAの受験料は1科目いくらですか?
日本で受験する場合、1科目あたり約12万円(2026年8月時点、1ドル157円換算)です。
内訳は、出願州の試験料355.64〜375.64ドルと、日本会場で受験するための国際会場手数料390ドルの合計で、約745〜766ドルになります。
これに初回のみ受験資格審査料(90〜140ドル)が加わります。
すべてドル建てのクレジットカード決済のため、為替とカードの海外事務手数料で日本円の金額は変わります。
Q2.
4科目全部でいくらかかりますか?
4科目をすべて1回で合格した場合、受験資格審査料を含めて約3,100〜3,200ドル、日本円で約50万円です。
出願州によって最大120ドル(約1.9万円)の差があります。
再受験が1回増えるごとに、試験料と国際会場手数料の約755ドル(約12万円)が追加されます。
Q3.
国際会場手数料とは何ですか?払わないとどうなりますか?
米国・カナダ以外の会場で受験する際にNASBAへ支払う追加料金で、日本受験では1科目390ドルです。
NTS(受験票)を受け取った後、試験会場を予約する前に支払う必要があり、支払いが済んでいないと日本の会場を予約できません。
再受験の場合も、その科目について390ドルを再度支払います。
出願州に関係なく金額は同じです。
Q4.
USCPAの受験料は今後も値上げされますか?
その可能性が高いです。
過去の推移では、試験料の基準額が238.15ドルから262.64ドルへ、国際会場手数料が371.55ドルから390ドルへと、数年に1度、十数ドルずつの値上げが続いています。
試験運営コストの上昇や新試験制度への移行に伴うシステム更新が背景とされ、今後も同様のペースで改定される前提で計画するのが安全です。
学習を始めたら受験を先延ばしにしないことが、費用面での最も確実な対策です。
Q5.
受験料はいつ払いますか?一度に50万円必要ですか?
一度に必要ではありません。
受験料は科目ごとに、出願時に試験料、NTS受領後に国際会場手数料を支払う仕組みなので、1科目約12万円を受験のたびに支払う形になります。
初回のみ受験資格審査料(90〜140ドル)が加わります。
2023年8月29日以降は1科目ずつの出願が標準になっているため、資金を分散しやすくなっています。
Q6.
不合格になった場合、受験料はまた全額かかりますか?
かかります。
再受験の際は、その科目の試験料(355.64〜375.64ドル)と国際会場手数料(390ドル)を再度支払い、合計約12万円が追加されます。
受験資格審査料は初回のみなので再度かかりません。
受験料を無駄にしないためには、模試で合格ラインを確認してから受験することが最も効果的です。
Q7.
試験日を変更すると手数料はかかりますか?
変更のタイミングによります。
試験日の30日より前なら無料、6〜29日前は35ドル、1〜5日前は82.25ドル、24時間以内はキャンセル扱いで受験料が全額無駄になります(Prometricの規定、最新額は要確認)。
変更する場合は、30日より前に判断するのが費用面では安全です。
支払先はNASBAではなくPrometricなので、予約したPrometricのサイトから手続きします。
まとめ:USCPAの受験料は1科目約12万円、値上げと円安で負担増
この記事の要点を再掲します。
- 日本受験の受験料は1科目約12万円(試験料355.64〜375.64ドル+国際会場手数料390ドル、1ドル157円換算)
- 4科目ストレートで約3,100〜3,200ドル(約50万円)。州による差は最大120ドルで、州選びの決め手にはならない
- 値上げは数年に1度、十数ドルずつ。試験料238.15→262.64ドル、国際会場手数料371.55→390ドル、2025年6月の内訳明確化でアラスカ・グアム・モンタナが増額
- 為替の影響は値上げより大きい。1ドル110円なら4科目約34万円、157円なら約49万円
- 受験料を無駄にしないには、NTS6ヵ月の期限・出願は1〜2科目ずつ・国際会場手数料の払い忘れ・直前の日程変更・準備不足の受験の5つに注意
- 最大の節約は1回で受かる状態で受けること
受験料は自分で下げられませんが、受験回数は自分で決められます。
払う金額より、払う回数を減らす学習設計から考えてください。
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| 受講料 | 624,800円〜 (実質10万円台) |
| 教材特徴 | 日本語テキスト+英語問題集、図解豊富で初学者OK |
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| サポート期間 | 5年間(業界最長) |
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ポイント
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