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USCPAとCIA・CISA・CMAの比較

この記事でわかること

  • USCPA(米国公認会計士)・CIA(公認内部監査人)・CISA(公認情報システム監査人)・USCMA(米国公認管理会計士)の違いを、認定団体・試験言語・科目数・合格率・勉強時間・費用・活躍領域の10項目で比較した一覧表
  • 4資格の「守備範囲」の違い(財務会計・監査/内部監査・内部統制/IT監査・セキュリティ/管理会計・FP&A)と、どの職種で評価されるかの対応表
  • 「USCPAが土台、CIA・CISA・USCMAは専門特化」という関係と、USCPA合格後に追加すると効く組み合わせ
  • BIG4監査法人で内部統制監査・IT監査チームと働き、コンサルでFP&A案件を担当した筆者が見た、各資格保有者の実際の役割
  • 監査法人・内部監査・IT・経営企画・経理の5つの志向別に、どの資格から取るべきかの判断表

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月29日

「USCPAとCIAは何が違う?」「CISAやCMAとどっちを取るべき?」「USCPAの次に取るならどれ?」と検索している方に向けて、4つの資格の保有者と同じプロジェクトで働いてきた筆者の経験をもとに整理します。

結論から言うと、USCPAは会計・監査・税法・ビジネスを広く押さえる「土台の資格」、CIA・CISA・USCMAはそれぞれ内部監査・IT監査・管理会計に特化した「専門資格」です。会計キャリアの入口を広く開けたいならUSCPAを先に取り、進む領域が決まってからCIA・CISA・USCMAを追加するのが最も無駄のない順番です。

筆者はUSCPAとしてBIG4監査法人で3年働き、内部統制監査ではCIA保有者と、IT全般統制の評価ではCISA保有のIT監査チームと協働しました。コンサルに移ってからはFP&A(経営管理)の案件でUSCMA保有者と仕事をしています。

この記事では、各認定団体の公表情報を一次情報に、10項目の比較表、守備範囲と評価される職種、組み合わせの相性、筆者が見た各資格の役割、志向別の判断表まで解説します。

なお、本記事の「CMA」は米国のIMA(管理会計士協会)が認定するUSCMA(Certified
Management
Accountant)を指します。日本の証券アナリスト(CMA)とは別の資格です。

USCPA・CIA・CISA・USCMAの違いとは?10項目の比較表で全体像を把握

4資格の最大の違いは「守備範囲」です。USCPAは財務会計・監査・税法・ビジネスを横断し、CIAは内部監査、CISAはIT監査・情報セキュリティ、USCMAは管理会計・FP&Aに特化しています。難易度・勉強時間はUSCPAが最も大きく、他の3つはその3分の1〜半分です。

項目 USCPA CIA CISA USCMA
正式名称 米国公認会計士 公認内部監査人 公認情報システム監査人 米国公認管理会計士
認定団体 米国各州の会計委員会(試験はAICPA) IIA(内部監査人協会) ISACA IMA(管理会計士協会)
守備範囲 財務会計・監査・税法・ビジネス 内部監査・内部統制・リスク管理・ガバナンス IT監査・情報セキュリティ・システム管理 管理会計・財務分析・FP&A・経営意思決定
試験言語 英語 日本語で受験可 日本語で受験可 英語(日本語対応の有無は受験時に要確認)
科目数 4科目(Core3+Discipline1) 3パート 1科目(150問) 2パート
受験方式 通年、1科目ずつCBT 通年、1パートずつCBT 通年(受験期間あり)、CBT 受験期間(年3回)、CBT
合格率の目安 科目別42〜78%(2025年、AICPA) 40%前後(IIA公表の全世界平均) 50〜60%前後 50%前後(パート別、IMA公表)
勉強時間の目安 1,200〜1,500時間 300〜500時間 200〜300時間 300〜500時間
費用の目安(予備校+受験) 約100万円 30〜50万円 20〜40万円 30〜50万円
認定の要件 学位+単位で受験、ライセンスに実務1〜2年 実務経験(学歴により1〜5年)、大学卒なら2年 IT監査・セキュリティ等の実務5年(学歴・資格で最大3年免除) 学位+管理会計等の実務2年
受験資格 学位+会計・ビジネス単位 学歴要件あり(大卒または実務経験で代替) なし(認定に実務が必要) 学位(認定時まででも可)

合格率は各団体の公表値と予備校の公開情報をもとにした目安で、時期によって変動します。

表を見ると、USCPAだけが「1,000時間超・4科目・英語・約100万円」の規模で、CIA・CISA・USCMAは「300〜500時間・1〜3科目・30〜50万円」の規模です。

これは難易度の差というより、USCPAが会計キャリア全体の土台をカバーし、他の3つが特定の専門領域を深める資格だからです。

USCPAの難易度は「USCPAの難易度|合格率・偏差値・他資格比較で見る本当の位置」、他資格との位置づけは「USCPAの難易度を偏差値・他資格で例えると」で解説しています。

USCPAには学位と単位の受験資格があるので、土台から始めるなら受験できるかを先に確認しておくのが最短です。アビタスの無料説明会で受験資格を確認する

守備範囲と評価される職種の違い|どの仕事でどの資格が効く?

USCPAは監査法人・経理・外資・FAS・コンサルと入口が広く、CIAは内部監査部門、CISAはIT監査・システムリスク・セキュリティ、USCMAは経営企画・FP&A・管理会計で評価されます。求人票で「必須要件」に書かれる頻度はUSCPAが最も高く、他の3つは特定部門で「歓迎〜必須」になります。

各資格が学ぶ内容

資格 試験で学ぶ主な内容 実務でそのまま使える場面
USCPA FAR(US
GAAP財務会計・政府会計)、AUD(監査手続・内部統制・監査報告)、REG(米国税法・商法)、選択科目(財務分析/IT/税務)
決算・連結・開示、監査手続、海外子会社の会計、英文財務諸表
CIA 内部監査の基礎(IIA基準・倫理)、内部監査の実務(計画・実施・報告)、内部監査に関連するビジネス知識(ガバナンス・リスク・IT・財務) 内部監査計画の立案、往査、リスクアセスメント、J-SOX評価、監査委員会への報告
CISA 情報システム監査のプロセス、ITガバナンス、システムの取得・開発・導入、運用・保守、情報資産の保護 IT全般統制(ITGC)の評価、システム導入のリスク評価、セキュリティ監査、アクセス権管理の監査
USCMA Part1:財務計画・業績管理・分析(予算・原価・内部統制・テクノロジー)、Part2:戦略的財務管理(財務諸表分析・企業財務・意思決定分析・リスク管理・投資判断・職業倫理) 予算策定、予実分析、KPI設計、投資判断(NPV・IRR)、経営会議向けレポーティング

USCPAのAUDは内部統制を扱うのでCIAと重なり、選択科目のISCはIT統制を扱うのでCISAと重なり、BARは財務分析でUSCMAと重なります。USCPAは他の3資格の入口部分を薄く広くカバーしている関係です。

職種別の評価

職種・部門 USCPA CIA CISA USCMA
監査法人(財務諸表監査) ◎(応募要件) △ △(IT監査部門は○〜◎) △
事業会社の内部監査部門 ○ ◎(必須〜歓迎要件で最多) ○(IT監査担当なら◎) △
事業会社の経理・財務 ◎ △ △ ○
経営企画・FP&A ○ △ △ ◎
外資系企業(経理・FP&A) ◎ ○ ○ ◎
IT監査・システムリスク・セキュリティ △(ISC選択なら○) ○ ◎ △
FAS・コンサル(会計・リスク) ◎ ○ ○(ITアドバイザリー) ○
海外駐在・海外就職 ◎ ○ ○ ○

◎は「求人票の必須〜歓迎要件に頻出」、○は「評価される」、△は「直接の評価は限定的」を示します。

USCPAだけが監査法人と経理の両方で◎になるのが特徴で、CIA・CISA・USCMAは特定の部門で「その部門の代表資格」として◎になります。

転職市場での評価は「USCPAの転職市場価値|評価される業界・されない業界の実態」で詳しく解説しています。

4資格の組み合わせ|USCPAの次に取ると効くのはどれ?

USCPAを土台にすると、CIAは監査(AUD)の知識で300時間以下、CISAはISC選択者なら200時間程度、USCMAはFARとBARの知識で300時間程度に短縮できます。追加する資格は「進む部門」で決め、内部監査ならCIA、IT監査ならCISA、経営企画・FP&AならUSCMAです。

USCPAとの相性と短縮効果

追加資格 USCPAと重なる科目 USCPA合格者の勉強時間の目安 追加する価値が高い人
CIA AUD(内部統制・監査手続)と重なりが大きい 200〜300時間(通常300〜500時間) 事業会社の内部監査部門、J-SOX、海外子会社の内部監査
CISA ISC(選択科目)と重なる。FAR・AUDとは重ならない ISC選択者200時間程度、非選択者300時間程度 IT監査、システムリスク、セキュリティ、ITアドバイザリー
USCMA FAR(原価・管理会計の基礎)、BAR(財務分析)と重なる 200〜300時間(通常300〜500時間) 経営企画、FP&A、事業会社の予算・業績管理

USCPA合格者でCIAを100〜200時間で取った例は筆者の周囲にも複数あり、重なりの大きさは実感としても確かです。

逆の順番(CIA・CISA・USCMA→USCPA)はどうか

CIA・CISA・USCMAを先に取ってからUSCPAに進む人もいます。

先に取った資格 USCPAでの短縮効果 注意点
CIA AUDの内部統制部分が短縮 FAR・REGは新領域。全体では100〜200時間程度の短縮
CISA ISC選択なら選択科目が短縮 Core3科目は重ならない
USCMA FAR・BARが短縮 AUD・REGは新領域。英語での学習に慣れている点は大きい

短縮効果はUSCPA→他資格の方向が大きく、「USCPAが先」の順番のほうが合計の勉強時間は少なくなります。

ただし、すでに内部監査部門にいてCIAが業務で必要な人が、USCPAを後回しにする判断は合理的です。順番は「今の仕事で何が必要か」を優先してください。

USCPAとCIAの相性は「CIA資格とは|公認内部監査人の難易度・年収・USCPAの相性」、CISAは「CISAとは|難易度・合格率・年収と監査キャリアでの価値」で個別に解説しています。

筆者の体験|監査法人とコンサルで見た4資格の役割分担

筆者がBIG4監査法人で見たのは「USCPA・公認会計士が財務諸表監査、CISAがIT全般統制、CIAがクライアント側の内部監査」という明確な分業でした。コンサルではUSCMA保有者がFP&Aの設計を、USCPAの筆者が会計・決算側を担当しています。

監査法人での役割分担

場面 担当した資格保有者 具体的な役割
財務諸表監査(実証手続) USCPA・公認会計士 売上・売掛金・固定資産・引当金の検証、連結パッケージの検討
内部統制監査(J-SOX)の業務プロセス評価 USCPA・公認会計士 販売・購買・在庫プロセスの統制テスト
IT全般統制(ITGC)の評価 CISA保有のIT監査チーム アクセス管理・プログラム変更管理・運用管理の評価。会計チームはここに踏み込めなかった
クライアント側の内部監査との連携 CIA保有のクライアント内部監査部門 内部監査の結果を監査に利用できるかの評価。CIA保有者がいる会社は内部監査報告書の質が安定していた

筆者が2年目に担当した製造業クライアントでは、基幹システムの入れ替えがあり、IT全般統制の評価はCISA保有のIT監査チームが全面的に担当しました。会計チームの筆者は「システムから出る数字が正しいか」を検証する側で、「システムそのものが正しく統制されているか」はCISAの領域だと肌で感じた場面です。

同じクライアントの内部監査部門にはCIA保有者がいて、内部監査報告書の構成がIIA基準に沿っていたため、監査で利用しやすかったのを覚えています。

コンサルでの役割分担

場面 担当した資格保有者 具体的な役割
FP&A(経営管理)の仕組み設計 USCMA保有のコンサルタント KPI設計、予算プロセス、予実分析のダッシュボード設計
決算早期化・会計処理の整理 USCPA(筆者) 会計基準の適用、決算プロセスの見直し
内部統制の整備支援 USCPA+CIA保有者 J-SOX対応、内部監査部門の立ち上げ

コンサルで一緒に働いたUSCMA保有者は、財務諸表を「作る」より「使う」ことに強く、経営会議でどの数字を見せるべきかの設計が速い人でした。筆者は会計基準の適用や決算プロセスの側から支えています。

4つの資格は競合ではなく、同じプロジェクトで役割を分け合う関係というのが、5年間の実感です。

監査法人からの転職は「監査法人からの転職先7選|3年で辞めた私の選択と判断軸」で詳しく書いています。

どれを取るべき?志向別の判断表

会計キャリアの入口を広く開けたい人、監査法人・経理・外資に進む人はUSCPAが最初の1つです。すでに内部監査・IT監査・経営企画にいて、その部門で専門性を証明したい人は、CIA・CISA・USCMAから始めるのが早道です。

判断の軸は3つ

  1. 進む部門が決まっているか →
    決まっていなければUSCPA(入口が広い)。決まっていればその部門の代表資格から
  2. 英語で受験できるか →
    英語に強い抵抗があるなら日本語で受けられるCIA・CISAから。USCPAは全科目英語
  3. かけられる時間 →
    1,000時間以上ならUSCPA。300〜500時間ならCIA・CISA・USCMA

志向別の判断表

志向・現在地 最初に取る資格 次に追加する資格 理由
監査法人に入りたい(新卒・転職) USCPA (部門により)CISA BIG4は監査職の応募要件にUSCPAを明記。CIA・CISAでは応募できない
事業会社の経理でキャリアを広げたい USCPA USCMA(経営企画に寄せる場合) 決算・連結・海外子会社で評価。管理会計側に広げるならUSCMA
外資系企業に転職したい USCPA USCMA 「英語で会計ができる」証明。FP&A志向ならUSCMAが上乗せになる
内部監査部門にいる・行きたい CIA USCPA(監査法人・経理も視野なら) 内部監査の代表資格。日本語で受験でき300〜500時間
IT監査・システムリスク・セキュリティ CISA CIA または USCPA(ISC選択) IT監査の代表資格。実務要件があるので経験を積みながら
経営企画・FP&A・管理会計 USCMA USCPA(会計側も押さえるなら) 管理会計・財務分析の代表資格
会計は未経験、英語が苦手 簿記2級→CIA or USCPA 進む部門で決める まず会計の基礎。CIAは日本語で受けられる
30代以上で短期に資格を取りたい 現部門の専門資格(CIA/CISA/USCMA) USCPA(必要なら) 300〜500時間で取れる。USCPAの1,000時間超は期間を要する

USCPAを土台にするか迷っている人へ:アビタスの無料説明会では、学歴・単位からUSCPAの受験可否と、CIA・CISA・USCMAとの組み合わせ・学習順序を個別に相談できます。→
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内部監査への転職は「内部監査への転職|USCPAとCIAどちらが有利?年収と入り方」で、USCPAの選択科目の選び方は「選択科目はどれ?BAR・ISC・TCPの選び方」で解説しています。

4資格の年収と将来性

4資格とも勤務ベースの年収レンジは500〜1,000万円で重なり、資格単体で大きな差はつきません。将来性は「AIで定型業務が減る一方、判断・統制・セキュリティ・経営管理の需要が増える」構造で、CISAとUSCMAは特に需要が伸びている領域です。

資格 主なキャリアの年収レンジ 上振れしやすい領域 将来性の根拠
USCPA 450〜1,200万円 外資系のFP&A・経理マネージャー、FAS、海外駐在 英語×会計の需要拡大、2026年12月から日本の公認会計士試験にも英語出題が導入
CIA 500〜1,000万円 大企業・外資の内部監査マネージャー、監査役スタッフ ガバナンス強化、海外子会社の不正対応、内部監査の高度化
CISA 600〜1,200万円 セキュリティ・ITリスク、BIG4のITアドバイザリー DX・クラウド化・サイバーセキュリティで人材不足が続く
USCMA 500〜1,100万円 外資系のFP&A、経営企画のマネージャー 経営管理の高度化、事業部制・海外展開での予実管理の需要

年収は転職エージェント各社の公開求人と筆者の周囲の実例をもとにした目安で、企業・地域・経験年数で変わります。

年収を決めるのは資格そのものより「どの部門・どの企業に入れるか」です。USCPAはその入口を最も広く開け、CIA・CISA・USCMAは特定の部門の中で専門性を証明して評価を積み上げる資格です。

AI時代の将来性は「USCPAはAIに代替される?会計士の将来性を現場から解説」で、USCPAの年収の実態は「USCPAの年収はいくら?日本・米国の相場と筆者の推移を公開」で解説しています。

USCPAを土台にするなら「受験資格」を先に確認する

4資格のうち、学位と単位の受験資格があるのはUSCPAです。CIA・CISA・USCMAは受験資格が緩やか(または認定時に実務要件)なので、USCPAを土台にするなら自分の学歴で受験できるかを最初に確認する必要があります。

USCPAの受験資格は州ごとに異なり、多くの州で学士号と一定の会計・ビジネス単位が必要です。不足単位があれば、予備校提携の米国大学の単位取得で補うのが一般的です。

アビタスの無料説明会では、USCPAの受験資格の判定、州選び、CIA・CISAなど他資格との組み合わせと学習順序、教育訓練給付制度の対象コースを個別に確認できます。

筆者は大学2年の冬に説明会で「今の単位で受験できる州」を確認してから受講を決めました。受験可否が分かると、4資格の比較が「理想」ではなく「自分の条件」で判断できるようになります。

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予備校ごとの費用・教材・サポートの比較は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を参照してください。

よくある質問(FAQ)

Q1.
USCPAとCIAはどっちが難しいですか?

USCPAです。

USCPAは4科目・英語・1,200〜1,500時間、CIAは3パート・日本語受験可・300〜500時間が目安で、学習の総量に3〜4倍の差があります。

CIAの合格率は40%前後(IIA公表の全世界平均)で、1パートずつ受けられます。

USCPA合格者はAUD(監査)の知識でCIAを200〜300時間に短縮できるので、両方取るならUSCPAが先の順番が効率的です。

Q2.
USCPAとCISAは両方必要ですか?

IT監査・システムリスクに進むなら両方の価値があります。

財務諸表監査ではUSCPA、IT全般統制の評価ではCISAと役割が分かれており、筆者のいた監査法人でもIT監査チームはCISA保有者が中心でした。

USCPAの選択科目でISCを選ぶとIT統制の基礎が入るので、CISAの学習を200時間程度に短縮できます。

会計・監査の一般的なキャリアなら、CISAは必須ではありません。

Q3.
USCPAとUSCMAはどっちを取るべきですか?

会計・監査・経理の入口を広く開けたいならUSCPA、経営企画・FP&Aに明確に進みたいならUSCMAです。

USCPAは監査法人・経理・外資・FASと入口が広く、USCMAは管理会計・財務分析に特化して経営企画・FP&Aで評価されます。

両方取るなら、FAR・BARの知識でUSCMAを200〜300時間に短縮できるUSCPA→USCMAの順が効率的です。

外資系のFP&A志向なら、USCPA+USCMAの組み合わせは強力です。

Q4.
CIA・CISAは日本語で受験できますか?

できます。

CIA(IIA)とCISA(ISACA)はどちらも日本語での受験が可能で、英語に抵抗がある人でも取り組みやすい資格です。

USCPAは全科目英語で、USCMAは英語が基本です(日本語対応の有無は受験時にIMAの最新情報を確認してください)。

英語が苦手な人が内部監査・IT監査を目指すなら、CIA・CISAから始める道が現実的です。

Q5.
USCPAを取れば内部監査に転職できますか?

できます。

内部監査部門の求人はCIAを歓迎要件にすることが多いですが、USCPA(特に監査法人経験あり)も同等以上に評価されます。

筆者の監査法人の同僚は、USCPA+監査経験3年で事業会社の内部監査部門に転職し、入社後にCIAを追加しました。

内部監査に軸足を置くと決めているなら、USCPA後にCIAを追加すると評価が安定します。

Q6.
4つ全部取る意味はありますか?

ほとんどありません。

4資格は競合ではなく役割分担の関係で、同じ人が4つの領域を同時に担当することは稀です。

USCPA+進む部門の専門資格1つ(CIA・CISA・USCMAのいずれか)の組み合わせで、ほぼすべてのキャリアをカバーできます。

資格を増やすより、1つの領域で実務経験を積むほうが年収と市場価値に直結します。

Q7.
費用はそれぞれいくらかかりますか?

USCPAが約100万円、他の3つは20〜50万円が目安です。

USCPAは予備校50〜80万円+受験料・出願・単位取得で合計約100万円、CIA・USCMAは予備校込みで30〜50万円、CISAは20〜40万円が目安です。

受験料はいずれもドル建てで、為替と再受験の回数で変動します。

USCPAとCIAは教育訓練給付制度の対象講座があり、予備校と講座によって給付率が異なります。

Q8.
資格の維持費(CPE)はありますか?

4資格ともあります。

USCPA(州ライセンス)、CIA、CISA、USCMAはいずれも継続教育(CPE)の単位取得と年会費が必要です。

複数の資格を持つ場合、1つの研修で複数の資格のCPEに充当できることが多く、負担は資格数に比例して増えるわけではありません。

USCPAの維持費は「USCPAの維持費|ライセンス更新・CPE・年会費の実額を公開」で解説しています。

まとめ:USCPAが土台、CIA・CISA・USCMAは進む部門で選ぶ専門資格

この記事の要点を再掲します。

  • 4資格の違いは守備範囲。USCPAは財務会計・監査・税法・ビジネスを横断、CIAは内部監査、CISAはIT監査・セキュリティ、USCMAは管理会計・FP&Aに特化
  • 学習の規模はUSCPAが1,200〜1,500時間・約100万円、他の3つは300〜500時間・20〜50万円。難易度の差というより、土台と専門の違い
  • CIA・CISAは日本語で受験可。USCPAは全科目英語、USCMAは英語が基本
  • 評価される職種は、USCPAが監査法人・経理・外資・FASと広く、CIAは内部監査部門、CISAはIT監査、USCMAは経営企画・FP&Aの代表資格
  • USCPAを先に取ると、CIA・USCMAは200〜300時間、CISAは200〜300時間に短縮できる。逆の順番は短縮効果が小さい
  • 筆者が監査法人・コンサルで見た4資格は競合ではなく、同じプロジェクトで役割を分け合う関係
  • 選び方は「進む部門が決まっていなければUSCPA」「決まっていればその部門の代表資格」。4つ全部は不要で、USCPA+1つで十分

まず土台の資格から始めるなら、自分の学歴でUSCPAを受験できるか、どの専門資格と組み合わせるのが自分のキャリアに合うかを確かめるところから始めてみてください。

USCPAおすすめスクール
ランキングTOP3

no.

1

アビタス

総合評価

4.7
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受講料624,800円〜
(実質10万円台)
教材特徴日本語テキスト+英語問題集、図解豊富で初学者OK
講義形式日本語講義、
スモールユニット形式
サポート期間5年間(業界最長)
合格祝い金社会人20万円、
学生15万円
単位取得簡単(業界最短)

ポイント

  • 日本のUSCPA合格者の
    95%がアビタス受講生
  • 社会人でも短期合格できるコンパクト教材設計
  • 合格お祝い金とリスキリング補助金で
    実質10万円台
  • AICPA公認の唯一の日本校で
    最新試験情報を直接入手
  • 5年間サポート期間で安心、
    USCPA+プログラムで合格後もサポート

no.

2

TAC

総合評価

3.5
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受講料400,000円〜485,000円
教材特徴オリジナルテキスト+Becker問題集、ボリュームあり
講義形式正統派黒板スタイル講義
サポート期間3年間
合格祝い金なし
単位取得やや困難(時間がかかる)

ポイント

  • 長年の資格試験指導ノウハウを活かした
    正統派学習スタイル
  • Becker問題集が使用可能で
    実践的な学習ができる
  • REG・TCP(税務科目)の評判が特に良好
  • 質問回答が迅速で的確なサポート体制
  • 教育訓練給付制度対象講座で
    受講料の一部支給

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3

CPA会計学院

総合評価

2.8
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受講料396,000円
教材特徴オリジナルテキスト+U World問題集、BARのみ対応
講義形式日本語講義(会計知識前提)
サポート期間2年間(延長可能)
合格祝い金10万円
単位取得やや困難

ポイント

  • 受講料が比較的安価で費用を抑えて
    学習開始可能
  • 合格お祝い金10万円でコスト負担を軽減
  • リスキリング補助金対象講座で
    受講料大幅軽減
  • 日本の公認会計士試験指導実績を活かした
    会計基礎解説
  • 新設校ならではの最新設備と学習環境

PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
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