この記事でわかること
- CIA(公認内部監査人)とは何か(内部監査人協会IIAが認定する内部監査の唯一の国際資格)、外部監査(公認会計士・USCPA)との違い
- 試験の内容(2025年7月28日からの3パート構成)、受験資格、実務経験要件、3年以内の全科目合格ルール
- CIAの難易度(パート別合格率40%弱・全体10〜15%、勉強時間300〜600時間)と、他資格との比較
- CIA保有者の年収と活躍先(事業会社の内部監査部門・監査法人のアドバイザリー・コンサル)、アビタス調査(2026年6月)による取得後のキャリア変化
- USCPAとCIAの相性(学習の重なり・組み合わせの価値)と、筆者が監査法人で見たCIA保有者の実像
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「CIAってどんな資格?」「公認会計士やUSCPAとどう違う?」「難易度と年収は?」「USCPAと一緒に取る意味はある?」と検索している方に向けて、資格の全体像を整理します。
結論から言うと、CIA(公認内部監査人)とは、内部監査人協会(IIA)が認定する内部監査分野で唯一の国際資格で、パート別合格率は40%弱、全パート合格までの勉強時間は300〜600時間が目安です。外部監査の資格(公認会計士・USCPA)と異なり独占業務はなく、「内部監査の専門性を証明する資格」として事業会社の内部監査部門で評価されます。
筆者はUSCPAでBIG4監査法人に入り、3年間J-SOX(内部統制報告制度)の評価でクライアントの内部監査部門と日常的に向き合ってきました。
CIA自体は取得していませんが、同僚・元同僚にCIA合格者が複数おり、内部監査部門のCIA保有者と一緒に仕事をした立場から「CIAが現場でどう効くか」を書けます。
この記事では、日本内部監査協会(IIA-Japan)とアビタスの公開情報を一次情報に、資格の定義、試験制度、難易度、年収、USCPAとの相性を解説します。
講座の費用・評判は「アビタスCIA講座の評判と費用|受講料・給付金・他校撤退後の実態」で、内部監査職への転職は「内部監査への転職|USCPAとCIAどちらが有利?年収と入り方」で扱っています。
CIA(公認内部監査人)とは?内部監査の唯一の国際資格
CIA(Certified Internal
Auditor、公認内部監査人)とは、内部監査人協会(IIA)が認定する内部監査分野で唯一の国際資格で、約190の国と地域で試験が実施されている。企業の内部で独立した立場から業務プロセス・リスク管理・内部統制の有効性を評価する「内部監査人」の専門性を証明する資格であり、監査報告書へのサインのような独占業務はない。
まず、資格の基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Certified Internal Auditor(公認内部監査人) |
| 認定団体 | 内部監査人協会(The Institute of Internal Auditors、IIA)。日本では一般社団法人日本内部監査協会(IIA-Japan)が窓口 |
| 位置づけ | 内部監査分野で唯一の国際資格。約190の国と地域で試験を実施 |
| 試験言語 | 日本語で受験可能(受験料も日本円) |
| 試験形式 | 3パート構成のコンピュータ試験(CBT)。通年受験可能 |
| 独占業務 | なし。「内部監査人としての能力の証明」 |
| 実務経験要件 | 学部卒は2年、修士は1年の内部監査等の実務経験(試験合格後の充足も可) |
| 有効期限 | 受験申込登録から3年以内に全パート合格と資格認定手続きを完了(延長は1回のみ有料) |
| 継続教育 | 資格取得後はCPE(継続的専門能力開発)の報告が必要 |
出典:日本内部監査協会「CIA:Certified Internal
Auditor(公認内部監査人)」、アビタス「公認内部監査人(CIA)とは」、MS-Japan(2025年7月)
アビタスのコラムは、上場企業の中には内部監査の正当性を示す目的で「内部監査部門にCIA保有者がいること」を有価証券報告書で開示している企業もあると解説しています。
つまりCIAは、「持っていないとできない仕事」を作る資格ではなく、「この部門は国際基準で内部監査をしている」と対外的に示す資格です。
内部監査とは?外部監査(公認会計士・USCPA)との違い
CIAを理解するには、内部監査と外部監査の違いを押さえる必要があります。
| 比較項目 | 内部監査(CIAの領域) | 外部監査(公認会計士・USCPAの領域) |
|---|---|---|
| 誰が行うか | 企業の内部監査部門(社員) | 監査法人(社外の独立した第三者) |
| 目的 | 経営者のために、業務の有効性・効率性・リスク管理・内部統制を評価し改善提案する | 株主・投資家のために、財務諸表が適正かを保証する |
| 対象 | 業務プロセス全般(財務以外も含む) | 財務諸表と、それに関連する内部統制 |
| 根拠となる基準 | IIAの「グローバル内部監査基準」 | 監査基準(日本)、PCAOB・AICPA基準(米国) |
| 報告先 | 経営者・取締役会・監査委員会 | 株主(監査報告書) |
| 独占業務 | なし | 監査報告書へのサイン(日本の公認会計士) |
筆者が監査法人で行っていたのは外部監査で、J-SOX評価ではクライアントの内部監査部門が行った評価結果を利用する場面が多くありました。
このとき、内部監査部門にCIA保有者がいると、評価の手続きがIIA基準に沿って整理されており、外部監査側との議論が早く進むのが実感でした。
USCPAの監査(AUD)との関係は「USCPAのAUDとは|出題範囲・形式・難易度を監査経験者が解説」で、監査法人の仕事は「監査法人1年目の仕事内容|USCPA新人の1年間と3年間の変化」で解説しています。
CIAの試験制度・学習の全体像をまとめて確認するなら、アビタスCIA講座の資料請求で、試験概要と学習スケジュールの案内資料を無料で取り寄せられます。
CIA試験の内容は?3パート構成と受験資格
CIA試験は、2025年7月28日からグローバル内部監査基準に対応した新シラバスになり、Part1「内部監査の基本」、Part2「個々の内部監査業務」、Part3「内部監査部門」の3パート構成で実施されている。各パートは4択のCBTで、通年受験可能だが同一パートは試験日から90日間は再受験できない。
試験の構成を整理します。
| パート | 名称(2025年7月28日〜) | 主な内容 | 問題数・時間の目安 | 学習時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Part1 | 内部監査の基本 | 内部監査の目的・権限・独立性、倫理と専門職の気質、ガバナンス・リスク・コントロールの基礎、不正 | 125問・150分 | 50〜70時間 |
| Part2 | 個々の内部監査業務 | 個々の監査業務の計画、実施、結果の伝達、フォローアップ | 100問・120分 | 70〜90時間 |
| Part3 | 内部監査部門 | 内部監査部門の運営、リスクベースの監査計画、品質のアシュアランス、結果のモニタリング | 100問・120分 | 100〜120時間 |
出典:日本内部監査協会、MS-Japan(2025年7月)、KOTORA
JOURNAL(2026年2月)。問題数・時間は改訂で変わる場合があるため、受験前にIIA-Japanの試験ガイドで確認してください。
2025年7月の改訂で、旧Part3にあった幅広いビジネス知識(財務・IT・経営)の大部分が整理され、Part3は「内部監査部門の運営」に焦点が絞られました。
合格者のnoteによると、Part3は旧Part1・2から「内部監査部門」に関する論点が抜き出されて独立したイメージで、論点が抽象的で深く問われることから最難関と感じる人が多いとされています。
受験資格と実務経験要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 4年制大学卒業(または同等)。学歴要件を満たさない場合は実務経験等で代替できる場合あり(要確認) |
| 実務経験 | 内部監査、外部監査、品質保証、コンプライアンス、内部統制等の実務経験。学部卒2年、修士1年 |
| 実務経験の時期 | 試験合格前後どちらでも可。認定手続きまでに充足すればよい |
| 資格認定の期限 | 受験申込登録から3年以内に全パート合格+実務経験証明を含む認定手続き完了 |
| 再受験 | 同一パートは試験日から90日間は不可 |
監査法人での外部監査の経験は実務経験として認められるため、USCPAで監査法人に入った人はCIAの実務要件を満たしやすい立場です。
受験料・登録料の目安は「アビタスCIA講座の評判と費用|受講料・給付金・他校撤退後の実態」に受講料とあわせてまとめています。
CIAの難易度は?合格率・勉強時間・他資格との比較
CIAの難易度は「高いが現実的」で、パート別の合格率は40%弱、全パート合格までの合格率は10〜15%程度とされる。勉強時間は300〜600時間が目安で、内部監査・監査法人の実務経験があれば300〜400時間、未経験なら400〜600時間が現実的なラインである。公認会計士(合格率7〜11%・3,000時間超)より易しく、簿記2級(合格率20%前後)と同程度〜やや難しい位置づけになる。
難易度を数字で整理します。
| 指標 | 数値・目安 | 出典・備考 |
|---|---|---|
| パート別合格率 | 40%弱程度 | career-adv(2025年1月)。IIAは日本の合格率を公表していないため推計値 |
| 全パート合格率 | 10〜15%程度 | 同上。準備不足の受験者を含む数値 |
| 勉強時間(未経験) | 400〜600時間 | アビタスは講義込み約400時間・標準10ヵ月と案内 |
| 勉強時間(実務経験あり) | 300〜400時間 | 内部監査・監査法人の経験者の目安(consaru.net、筆者の同僚は約250時間) |
| 学習期間 | 6ヵ月〜1年 | 働きながら6ヵ月で合格レベルに達するとアビタスFAQに記載 |
他の資格と比べた位置づけは次のとおりです。
| 資格 | 合格率の目安 | 勉強時間の目安 | CIAとの比較 |
|---|---|---|---|
| CIA(公認内部監査人) | パート別40%弱・全体10〜15% | 300〜600時間 | ― |
| USCPA(米国公認会計士) | 科目別40〜60%台 | 1,000〜1,500時間 | CIAの2〜3倍の時間。英語で受験 |
| 日本の公認会計士 | 7〜11% | 3,000時間超 | CIAより大幅に難しい |
| 日商簿記2級 | 20%前後 | 200〜300時間 | CIAと同程度〜CIAの方がやや難しい |
| CISA(公認情報システム監査人) | 非公表(50%前後とされる) | 200〜400時間 | CIAと同程度。IT監査に特化 |
出典:各資格の公表値・予備校の案内、daijob(2026年4月)、hupro(2025年10月)
CIAが「高いが現実的」と言われる理由は、試験の内容が「知識の暗記」ではなく「IIA基準に沿って内部監査人としてどう判断するか」を問うためです。
合格者のnoteでは、Part2の実務問題で「自社ではこうしている」という判断で選ぶのではなく、「米国のとあるメーカーの内部監査人として、あるべき選択肢を探す」ことを心がけるよう助言されています。
筆者が監査法人で見た同僚の場合、外部監査の経験があるためPart1・2の内容は既知で、Part3の「内部監査部門の運営」だけを講座で補って約250時間で合格していました。
USCPAの難易度は「USCPAの難易度|合格率・偏差値・他資格比較で見る本当の位置」で解説しています。
CIA保有者の年収と活躍先|内部監査部門・監査法人・コンサル
CIA保有者の主な活躍先は、上場企業・グローバル企業の内部監査部門、監査法人・コンサルティングファームの内部監査アドバイザリー部門、金融機関の監査部門で、年収は事業会社の内部監査部門で500〜900万円、管理職(内部監査室長・部長)で800〜1,200万円が目安である。CIA単体で年収が上がるというより、内部監査職の専門性を証明して評価・昇進・転職に効く資格である。
年収と活躍先を整理します。
| 活躍先 | 主な仕事 | 年収の目安 | CIAの効き方 |
|---|---|---|---|
| 上場企業・グローバル企業の内部監査部門 | 業務監査、J-SOX評価、海外子会社監査、リスク評価 | 担当500〜800万円、管理職800〜1,200万円 | 部門の専門性の証明。有報開示に使う企業も |
| 金融機関の内部監査部門 | 規制対応、リスク管理の監査 | 600〜1,000万円 | メガバンク等の内部監査部門で取得が推奨される |
| 監査法人・コンサルの内部監査アドバイザリー | 内部監査部門の立ち上げ・高度化支援、共同監査 | 600〜1,000万円 | 「基準を知っている」証明として提案の説得力に |
| 外資系企業の内部監査 | 本国監査部門との連携、海外拠点の監査 | 700〜1,100万円 | 国際資格として要件になる求人あり。英語力とセット |
| IPO準備企業の内部監査室 | 内部監査体制の構築 | 500〜800万円 | 1人内部監査室の立ち上げで体系知識が効く |
※年収は転職エージェントの公開求人と筆者の同期・元同僚の水準からの目安です。個別の条件は求人ごとに確認してください。
アビタスが2026年6月に実施した「CIA合格後のキャリア形成実態調査」(合格時年齢40〜60代、n=778、複数回答)では、半数以上が「社内での評価が上がった」と回答し、「年収が上がった」「良い条件で転職できた」「昇進した」という回答も一定数ありました。
アビタス自身も「CIA取得だけがこれらの変化の要因とは限らない」と注記しており、CIAは「内部監査の専門性を体系的に身につけたこと」が評価や昇進のきっかけになる資格と読むのが正確です。
筆者の観察でも、内部監査部門のCIA保有者は「監査法人と対等に議論できる人」として社内で頼られており、それが評価に直結していました。
内部監査職への転職の詳細は「内部監査への転職|USCPAとCIAどちらが有利?年収と入り方」、年収全体は「USCPAの年収はいくら?日本・米国の相場と筆者の推移を公開」で解説しています。
CIAの学習を検討している方へ
CIAは受験申込登録から3年以内に全パート合格が必要なので、学習計画を先に立てることが合否を分けます。
アビタスCIA講座の資料請求(無料)では、3パートの学習スケジュール(標準10ヵ月)、受講料と給付金、説明会・体験講義の案内が届きます。
独学か講座かを決める前に、学習の全体量を資料で把握しておくと、3年の期限内に収まる計画が立てやすくなります。
USCPAとCIAの相性は?組み合わせる価値と順番
USCPAとCIAは相性が良い。USCPAのAUD(監査)で学ぶ内部統制・監査手続き・職業倫理はCIAのPart1・2と重なり、Part3(内部監査部門の運営)だけが新規になるため、USCPA保有者はCIAの学習時間を大きく短縮できる。組み合わせの価値は「外部監査と内部監査の両方の基準を知る人」として内部監査・リスク管理・ガバナンス領域で評価されることにあり、順番はUSCPA→CIAが一般的である。
USCPA保有者(またはUSCPA学習者)がCIAを検討するときの判断材料を整理します。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 学習の重なり | AUDの内部統制・監査手続き・倫理はPart1・2と重複。FAR・BEC等で学ぶ会計・ガバナンス知識はPart3の一部で活きる |
| 学習時間の短縮 | 公式目安400時間に対し、USCPA+監査法人経験者は250〜300時間程度で合格する例が多い |
| 組み合わせの価値 | 「外部監査(USCPA)と内部監査(CIA)の両方の基準を知る」人材として、内部監査部門・リスク管理・ガバナンス領域で希少 |
| 順番 | USCPA→CIAが一般的。USCPAで監査法人に入り、内部監査の実務要件を外部監査経験で満たしてからCIAを取る流れが最短 |
| 取るタイミング | 「内部監査・リスク管理・ガバナンスの領域に進む」と決めたとき。USCPA単体で監査法人・FAS・経理に進むなら不要 |
| 費用 | CIAは講座込みで40万〜50万円前後。USCPAの半分以下 |
筆者が監査法人で見た「USCPA+CIA」の同僚は、監査法人からクライアントの内部監査部門へ転職し、外部監査と内部監査の両方の視点を持つ人材として、入社2年で内部監査部門の管理職候補になっていました。
一方、USCPAで監査法人・FAS・経理財務・コンサルに進む人にCIAは必須ではありません。
CIAは「内部監査に進む」と決めた人が、その専門性を証明するために取る資格です。
USCPAとの制度上の比較は「USCPAと日本の公認会計士の違い|どっちを取るべき?」、IT監査資格との比較は「CISAとは|難易度・合格率・年収と監査キャリアでの価値」でも解説しています。
これからUSCPAの学習を始める方は、「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で予備校を選び、「アビタスUSCPA合格体験記|1発合格の学習記録つき」で筆者の学習ログを参考にしてください。
CIAの講座と学習計画を具体的に確認するなら、アビタスCIA講座の資料請求で案内資料を取り寄せたうえで、説明会・体験講義で講義の合う合わないを確かめるのが確実です。
よくある質問(FAQ)
Q1. CIAとは何の資格ですか?
内部監査人協会(IIA)が認定する、内部監査分野で唯一の国際資格です。
企業の内部で独立した立場から業務プロセス・リスク管理・内部統制の有効性を評価する「内部監査人」の専門性を証明します。
約190の国と地域で試験が実施され、日本語で受験できます。
公認会計士のような独占業務はなく、事業会社の内部監査部門や監査法人のアドバイザリー部門で「国際基準で内部監査ができる人」として評価されます。
Q2.
CIAの難易度はどのくらいですか?
パート別の合格率は40%弱、全パート合格までは10〜15%程度とされ、「高いが現実的」な難易度です。
勉強時間は未経験で400〜600時間、内部監査・監査法人の経験者で300〜400時間が目安です。
日本の公認会計士(合格率7〜11%・3,000時間超)より易しく、簿記2級と同程度〜やや難しい位置づけです。
Part3(内部監査部門の運営)が最難関と感じる人が多いです。
Q3. CIAの年収はいくらですか?
事業会社の内部監査部門で担当500〜800万円、管理職800〜1,200万円、金融機関や外資系の内部監査で600〜1,100万円が目安です。
CIA単体で年収が上がるというより、内部監査職の専門性を証明して評価・昇進・転職に効く資格です。
アビタスの2026年6月の調査(40〜60代の合格者778名)では、半数以上が「社内での評価が上がった」と回答しています。
Q4.
実務経験がなくても受験できますか?
受験はできます。
実務経験(学部卒2年、修士1年)は試験合格後に充足しても問題なく、資格認定の手続きまでに証明すればよい仕組みです。
ただし、受験申込登録から3年以内に全パート合格と認定手続きを完了する必要があるので、実務経験の充足時期も含めて計画を立ててください。
監査法人での外部監査の経験は実務経験として認められます。
Q5.
USCPAを持っていればCIAは取りやすいですか?
取りやすいです。
USCPAのAUD(監査)で学ぶ内部統制・監査手続き・職業倫理はCIAのPart1・2と重なり、Part3(内部監査部門の運営)だけが新規になります。
公式目安の400時間に対し、USCPA+監査法人経験者は250〜300時間程度で合格する例が多いです。
ただし、USCPAで監査法人・FAS・経理に進むならCIAは必須ではなく、内部監査に進むと決めたときに取るのが費用対効果の高いタイミングです。
Q6.
CIAとCISAはどちらを取るべきですか?
進む領域によります。
CIAは内部監査全般(業務監査・リスク管理・内部統制)の資格で、CISAは情報システム監査に特化した資格です。
内部監査部門の担当者・管理職を目指すならCIA、IT監査・システムリスクの専門家を目指すならCISAが合います。
両方を持つ内部監査人も多く、CIA→CISAの順で取る人が一般的です。
Q7.
CIAは独学で合格できますか?
内部監査・監査法人の実務経験があれば可能です。
合格者の独学勉強法も公開されていますが、日本語の市販教材が少なく、Part3の抽象的な論点で行き詰まりやすいのが実態です。
未経験者や会計の下地がない人は、教育訓練給付制度(受講料の20%給付)を使って講座を利用する方が、400時間を自力で組み立てる手間を考えると結果的に早いです。
講座の費用と評判は「アビタスCISA講座の評判と費用|受講料・試験料セット・給付金」で解説しています。
Q8.
資格取得後に維持費はかかりますか?
かかります。
CIA資格の維持には、年間のCPE(継続的専門能力開発)の時間を満たして報告する必要があり、IIA-Japanへの資格更新料もかかります(金額は改定されるため要確認)。
USCPAのライセンス維持と同様に、実務から離れる場合の扱いも確認しておくと安心です。
USCPA側の維持費は「USCPAの維持費|ライセンス更新・CPE・年会費の実額を公開」を参照してください。
まとめ:CIAは「内部監査に進む」と決めた人の専門性を証明する資格
この記事の要点を再掲します。
- CIA(公認内部監査人)はIIAが認定する内部監査分野で唯一の国際資格。約190の国と地域で実施、日本語で受験可。独占業務はなく「内部監査の専門性の証明」
- 試験は2025年7月28日から新シラバスの3パート構成(Part1内部監査の基本・Part2個々の内部監査業務・Part3内部監査部門)。実務経験は学部卒2年・修士1年、登録から3年以内に全パート合格
- 難易度はパート別合格率40%弱・全体10〜15%、勉強時間300〜600時間。公認会計士より易しく、簿記2級と同程度〜やや難しい。Part3が最難関
- 年収は内部監査部門の担当500〜800万円、管理職800〜1,200万円が目安。CIA単体で上がるのではなく、評価・昇進・転職に効く(アビタス2026年6月調査:半数以上が社内評価向上)
- USCPAとの相性は良く、AUDの内容がPart1・2と重なる。順番はUSCPA→CIA。取るタイミングは「内部監査・リスク管理・ガバナンスに進む」と決めたとき
- 監査法人の経験は実務要件を満たし、学習時間も短縮できる。USCPAで監査法人に入った人はCIAを取りやすい立場
CIAは、内部監査の道に進む人にとって「国際基準で監査ができる」ことを示す最も分かりやすい証明です。
自分が内部監査・リスク管理の領域に進むかどうかを決めたうえで、3年の期限内に収まる学習計画を資料で確かめるところから始めてみてください。
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| 受講料 | 624,800円〜 (実質10万円台) |
| 教材特徴 | 日本語テキスト+英語問題集、図解豊富で初学者OK |
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| 受講料 | 400,000円〜485,000円 |
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ポイント
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| 受講料 | 396,000円 |
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