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USCPAの難易度は偏差値でいくつ?挫折ポイントと乗り越え方

この記事でわかること

  • USCPAの学習で「難しい」と感じる瞬間を、時系列で7つの挫折ポイントに分解(最初の1ヵ月・FAR中盤・1科目目の受験前・不合格後・繁忙期・3科目目の中だるみ・最終科目)
  • 各ポイントで何が起きるか、なぜ起きるか、どう乗り越えるかの具体策
  • 「難しい」の正体は試験の難易度より「学習の設計と継続」にあることの根拠
  • 筆者が在学中に実際に止まりかけた3つの場面と、そこで効いた行動
  • 挫折を防ぐために学習開始時に決めておくべき4つのルール

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月28日

「USCPAの勉強を始めたけれど難しくて続かない」「これから始めるが、どこで挫折しやすいのか知っておきたい」という方に向けた記事です。

結論から言うと、USCPAの勉強が「難しい」と感じる瞬間は、試験の内容そのものより「最初の1ヵ月」「FARの中盤」「不合格の後」「繁忙期」といった特定のタイミングに集中しており、その7つのポイントを事前に知って設計しておけば、大半は乗り越えられます。

合格率や他資格との難易度比較は「USCPAの難易度|合格率・偏差値・他資格比較で見る本当の位置」で整理済みなので、この記事では「学習中に何が起き、どう乗り越えるか」だけに絞ります。

筆者は在学中に全科目合格しましたが、途中で3回、学習が止まりかけました。

その経験と、BIG4監査法人で見た同僚の挫折パターンをもとに、時系列で解説します。

目次 閉じる

USCPAの勉強が「難しい」と感じる7つの挫折ポイント

USCPAの学習で挫折しやすいのは、①最初の1ヵ月(英語と会計の二重の壁)
②FARの中盤(範囲の広さで終わりが見えない)
③1科目目の受験前(仕上がりへの不安) ④不合格の直後 ⑤繁忙期・生活の変化
⑥3科目目の中だるみ
⑦最終科目の期限プレッシャー、の7つである。多くは「難易度」ではなく「タイミング」の問題である。

まず、7つを時系列で一覧にします。

ポイント 時期 何が起きるか 主な原因
①最初の1ヵ月 学習開始〜1ヵ月 英語の問題文が読めない、借方・貸方が分からない。「向いていない」と感じる 英語と会計の壁が同時に来る。学習の型がまだない
②FARの中盤 2〜5ヵ月目 論点が増え続けて終わりが見えない。前に学んだ論点を忘れる FARの範囲の広さ。復習の設計がない
③1科目目の受験前 FAR受験の1ヵ月前 「まだ仕上がっていない」と受験を先延ばしにする 合格ラインの手応えがない。模試を受けていない
④不合格の直後 受験後1〜2週間 「自分には無理」と学習を止める。再受験の費用(約12万円)が重い 点数の受け止め方。次の受験日が決まっていない
⑤繁忙期・生活の変化 決算期・異動・出産など 学習が数週間止まり、再開のきっかけを失う 「止まること」を想定していない。再開の手順がない
⑥3科目目の中だるみ 全科目合格の6〜8割地点 2科目合格で安心し、ペースが落ちる。科目合格の有効期限が近づく 目標が「合格」から「残りをこなす」に変わる
⑦最終科目の期限 最後の1科目 有効期限のプレッシャーで焦り、演習が雑になる 期限逆算の甘さ。1科目目の失効リスク

7つのうち、①②③は「学習の型」の問題、④⑤は「止まった後の戻り方」の問題、⑥⑦は「終盤の設計」の問題です。

次の見出しから、それぞれの乗り越え方を解説します。

ポイント①〜③:学習の型ができるまでの難しさと対策

最初の1ヵ月〜1科目目の受験までの難しさは、「日本語で理解→英語で演習→間違いを日本語で復習」の型を固定し、FARの範囲を頻出論点に絞り、模試で合格ラインを確認してから受験する、の3つで乗り越えられる。

序盤の3つのポイントは、いずれも「学習の型がない」ことから起きます。

ポイント 乗り越え方 具体策
①最初の1ヵ月 英語と会計を「同時に」やらない 日本語の講義・テキストで論点を理解してから英語の問題を解く。最初の1ヵ月は仕訳・財務諸表・発生主義の3論点だけに絞り、先に進まない
②FARの中盤 「終わりが見えない」を見える化する 予備校のカリキュラムで論点数を数え、「今◯/◯」を可視化する。週1回、前週の論点の問題を10問解き直す「復習枠」を固定する
③1科目目の受験前 「仕上がった感覚」を待たない 模試で合格ライン(75点相当)の手応えを確認したら受ける。受験日を先に決め、模試の日程をそこから逆算する

①の詳細は「簿記知識ゼロからUSCPAは無謀?」と「USCPAは英語できないと無理?7つの型で読解を突破する攻略法」で、②のFARの進め方は「FARの勉強法と必要勉強時間」で解説しています。

③については、筆者が実際に止まりかけた場面なので、後述の体験H2で詳しく書きます。

ポイント④〜⑤:止まった後に戻れるかどうか

不合格や繁忙期で学習が止まるのは前提として、「止まった後に戻る手順」を先に決めておくことが対策になる。不合格なら点数を見た翌日に次の受験日を決める、繁忙期なら1日10分の演習だけ残す、という最低ラインを設定する。

④⑤は、止まること自体は避けられません。

問題は「止まった後に戻れるか」です。

ポイント 何が起きるか 戻る手順
④不合格の直後 点数(スコアレポート)を見て「無理」と感じる。再受験の約12万円が重い 点数を見た翌日に次の受験日を決める(1〜2ヵ月後)。スコアレポートの弱点領域(Weaker)だけを2週間で潰し、全範囲をやり直さない
⑤繁忙期・生活の変化 数週間学習ゼロになり、再開のきっかけを失う 「1日10分・問題10問だけ」の最低ラインを決めておく。繁忙期の前に「◯月◯日から再開」をカレンダーに入れる

④について補足します。

USCPAは科目ごとの合格率が42〜78%で、1科目落とすのは統計的に普通のことです。

米国の予備校の推計では、4科目をストレートで通せる人は約2割で、残りの8割はどこかで再受験しています。

不合格を「自分には無理」の証拠にせず、「弱点領域が分かった」データとして扱うのが、戻れる人の共通点です。

⑤については、BIG4監査法人時代に多くの同僚が1〜5月の繁忙期で止まり、6月に戻れる人と戻れない人に分かれるのを見ました。

戻れた人は「繁忙期中も週末に問題を10問だけ解く」といった最低ラインを持っていて、戻れなかった人は「繁忙期が明けたら本気でやる」と完全に止めていました。

「ゼロにしない」ことが、再開のハードルを決定的に下げます。

社会人の継続設計は「社会人が働きながらUSCPAに合格する方法|時間術と18ヵ月計画」で、不合格後の立て直しは「不合格から立て直す方法」で詳しく扱っています。

ポイント⑥〜⑦:終盤の中だるみと期限プレッシャー

2科目合格後の中だるみと最終科目の期限プレッシャーは、「科目合格の有効期限から逆算した受験日」を全科目分、最初に決めておくことで防げる。1科目目の合格日が起点になるため、1科目目を受ける前に残り3科目の受験月を仮置きしておく。

終盤の2つは、序盤に設計していれば起きない問題です。

ポイント 何が起きるか 対策
⑥3科目目の中だるみ 2科目合格で「もう大丈夫」と安心し、ペースが落ちる。残りの科目を「こなすもの」と感じる 1科目目を受ける前に、4科目すべての受験月を仮置きする。2科目合格の時点で残り2科目の受験日を確定させる
⑦最終科目の期限 科目合格の有効期限(州により18〜30ヵ月、要確認)が迫り、焦って演習が雑になる。1科目目が失効するリスク 最終科目は期限の3ヵ月前を受験日に置き、不合格でも1回再受験できる余裕を残す

科目合格の有効期限は「1科目目に合格した日」から起算されます。

つまり、FARに合格した瞬間に、残り3科目のカウントダウンが始まる設計です。

1科目目の受験前に「FAR◯月→REG◯月→AUD◯月→選択科目◯月」と仮置きしておくと、中だるみの時期に「予定より遅れている」という客観的なサインが出て、ペースを戻せます。

受験スケジュールの組み方は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で、科目の順番は「USCPA科目の受験順番|FARが最初の理由と選択科目別ルート」で解説しています。

筆者が在学中に止まりかけた3つの場面と、効いた行動

筆者は在学中の学習で、①FARの3ヵ月目に「終わりが見えない」で止まりかけ、②FARの受験前に「まだ仕上がっていない」で先延ばししかけ、③就活の時期にAUDの学習が3週間止まった。それぞれ「論点数の可視化」「予備校のカウンセリングで受験日を確定」「1日10問の最低ライン」で戻った。

ここからは、筆者の実体験です。

場面①:FARの3ヵ月目、「終わりが見えない」で止まりかけた

大学3年の冬、FARの学習を始めて3ヵ月目に、論点が増え続けて「これはいつ終わるのか」と感じる時期がありました。

リース・年金・税効果と進むうちに、最初の頃に学んだ棚卸資産や固定資産の論点を忘れていることに気づき、「積み上がっていない」感覚で手が止まりました。

効いたのは、予備校のカリキュラムで論点の総数を数えて「今◯/◯」を紙に書いたことです。

終わりが見えると、残りの量が「多い」から「あと◯個」に変わり、手が動きました。

同時に、週1回の「復習枠」を固定し、前週の論点を10問解き直すことで、忘れる不安を抑えました。

場面②:FARの受験前、「まだ仕上がっていない」で先延ばししかけた

FARの受験日を仮置きした1ヵ月前、模試の点数が合格ラインぎりぎりで、「もう1ヵ月延ばしたい」と思いました。

このとき、予備校のカウンセリングで相談し、「延ばすなら1ヵ月だけ、その受験日は確定」という条件で先延ばしを1回に限定しました。

結果、1ヵ月後の模試で合格ラインを超え、本番で1回で合格しました。

「仕上がるまで待つ」と決めていたら、おそらく半年は延びていたと思います。

場面③:就活の時期、AUDの学習が3週間止まった

大学4年の春、就職活動でAUDの学習が3週間ほど止まりました。

このとき効いたのは、「1日10問だけ解く」という最低ラインを、止まる前に決めていたことです。

面接の移動中にスマホで10問解くだけの日が続きましたが、「ゼロの日」がなかったので、就活が一段落した後に元のペースへ戻すのに1週間もかかりませんでした。

BIG4監査法人で、繁忙期に完全に止めて戻れなかった同僚を見るたびに、この「ゼロにしない」ルールの効果を再認識しました。

在学中の学習全体は「大学生のUSCPA|在学中合格のリアルと就活での使い方」で書いています。

挫折を防ぐために学習開始時に決めておく4つのルール

学習を始める時点で、①4科目の受験月を仮置きする
②「日本語で理解→英語で演習→日本語で復習」の型を固定する
③止まった時の最低ライン(1日10問)を決める
④不合格時は翌日に次の受験日を決める、の4つをルール化しておくと、7つの挫折ポイントの大半に事前に手を打てる。

7つのポイントへの対策を、学習開始時の4つのルールにまとめます。

ルール 内容 防げる挫折ポイント
①受験月の仮置き 1科目目を受ける前に4科目の受験月を決め、模試の日程を逆算する ③受験前の先延ばし、⑥中だるみ、⑦期限プレッシャー
②学習の型の固定 日本語で理解→英語で演習→間違いを日本語で復習。週1回の復習枠を固定 ①最初の1ヵ月、②FARの中盤
③最低ラインの設定 止まりそうな時期の前に「1日10問だけ」と決め、再開日をカレンダーに入れる ⑤繁忙期・生活の変化
④不合格時の手順 点数を見た翌日に次の受験日を決め、弱点領域だけを2週間で潰す ④不合格の直後

この4つは、能力や英語力とは関係なく、誰でも最初に決められることです。

USCPAの勉強が「難しい」の大半は、この4つが決まっていないことから来ています。

勉強時間の配分は「USCPA合格に必要な勉強時間と効率的な勉強法|科目別の目安」で、モチベーション維持は「モチベーション維持法」で扱っています。

「難しい」を設計に変える最初の一歩

USCPAの勉強が難しいのは事実ですが、難しさは特定のタイミングに集中していて、事前に手を打てるものです。

筆者は3回止まりかけましたが、いずれも「可視化」「受験日の確定」「最低ライン」という設計で戻れました。

そして、そのうち2回で効いたのは、予備校のカウンセリングで第三者に「今の状態で受験日をどうするか」を相談できたことでした。

一人で「難しい」と抱えるより、合格者の設計と自分の状況を照らして、止まった時の戻り方まで先に決めてください。

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まず資料で学習の流れを見たい方はアビタスの無料資料請求から。予備校のサポート体制を比較したい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、向き不向きを先に確認したい方は「USCPAに向いてる人・向いていない人|7つの判断軸で自己診断」をどうぞ。

よくある質問(FAQ)

Q1.
USCPAの勉強で一番難しいのはどこですか?

タイミングで言えば「最初の1ヵ月」と「FARの中盤」、科目で言えばFARです。

最初の1ヵ月は英語と会計の壁が同時に来て学習の型がなく、FARの中盤は範囲の広さで終わりが見えなくなります。

対策は、日本語で理解してから英語の問題に進む順番を固定することと、論点数を数えて進捗を可視化することです。

FARを越えると、残りの科目は同じ型で進められるため、難しさは大きく下がります。

Q2.
途中で挫折する人はどのくらいいますか?

正確な統計はありませんが、筆者がBIG4監査法人で見た限り、学習を始めた人のうち全科目合格まで到達する人は半数程度でした。

挫折の多くは、繁忙期に完全に学習を止めて戻れなかったケースと、1科目目の受験を先延ばしし続けたケースです。

能力や英語力の差より、「止まった後の戻り方」と「受験日を先に決めていたか」で分かれていました。

Q3.
不合格になったらどうすればいいですか?

点数を見た翌日に、次の受験日(1〜2ヵ月後)を決めてください。

スコアレポートには領域ごとの相対的な強弱(Stronger・Comparable・Weaker)が示されるので、Weakerの領域だけを2週間で集中的に潰し、全範囲をやり直さないのがポイントです。

USCPAは科目ごとの合格率が42〜78%で、4科目ストレート合格は約2割とされるため、1科目落とすのは統計的に普通のことです。

再受験の費用は約12万円なので、次は模試で合格ラインを確認してから受けてください。

Q4.
仕事が忙しくて勉強が止まりそうです。どうすればいいですか?

止まる前に「1日10問だけ解く」という最低ラインを決め、再開日をカレンダーに入れてください。

繁忙期に完全に止めると再開のハードルが上がり、戻れなくなる人が多いです。

通勤中にスマホで問題を10問解くだけでも「ゼロの日」を作らなければ、繁忙期明けに元のペースへ戻すのに1週間もかかりません。

社会人の学習設計は「社会人が働きながらUSCPAに合格する方法|時間術と18ヵ月計画」で詳しく解説しています。

Q5.
2科目合格した後、やる気が下がっています。普通ですか?

よくあることです。

2科目合格で「もう大丈夫」と安心し、残りを「こなすもの」と感じてペースが落ちる中だるみは、多くの受験生が経験します。

対策は、残り2科目の受験日をその場で確定させることです。

科目合格の有効期限は1科目目の合格日から起算されるため、「予定より遅れている」という客観的なサインを作ると、ペースを戻しやすくなります。

Q6.
「仕上がってから受ける」のはダメですか?

「仕上がった感覚」を待つと、受験は際限なく延びます。

判断基準は感覚ではなく、模試で合格ライン(75点相当)の手応えがあるかどうかにしてください。

筆者もFARの受験前に先延ばししかけましたが、予備校のカウンセリングで「延ばすなら1ヵ月だけ、その日は確定」と条件を付けて1回に限定し、結果1回で合格しました。

先延ばしは「1回だけ・期限つき」がルールです。

Q7.
挫折しないために、始める前に何を決めておくべきですか?

4つです。

①4科目の受験月を仮置きする、②「日本語で理解→英語で演習→日本語で復習」の型を固定する、③止まった時の最低ライン(1日10問)を決める、④不合格時は翌日に次の受験日を決める。

いずれも能力や英語力と関係なく、学習開始時に誰でも決められます。

USCPAの勉強が「難しい」の大半は、この4つが決まっていないことから起きています。

まとめ:USCPAの「難しい」はタイミングの問題、設計で乗り越えられる

この記事の要点を再掲します。

  • USCPAの勉強が難しいのは、①最初の1ヵ月 ②FARの中盤
    ③1科目目の受験前 ④不合格の直後 ⑤繁忙期 ⑥3科目目の中だるみ
    ⑦最終科目の期限
    の7つのタイミング
  • ①〜③は学習の型(日本語で理解→英語で演習・論点の可視化・模試で判断)で乗り越える
  • ④⑤は止まった後の戻り方(翌日に受験日を決める・1日10問の最低ライン)で乗り越える
  • ⑥⑦は終盤の設計(4科目の受験月を最初に仮置き・最終科目は期限の3ヵ月前)で防ぐ
  • 筆者は在学中に3回止まりかけ、可視化・受験日の確定・最低ラインで戻った
  • 学習開始時に4つのルールを決めておけば、7つの挫折ポイントの大半に事前に手を打てる

「難しい」と感じるのは、あなたの能力の問題ではなく、その時期に来る壁の性質を知らないだけです。

7つのポイントを地図として持ち、止まった時の戻り方まで決めてから、学習を始めてください。

USCPAおすすめスクール
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PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
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