この記事でわかること
- 大学生がUSCPAを取る3つのアドバンテージ(学習時間・在学中出願・新卒市場)と、社会人との決定的な違い
- 学年別(1〜2年・3年・4年)の始め方と、在学中に出願できる州の条件
- 会計単位ゼロの経済学部3年生だった筆者が、在学中に全科目合格するまでの月次タイムライン
- 新卒就活でUSCPAがどう見られたか、科目合格の段階で何を伝えたか(監査法人・コンサル・事業会社の選考の実際)
- 在学中合格の落とし穴5つ(単位試験の学期・卒業要件・卒論・アルバイト・「合格が目的化」)と、学習前に決めること
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「大学生のうちにUSCPAを取ると就活で有利らしいけど、本当に在学中に合格できるのか」と、予備校の広告を見ながら半信半疑になっていませんか。
結論から言うと、大学生は、USCPAを取るうえで最も条件がよい立場です。
学習時間を確保しやすく、在学中に出願できる州があり、新卒市場では「合格済み」「学習中」がそのままポテンシャル評価になります。
筆者は経済学部の3年生の秋、会計単位ゼロの状態からアビタスで学習を始め、4年生の冬に全科目合格し、新卒でBIG4監査法人に入りました。
この記事は、その在学中合格の全工程を月次で振り返り、就活で何が起きたか、どこでつまずいたかを、予備校の合格体験記では書かれない部分まで含めて書きます。
大学生がUSCPAを取る3つのアドバンテージとは?
大学生のアドバンテージは、①社会人の2〜3倍の学習時間を確保できる、②在学中に出願・受験できる州がある、③新卒市場では「学習中」「科目合格」がポテンシャル評価になる、の3つ。社会人が1.5〜2年かける学習を、大学生は1〜1.5年で終えられる。
社会人と比べたときの大学生の位置づけを整理します。
| 項目 | 大学生 | 社会人 |
|---|---|---|
| 週の学習時間 | 30〜40時間確保できる(授業の合間+長期休暇) | 15〜20時間が上限 |
| 合格までの期間 | 1〜1.5年 | 1.5〜2年 |
| 受験資格 | 在学中に出願できる州がある(アラスカ・ニューヨーク・グアム) | 学位あり。会計単位の追加が中心 |
| 資格の使い道 | 新卒就活でポテンシャル評価。「学習中」でも効く | 転職市場では実務経験との組み合わせが前提 |
| 費用 | 学生割引の対象。ただし教育訓練給付金は使えない(雇用保険未加入) | 給付金・補助金が使える |
| 最大のリスク | 卒業要件・卒論との両立、合格が目的化して就活が疎かになる | 繁忙期の中断・撤退 |
筆者が在学中合格を「最強のカード」と言うのは、②③の組み合わせによります。
社会人の場合、USCPAは「実務経験と組み合わせて初めて効く」資格ですが、新卒市場では実務経験がないのが前提なので、USCPAの学習・合格そのものが、学習継続力と専門性への意欲の証明として扱われます。
大学生のうちに取ると効く理由は「20代でUSCPAを取るメリットと戦略|前半・後半で違う勝ち方」で年代別に整理し、就活での効き方は「USCPAで新卒就活は有利になる?業界別の評価とESの書き方」で詳しく解説しています。
予備校選びは、大学生の場合「学生割引の有無」「在学中出願のサポート」「単位取得プログラムの取りやすさ」が軸になるので、「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で確認しておいてください。
大学生は、説明会で「自分の学部・学年・取得単位なら、いつ出願できて、いつ合格できるか」を聞くと、就活の時期と受験計画が結びつきます。アビタスの無料説明会には大学生向けの回があり、筆者もそこで自分の計画が固まりました。
学年別|大学生はいつから始めるべきか
始めるなら3年生の春〜秋がベスト。1〜2年生は履修で会計・ビジネス単位を先に取り、3年生で学習開始、4年生で在学中出願→全科目合格→新卒入社が理想の流れ。4年生から始めても社会人1年目での合格は十分現実的。
学年ごとに「やるべきこと」が変わります。
| 学年 | やること | 出願の可否 | 就活との関係 |
|---|---|---|---|
| 1〜2年生 | 大学の履修で簿記・会計学・経済学・経営学・統計学を多めに取る。USCPAの学習開始は早すぎない | 総取得単位が少なく出願はまだ。ニューヨーク(120単位)・モンタナ(48単位)を視野に単位を積む | 就活はまだ先。USCPAの存在を知り、会計系の科目を履修しておくだけで3年生からの学習が速くなる |
| 3年生 | 学習開始のベストタイミング。春〜秋に予備校に入り、FARから始める | 単位認定試験で会計単位を取り、4年生の出願に備える | 3年冬〜4年春のインターン・本選考で「USCPA学習中・FAR受験予定」と書ける |
| 4年生 | 在学中出願→受験→全科目合格を目指す | アラスカ(卒業までの不足単位18以内+会計15単位、4年生後半から)、ニューヨーク(120単位+会計4科目)、グアム(見込み受験) | 秋採用・冬採用で「科目合格」として選考。内定後、入社前に全科目合格 |
| 4年生後半〜卒業後 | 卒業後も継続。社会人1年目での合格も現実的 | 卒業後は学位があるのでアラスカに即出願可 | 入社後は「学習中」として上司に伝え、繁忙期を避けて受験 |
筆者は3年生の秋に始めましたが、いま振り返ると3年生の春に始めていれば、3年生のうちにFARに合格でき、就活の本選考でより強い状態で臨めたと思います。
1〜2年生の方は、USCPAの学習を始める必要はまだありません。
代わりに、大学の履修で会計・経済・経営系の科目を多めに取っておくと、3年生で学習を始めたときの単位取得が楽になります(判定の傾向は「USCPAの会計単位・ビジネス単位が足りない時の対策|最短の揃え方」参照)。
在学中に出願できる州の条件は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」で詳しく解説しています。
会計単位ゼロの3年生が在学中に全科目合格するまで|筆者の月次タイムライン
筆者は3年生の9月に説明会に参加し、10月に学習開始。11月末までに単位認定試験で会計15単位を取得し、4年生の春に学歴評価・出願、7月にFAR、9月にAUD、11月にREG、翌年1月にBARに合格した。学習時間は3年生の後期が週25〜30時間、4年生が週30〜40時間、合計で約1,300時間。
ここからは筆者の実体験を、月ごとに振り返ります。
3年生9月〜10月:説明会から学習開始まで
きっかけは、就活を意識し始めた3年生の夏に「英語×何か専門性」がほしいと思ったことです。
経済学部でしたが履修は経済理論が中心で、簿記も会計学も取っていませんでした。
9月にアビタスの大学生向け説明会に成績証明書を持って参加し、「会計単位0、アラスカ出願なら15単位を追加すれば在学中に出願できる」と診断されました。
このとき、ワシントンに直接出すなら40単位以上足りないと言われ、在学中に受けるならアラスカ一択であることが分かり、州選びの迷いは消えています。
10月に入会し、英文会計入門(CEEAK)から始めました。
3年生10月〜11月:単位認定試験で15単位
FARの講義を進めながら、対応する会計科目の単位認定試験を5科目受け、11月末までに15単位を取得しました。
試験は自宅PCで60分・30問、合格ラインは50%で、講義内容を理解していれば落ちる試験ではありません。
ただ、5科目目を11月末ギリギリに受けたため、学期末(8〜11月期)の締めと成績証明書の発行時期が重なり、出願書類に間に合うかで冷や汗をかきました(この失敗談は「USCPAの会計単位・ビジネス単位が足りない時の対策|最短の揃え方」で詳しく書いています)。
3年生12月〜4年生3月:FARの学習と、学歴評価の申請
単位を取り終えてからは、FARの講義1周と4択演習に集中しました。
学習時間は、授業の合間と夜で週25〜30時間。冬休みと春休みは1日6〜7時間を確保しています。
並行して、12月に学歴評価(Credential Evaluation)を申請しました。
大学の英文成績証明書と、単位認定試験の成績証明書を評価機関に送る手続きで、予備校の出願サポートを使いましたが、書類の不備で1回差し戻され、結果が出たのは3月でした。
学歴評価は2〜3ヵ月かかる前提で、早めに出すのがこの時期の教訓です。
4年生4月〜7月:出願、NTS取得、FAR受験
4年生になり、卒業要件の残りが18単位以内になった時点でアラスカに出願しました。
出願からNTS(受験票)の発行まで約1ヵ月、その間にFARの4択を3周し、TBSの演習に入っています。
7月に東京のテストセンターでFARを受験。
結果は合格でしたが、TBSで時間が足りず、最後の問題は空欄でした。
「4択の知識があればTBSは解ける」は本当ですが、時間配分は模試で体に入れておかないと本番で崩れます。
4年生8月〜11月:AUD、REG、そして就活
夏休みはAUDに集中し、9月に合格。
この時点で、監査法人の秋採用の選考に「FAR・AUD合格、REG受験予定」として応募しました(就活の詳細は次章)。
REGは税法の暗記量が多く、就活と並行した10〜11月は週30時間の学習が精一杯でしたが、11月に合格。
4年生12月〜翌年1月:内定、BAR合格
12月に監査法人の内定をもらい、残るBAR(選択科目)を冬休みに詰めて、1月に合格。
在学中の全科目合格は、学習開始から約15ヵ月、学習時間は記録を合計すると約1,300時間でした。
2月にライセンス用の追加単位(総取得単位150まで)を単位認定試験で積み、3月に卒業、4月にBIG4監査法人に入所しています。
タイムラインを1表にまとめると
| 時期 | 学習 | 出願・就活 |
|---|---|---|
| 3年9月 | 説明会、単位診断 | 出願州をアラスカに決定 |
| 3年10〜11月 | 英文会計入門→FAR開始、単位認定試験5科目 | 会計15単位取得 |
| 3年12月〜4年3月 | FAR講義1周、4択演習(週25〜30時間) | 学歴評価申請(12月)→結果(3月) |
| 4年4〜7月 | FAR仕上げ、7月FAR合格 | 4月出願、5月NTS取得 |
| 4年8〜9月 | AUD、9月AUD合格 | 監査法人の秋採用に応募 |
| 4年10〜11月 | REG、11月REG合格 | 選考(面接3回) |
| 4年12月〜1月 | BAR、1月BAR合格(全科目合格) | 12月内定 |
| 4年2〜3月 | ライセンス用の追加単位取得 | 卒業 |
新卒就活でUSCPAはどう見られた?科目合格で何を伝えたか
筆者は監査法人の秋採用に「FAR・AUD合格、REG受験予定」で応募し、面接ではUSCPAの学習内容より「なぜ学生のうちに始めたか」「監査で何をしたいか」を聞かれた。USCPAは書類を通す材料になり、面接では動機の一貫性が決め手になった。コンサル・事業会社のインターン選考でも「学習中」の記載で会話の入口が作れた。
就活での実際を、正直に書きます。
書類選考:USCPAは「通す材料」になった
監査法人の秋採用では、エントリーシートに「USCPA
FAR・AUD合格、REG受験予定(11月)」と書きました。
書類は通り、面接で最初に聞かれたのは「なぜ大学生のうちにUSCPAを始めたのか」です。
筆者は「英語と専門性の両方を持って社会に出たかった。会計は全業種で使える専門性で、USCPAなら英語も同時に証明できる」と答えています。
USCPAの学習内容(FARの論点など)を聞かれることは、3回の面接で一度もありませんでした。
見られていたのは、資格の中身ではなく、「学生のうちに1,000時間の学習を続けた動機と継続力」でした。
面接:「監査で何をしたいか」に答えられるか
2回目以降の面接では、「監査法人で何をしたいか」「なぜ事業会社の経理ではなく監査か」を繰り返し聞かれました。
USCPAを持っていても、ここに答えられないと落ちます。
筆者は「複数の会社の会計を短期間で見られるのは監査法人だけ。20代のうちにそれを積みたい」と答え、これが決め手だったと後で採用担当から聞きました。
USCPAは扉を開ける鍵で、面接は扉の向こうで何をするかを聞く場です。
コンサル・事業会社の選考では
3年生の冬に受けたコンサルと事業会社のインターン選考では、「USCPA学習中(FAR受験予定)」の記載で、面接官から「なぜ会計?」と聞かれ、会話の入口ができました。
コンサルの面接官には「会計の資格を取って、なぜコンサル?」と突っ込まれたので、「財務を読める前提でビジネスを見たい」と答えていますが、監査法人ほど資格が効いた感覚はありません。
USCPAが最も直接効くのは監査法人と経理職で、コンサル・事業会社の総合職では「会話の入口」程度というのが筆者の実感です。
就活でのUSCPAの効き方の全体像は「USCPAで新卒就活は有利になる?業界別の評価とESの書き方」で、監査法人以外の進路は「20代でUSCPAを取るメリットと戦略|前半・後半で違う勝ち方」で整理しています。
在学中合格の落とし穴5つ|筆者がつまずいた・見たもの
落とし穴は、①単位認定試験の学期末と証明書発行のズレ、②在学中出願の「卒業までの不足単位」要件、③卒論・ゼミとの衝突、④アルバイトで学習時間が消える、⑤合格が目的化して就活が疎かになる、の5つ。①②③は筆者自身がつまずき、④⑤は周りの学生に見た。
①単位認定試験の学期末と、成績証明書の発行時期
筆者が最も冷や汗をかいた落とし穴です。
単位認定試験は学期制で、合格しても成績証明書に載るのは学期終了後。
学期末ギリギリに受けると、出願書類に間に合わない可能性があります。
必要科目は学期末の1ヵ月前までに終える計画にしてください。
②在学中出願の「卒業までの不足単位18以内」
アラスカの在学中出願は、卒業要件に対して不足が18単位以内であることが条件です。
筆者は3年生までに卒業単位の大半を取っていたので4年生の春に出せましたが、4年生で20単位以上残っている場合は出願時期が後ろにずれます。
3年生のうちに卒業要件を前倒しで取っておくことが、在学中出願の前提です。
③卒論・ゼミとの衝突
4年生の秋は、REGの学習・就活・卒論が同時に来ました。
筆者はゼミの教授に「USCPAの受験が11月にある」と早めに伝え、卒論の中間報告の時期を調整してもらっています。
伝えなければ、REGか卒論のどちらかが崩れていたと思います。
④アルバイトで学習時間が消える
筆者の周りで在学中合格を目指して撤退した学生の多くは、アルバイトのシフトで学習時間が消えていました。
USCPAの学習期間中は、アルバイトを週2日以下に絞るか、受講料を先に貯めてから学習期間はアルバイトを減らす、という設計が必要です。
費用は学生割引で下がりますが、教育訓練給付金は使えないので、親と相談して先に確保しておくのが現実的です(費用の全体像は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」参照)。
⑤合格が目的化して、就活が疎かになる
「全科目合格してから就活する」と考えて、就活のタイミングを逃す学生もいました。
USCPAは科目合格の段階で就活に使えます。
合格を待たず、科目合格で選考に出るのが、在学中の正しい使い方です。
在学中の学習時間の作り方は「USCPA合格に必要な勉強時間と効率的な勉強法|科目別の目安」も参考にしてください。
大学生が学習を始める前に決める5つのこと
①学年から逆算した出願州と受験計画、②卒業要件を3年生までに前倒しで取る、③受講料の確保(学生割引+親との相談)とアルバイトの調整、④就活での使い方(監査法人・経理なら直接効く、それ以外は会話の入口)、⑤ゼミ・卒論との調整。この5つを3年生の春に固めると、在学中合格と就活の両方が成立する。
| 決めること | 具体的なアクション |
|---|---|
| ①出願州と受験計画 | 説明会で成績証明書を診断してもらい、「4年生の○月に出願、○月にFAR」と月次で決める。会計単位ゼロならアラスカ |
| ②卒業要件の前倒し | 3年生までに卒業単位の大半を取り、4年生の不足を18以内にする |
| ③費用とアルバイト | 学生割引を確認し、受講料+受験料を親と相談して確保。学習期間はアルバイトを週2日以下に |
| ④就活での使い方 | 監査法人・経理職なら「科目合格」で秋採用に応募。コンサル・事業会社は「学習中」を会話の入口に |
| ⑤ゼミ・卒論の調整 | 受験月を教授に早めに伝え、中間報告・提出時期と衝突しないよう調整 |
この5つは、自分の学部・学年・取得単位を前提に説明会で聞くと、その場で骨格が固まります。
筆者の在学中合格は、3年生9月の説明会で「アラスカに15単位で出せる」と分かった瞬間に、ほぼ決まりました。
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よくある質問(FAQ)
Q1.
大学生でも本当に在学中にUSCPAに合格できますか?
できます。
筆者は経済学部の3年生の10月に会計単位ゼロから学習を始め、4年生の1月に全科目合格しました(学習期間約15ヵ月、約1,300時間)。
大学生は週25〜40時間の学習時間を確保でき、在学中に出願できる州(アラスカ・ニューヨーク・グアム)があるため、社会人より短期間で合格できる条件が揃っています。
3年生の春〜秋に始めるのがベストで、4年生から始めても社会人1年目での合格は現実的です。
Q2.
会計を学んだことがない学部でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
筆者は経済学部でしたが簿記も会計学も履修しておらず、予備校の英文会計入門から始めました。
学部は問われず、必要な会計単位は予備校の単位認定試験で取得できます。
会計単位ゼロの4年制大学生がアラスカに出願する場合、追加で必要なのは会計15単位(5科目)だけで、筆者は約2ヵ月で取得しました。
Q3.
在学中に出願できる州はどこですか?
アラスカ・ニューヨーク・グアムの3州が主な候補です。
アラスカは卒業までの不足単位が18以内+会計15単位で4年生の後半から、ニューヨークは総取得単位120+会計指定4科目で学位なしでも、グアムは見込み受験制度で先に受験できます。
筆者はアラスカで4年生の4月に出願しました。
出願州の詳細は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」を参照してください。
Q4.
就活でUSCPAはどのくらい評価されますか?
監査法人と経理職では直接効き、コンサル・事業会社の総合職では会話の入口になります。
筆者は監査法人の秋採用に「FAR・AUD合格、REG受験予定」で応募して書類が通り、面接では資格の中身より「なぜ学生のうちに始めたか」「監査で何をしたいか」を聞かれました。
USCPAは書類を通す材料で、面接では動機の一貫性が決め手です。
全科目合格を待たず、科目合格の段階で選考に出るのが在学中の正しい使い方です。
Q5.
費用はどのくらいかかりますか?学生でも払えますか?
予備校の受講料に受験料・出願費用を足した総額になり、学生割引の対象になる予備校が多いです。
教育訓練給付金は雇用保険の加入が要件のため学生は使えません。
筆者は親と相談して受講料を確保し、学習期間中はアルバイトを減らしました。
各校の学生割引と最新料金は公式サイトで確認し、「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」で総額の内訳を把握してください。
Q6.
卒論や就活と両立できますか?
両立できますが、調整が必要です。
筆者の4年生の秋は、REGの学習・就活・卒論が同時に来ました。
ゼミの教授に受験月を早めに伝えて卒論の中間報告の時期を調整してもらい、就活は科目合格の段階で監査法人の秋採用に応募しています。
3年生までに卒業要件を前倒しで取っておくと、4年生の負担が大きく減ります。
Q7.
在学中に合格できなかった場合はどうなりますか?
問題ありません。
USCPAは科目合格制で、合格した科目は一定期間有効なので、卒業後に社会人として残りの科目を受けられます。
卒業すれば学位があるためアラスカに即出願でき、社会人1年目での全科目合格も一般的です。
「在学中に全科目」にこだわるより、「科目合格で就活に使い、残りは入社後に取る」設計の方が、就活と学習の両方が守れます。
まとめ:大学生のUSCPAは「3年生で始め、科目合格で就活し、在学中に取り切る」
この記事の要点を再掲します。
- 大学生のアドバンテージは学習時間・在学中出願・新卒市場でのポテンシャル評価の3つ
- 始めるなら3年生の春〜秋。1〜2年生は履修で会計・ビジネス単位を先に、4年生からでも社会人1年目合格は現実的
- 筆者は3年9月説明会→10月開始→11月に15単位→4年4月出願→7月FAR→9月AUD→11月REG→翌1月BAR。約15ヵ月・約1,300時間
- 就活では監査法人・経理に直接効き、コンサル・事業会社は会話の入口。科目合格で秋採用に応募し、面接は動機の一貫性が決め手
- 落とし穴は単位試験の学期末・不足単位18以内・卒論との衝突・アルバイト・合格の目的化
- 学習前に出願州と受験計画・卒業要件の前倒し・費用とアルバイト・就活での使い方・ゼミの調整の5点を決める
筆者の在学中合格は、才能でも運でもなく、3年生9月の説明会で「アラスカに15単位で出せる」と分かった瞬間に決まった計画の産物です。
大学生のうちにUSCPAを取りたいなら、まず成績証明書を持って、自分がいつ出願できるかを数字で確かめてください。
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