この記事でわかること
- REGの試験構成(4時間・MC72問=36問×2・TBS8問=2/3/3・配点50:50)と、3つの必須科目で唯一「TBSが8問」である時間配分の前提
- 標準モデル(MC90分・TBS140分・予備10分)と、テストレット別・問題別の目安時間
- REGで時間を失う4つの場面(税務計算の総合問題・basis(税務簿価)の連鎖計算・ビジネス法の長文・リサーチ問題)と対策
- 「ビジネス法で時間を作り、税務計算に回す」というREG特有の解く順番と、捨てる判断
- 3科目目のREGで初めてチェックポイントをボードに書き、予備を12分残して終えた筆者の本番と、その後の科目に引き継いだ型
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月29日
「REGはTBSが8問もあって終わらない」「個人所得税の総合計算で1問に30分かかる」という方に向けた記事です。
結論から言うと、REGの時間配分は「MC2テストレットで90分(1問約1.25分)、TBS3テストレットで140分、予備10分」が標準モデルで、TBSが8問と3科目で最も多いため、MCのビジネス法・倫理の問題を1分以内で処理して税務計算に時間を回すのが鍵です。
REGは「覚えた分だけ点になる」暗記寄りの科目ですが、TBSは税務申告の総合計算(個人・法人・パートナーシップ)で計算量が多く、1問に固執すると残りが終わりません。
筆者は3科目目のREGで、FAR・AUDの2回の時間配分の失敗を踏まえて、初めてチェックポイントをボードに書いてから始め、予備を12分残して終えました。
この記事では、AICPAの公表する試験構成を一次情報として、標準モデルとチェックポイント、時間を失う4つの場面と対策、REG特有の解く順番を、筆者の本番と合わせて解説します。
REGの出題範囲は「USCPAのREGとは|出題範囲・配点・難易度を合格者が解説」、勉強法は「USCPA REGの勉強時間と勉強法|250時間の学習ログ公開」で扱っているので、本記事は「本番4時間の使い方」に絞ります。
REGの試験構成|3科目で唯一「TBSが8問」
REGは4時間(240分)で、MC72問(36問×2テストレット)とTBS8問(2問・3問・3問の3テストレット)を解く。配点はMC50%・TBS50%で、テストレット3の終了後に試験時間に含まれない15分の休憩がある。TBSがFAR・AUD(7問)より1問多く、1問あたりの時間は17〜18分と短いため、「1問に固執しない」ことが他科目以上に重要になる。
まず試験構成を、他の必須科目と比べて整理します。
| 科目 | MC問題数 | TBS問題数 | 配点(MC:TBS) | MC1問の目安 | TBS1問の目安 | 時間配分の特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| REG | 72問(36×2) | 8問(2/3/3) | 50:50 | 約1.25分 | 約17.5分 | TBSが最多。ビジネス法のMCで時間を作り、税務計算に回す |
| FAR | 50問(25×2) | 7問(2/3/2) | 50:50 | 約1.8分 | 約20分 | MCが少なくTBSが重い |
| AUD | 78問(39×2) | 7問(2/3/2) | 50:50 | 約1.3分 | 約18分 | MCが多く問題文が長い |
出典:AICPA「Uniform CPA Examination
Blueprints」(2026年版)、UWorld・Becker(2026年8月29日確認)
REGの時間配分の前提として、押さえておくことが4つあります。
- MC72問のうち12問、TBS8問のうち1問はプレテスト(採点外)。どれかは分からない
- MCの難易度は固定(2024年以降、適応型は廃止)
- 15分の休憩はテストレット3の後で、試験時間外。それ以外の休憩は試験時間を消費する
- TBSは部分点があり、不正解の減点はない。税務計算の途中の値でも入力すれば部分点の可能性がある
REGの出題範囲は、配点の約7割が連邦税法(個人所得税・事業体の税・資産取引の税)、約2割がビジネス法、約1割が倫理と税務手続きで、MCではビジネス法・倫理が速く解け、TBSは税務計算に集中するという構造です。
科目別の問題数と配点の比較は「USCPA試験の形式と流れ」、FAR・AUDの配分は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」「USCPA AUDの時間配分|MC・TBSの目安と時間切れ対策」で解説しています。
REGの標準モデル|MC90分・TBS140分・予備10分
REGの標準的な時間配分は、テストレット1・2(MC36問ずつ)に各45分(1問約1.25分)、テストレット3(TBS2問)に35分、テストレット4(TBS3問)に55分、テストレット5(TBS3問)に50分、予備10分の合計240分。MCはビジネス法・倫理を1分以内、税務計算を1.5〜2分で処理し、TBSは1問17分で切る。
標準モデル
| テストレット | 問題 | 目安時間 | 1問あたり | 終了時の経過時間 | 終了時の残り時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | MC36問 | 45分 | 約1.25分 | 45分 | 195分 |
| 2 | MC36問 | 45分 | 約1.25分 | 90分 | 150分 |
| (休憩) | − | 15分(時間外) | − | − | − |
| 3 | TBS2問 | 35分 | 約17.5分 | 125分 | 115分 |
| 4 | TBS3問 | 55分 | 約18分 | 180分 | 60分 |
| 5 | TBS3問 | 50分 | 約17分 | 230分 | 10分 |
| 予備 | − | 10分 | − | 240分 | 0分 |
MC1問1.25分は「ビジネス法・倫理は1分、税務計算は1.5〜2分」の平均です。
REGのMCは、ビジネス法(契約・代理・担保・倒産・事業体)と倫理・税務手続きが「知っているか知らないか」で即答でき、税務計算(控除額・basis・課税所得)が計算に時間がかかる、という構造です。
ビジネス法の問題で1問30秒で処理できれば、税務計算に2分ずつ使っても45分に収まります。
TBSは8問なので1問17〜18分で、FAR(20分)より短く切る必要があります。
MCが速い人・TBSが遅い人の調整モデル
| モデル | 向く人 | MC(1+2) | TBS(3+4+5) | 予備 |
|---|---|---|---|---|
| 標準 | 初受験・暗記が固まっている人 | 90分 | 140分 | 10分 |
| MC短縮型 | 模試でMC36問を38分以内に終えられる人 | 80分 | 150分 | 10分 |
| TBS重視型 | 前回TBSで時間切れになった人、税務の総合計算が苦手な人 | 85分 | 150分 | 5分 |
税務の総合計算(個人所得税の申告書形式・法人税の課税所得の算定)が苦手な人は、TBS重視型でMCを85分で切ってください。
REGのTBSは「申告書の各行を埋める」形式が多く、慣れていないと1問25分を超えます。
模試での時間配分の練習は「模試の使い方と本番シミュレーション」で解説しています。
残り時間のチェックポイントと遅れたときの取り戻し方
テストレット終了時の残り時間が、1終了で195分以上、2終了で150分以上、3終了で115分以上、4終了で60分以上ならモデルどおり。それより少ない場合は、次のテストレットで「税務計算のMCは概算で仮回答」「TBSは1問17分で切る」「申告書形式は埋められる行から」で取り戻す。
本番で見るのは「残り時間」です。
チェックポイント表
| タイミング | 残り時間の目安 | この残り時間を下回ったら |
|---|---|---|
| テストレット1終了 | 195分以上 | テストレット2で、税務計算のMCは「一度計算して合う選択肢がなければ最も近い値」。ビジネス法は30秒で即決 |
| テストレット2終了 | 150分以上 | 休憩は取る(時間外)。TBSを「設問を先に全部読み、埋められる行から」埋める方針に切り替える |
| テストレット3終了 | 115分以上 | テストレット4の3問を「1問17分で切る」と決め、17分経ったら次の問題へ |
| テストレット4終了 | 60分以上 | テストレット5の3問を「先に全体を見て、得意論点・埋めやすい問題から」着手 |
| 残り10分 | − | 未着手の設問をすべて仮入力(空欄を残さない)。数値は概算でも入れる |
遅れたときの取り戻し方
| 遅れの段階 | やること |
|---|---|
| MCで5分遅れ | テストレット2で、ビジネス法・倫理の問題を30秒で即決。税務計算の検算をやめる |
| MCで15分以上遅れ | TBSに入る前に「TBS重視型」に切り替える。テストレット3を30分、4を50分、5を50分で切る |
| TBSで1問に22分以上 | その問題の残りの行を仮入力して次へ。申告書形式の1問に固執すると残り2問を落とす |
| 残り20分でTBS2問未着手 | 2問とも「設問を全部読んで、埋められる行から入力」。所得の分類(課税/非課税)だけでも埋める |
REGの取り戻しの原則は「ビジネス法で稼いだ時間を税務計算に回す」「TBSは17分で切る」の2つです。
REGで時間を失う4つの場面と対策
REGで時間を失うのは、①個人所得税・法人税の総合計算のTBSで申告書の全行を順番に埋めようとする
②basis(税務簿価)の連鎖計算(取得→調整→譲渡損益→繰越)で途中の値を見失う
③ビジネス法の長文事例で全文を精読する
④リサーチ問題(内国歳入法典の条文検索)で条文を探し回る、の4場面。対策は「埋められる行から」「basisは表で追う」「設問文→選択肢→本文」「5分で見切る」である。
| 場面 | 何が起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| ① 総合計算のTBS(個人所得税・法人税) | 申告書形式で総所得→調整→AGI→控除→課税所得→税額と全行を順に埋めようとし、途中の1項目(例:医療費控除のAGI制限)で止まる | 埋められる行から入力。行は独立して採点されることが多く、順番に解く必要はない。分からない項目は空欄にせず概算を入れて次の行へ |
| ② basisの連鎖計算 | 資産の取得basis→減価償却の調整→譲渡損益→Section 1231/1245/1250の区分→繰越、と段階が多く、途中の値を見失う |
basisは表で追う。「取得basis/調整/調整後basis/譲渡価額/損益/区分」の6列の表をボードに書き、段階ごとに値を記録する |
| ③ ビジネス法の長文事例 | 契約・代理・倒産の事例が5〜8行あり、全文を読んでから選択肢を見る | 設問文→選択肢→本文の順。「誰が誰に対して責任を負うか」の設問文を先に読み、本文は登場人物と行為だけ拾う |
| ④ リサーチ問題(IRC) | 内国歳入法典(Internal Revenue Code)から該当条文を探し、条文番号が分からず10分以上 |
5分で見切る。主要な条文番号(§61総所得、§162事業経費、§179即時償却、§351法人設立、§1231事業用資産、§1245/1250減価償却の取戻し等)を事前に覚え、推定で入力して次へ |
REGのMCの選択肢の作られ方
REGの税務計算のMCは、正解1つと「制限・上限を忘れた値」「分類を間違えた値」で構成されます。
| 誤りの選択肢の型 | 例 |
|---|---|
| AGI制限・上限を忘れた値 | 医療費控除でAGIの7.5%の足切りを引き忘れた額、慈善寄付の上限(AGIの60%等)を超えた額 |
| 分類の誤り | 資本損失の控除上限(年3,000ドル)を無視した額、Section 1231の損益を通常所得として扱った額 |
| 段階の誤り | 減価償却の取戻し(1245)を計算せず、全額をキャピタルゲインとした額 |
| 期間・按分の誤り | 年の途中の取得で減価償却の半年慣行(half-year convention)を適用しなかった額 |
計算して選択肢にない値が出たときは、「制限・上限・分類のどれを忘れたか」を確認すると、1分以内で修正できます。
REGの頻出論点の型は「REG個人所得税(Individual)の攻略」、MCの解き方は「MC(4択問題)の解き方と時間配分」で解説しています。
解く順番と捨てる判断|REGの解答戦略
REGの解答戦略は、①MCはテストレット内でビジネス法・倫理・税務手続きの「知識問題」を先に解き、税務計算を後回しにする
②TBSはテストレットに入ったら全問の設問を先に読み、得意論点(ビジネス法の事例・倫理のDRS)から着手して税務の総合計算を後にする
③総合計算は1問17分で切り、埋められる行だけ入力する
④リサーチ問題は最後に回し5分で見切る、の4つで構成する。
MCの解く順番
| 順 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | テストレットの36問を「知識問題(ビジネス法・倫理・税務手続き・税務の定義)」と「計算問題(控除額・basis・課税所得)」に分け、知識問題から解く | 知識問題は30秒〜1分で処理でき、先に確実な点を積める |
| 2 | 計算問題を解く。検算は1回まで。制限・上限・分類のチェックを忘れない | 計算問題に2分ずつ使っても、知識問題で作った時間で収まる |
| 3 | テストレット提出前に、迷ってマークした問題だけ1回見直す | 見直しは残り時間がある場合のみ |
TBSの解く順番
| 順 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | テストレットに入ったら、全問の設問(何を答えるか)を2分で読む | 「どの問題が総合計算か」「どの問題がビジネス法・倫理の事例か」を先に把握する |
| 2 | ビジネス法・倫理の事例問題、単一論点の税務問題(basisの計算等)から着手 | 短時間で確実に部分点を積む |
| 3 | 総合計算(個人・法人・パートナーシップの申告書形式)は1問17分で切る | 17分で埋められた行の部分点を確保し、残りは仮入力 |
| 4 | リサーチ問題は最後に回し、5分で見切る | 見つからなければ推定の条文番号を入力 |
捨てる判断の基準
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| MCの税務計算で、制限・上限を確認しても選択肢にない | 最も近い値を選んで進む(MCに部分点はない) |
| TBSの総合計算で、17分使って行の半分が未入力 | 残りの行を「分かるところまで」入力して次へ。合計行は概算 |
| TBSでパートナーシップ・S法人の複雑な配分(特別配分・basisの制限)が出た | 基本の配分(持分割合)だけで埋め、特別配分は無視して概算を入力 |
| 残り10分でTBS1問未着手 | 設問を全部読み、選択式(課税/非課税、控除可/不可)→数値の概算の順に埋める |
「捨てる」は「空欄にする」ではなく「時間をかけずに埋める」です。
REGのTBSは、所得の分類(課税/非課税)や控除の可否など選択式の設問が多く、数値が分からなくても選択式だけで部分点が取れます。
TBSの型は「TBS(総合問題)の解き方」で解説しています。
3科目目のREGで、初めてチェックポイントをボードに書いた筆者の本番
筆者は1科目目のFARで連結のTBSに30分、2科目目のAUDでMCの全文精読とDRSの資料読みで時間切れになった失敗を踏まえ、3科目目のREGでは試験開始直後にテストレット別の残り時間(195・150・115・60分)と「17分で切る」をボードに書いてから始めた。結果、MC85分・TBS143分で予備を12分残して終え、以降の科目でも同じ型を使った。
ここからは筆者の実体験です。
本番の時間経過
| テストレット | 使った時間 | 終了時の残り時間 | 何が起きたか |
|---|---|---|---|
| 開始前 | − | 240分 | ボードに「195/150/115/60」「TBS17分」「制限・上限・分類」を書いた |
| 1(MC36問) | 43分 | 197分 | ビジネス法・倫理を先に解き(約12問を10分)、税務計算に残りを使った |
| 2(MC36問) | 42分 | 155分 | 同じ順番。basisの問題で1問3分かけたが、ビジネス法で稼いだ分で吸収 |
| 休憩 | 15分(時間外) | − | 取った。AUDの反省で「問題のことは考えない」を実行 |
| 3(TBS2問) | 33分 | 122分 | ビジネス法の事例(担保権の優先順位)を先に12分、個人所得税の単一論点(資本損益)を21分 |
| 4(TBS3問) | 55分 | 67分 | 法人税の総合計算(課税所得の算定)に17分で切り、埋められなかった2行は概算。パートナーシップのbasis計算に20分、倫理のDRSに18分 |
| 5(TBS3問) | 55分 | 12分 | 個人所得税の総合計算に17分で切り、S法人の配分に18分、リサーチ問題は「§1231」の推定で5分。予備12分で全問の未入力欄を確認し、空欄を3ヵ所埋めた |
3科目目で変えたこと
| FAR・AUDでの失敗 | REGで変えたこと | 効果 |
|---|---|---|
| チェックポイントを頭で覚えていた | 開始直後にボードに残り時間の目安を書いた | テストレット終了ごとに「予定より速いか遅いか」が一目で分かった |
| 1問に固執した(連結30分・DRS30分) | 「17分で切る」をボードに書き、17分経ったら次へ | 総合計算2問で切り、残りの問題に時間が残った |
| 空欄を残した | 残り10分で未入力欄を確認するルール | 予備12分で空欄3ヵ所を埋めた |
| 休憩中に問題を考えた | 問題のことは考えない | テストレット4以降の集中力が違った |
REGで初めて「時間配分は、本番で考えるものではなく、開始前にボードに書いておくもの」だと分かりました。
この型は4科目目でもそのまま使い、時間切れはありませんでした。
FAR・AUDの失敗は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」「USCPA AUDの時間配分|MC・TBSの目安と時間切れ対策」で書いています。
時間切れ前の3分で部分点を最大化する
残り3分になったら、未着手・途中の設問をすべて「仮入力」で埋める。REGのTBSは選択式(課税/非課税・控除可/不可・所得の区分)が多く、数値が分からなくても選択式だけで部分点が取れる。数値は概算でも入力し、リサーチ問題は推定の条文番号を入れる。
| 設問の型 | 残り3分でやること |
|---|---|
| 所得・控除の分類(選択式) | 課税/非課税、控除可/不可、通常所得/キャピタルゲインを最も可能性の高いもので選ぶ |
| 申告書形式の数値入力 | 分かる行だけ埋める。合計行は概算で入力 |
| basisの計算 | 途中の値(調整後basisだけでも)を入力 |
| 事業体の配分(パートナーシップ・S法人) | 持分割合で単純に配分した値を入力 |
| リサーチ問題 | 論点に対応する条文番号(§61・§162・§1231等)を推定で入力 |
「空欄」だけは避けてください。
不正解でも減点はなく、TBSは設問ごとの部分点があります。
試験当日の持ち物や流れは「USCPA試験当日の流れ|受付から退出までを筆者の時系列で解説」、直前期の準備は「USCPA試験直前1週間の過ごし方」で解説しています。
REGの時間配分は「ビジネス法で稼ぎ、TBSは17分で切る」
REGの時間配分は、MC90分・TBS140分・予備10分の標準モデルを軸に、税務の総合計算が苦手な人はMCを85分で切るTBS重視型に調整します。
REG特有の戦略は、MCのビジネス法・倫理を30秒〜1分で処理して税務計算に時間を回すことと、8問あるTBSを1問17分で切ることの2つです。
時間を失う場面は、総合計算の全行を順に埋めようとすること、basisの連鎖計算で値を見失うこと、ビジネス法の長文の精読、リサーチ問題の4つで、「埋められる行から」「basisは表で追う」「設問文から読む」「5分で見切る」で解消できます。
そして、チェックポイントは本番で考えるものではなく、開始前にボードに書いておくものです。
REGの模試で本番形式の時間配分を練習したい方は、アビタスの無料資料請求でREGの模試とTBS対策教材の構成を取り寄せておくと、この記事のモデルとルールを模試のスケジュールに落とし込めます。
よくある質問(FAQ)
Q1.
REGの時間配分の目安は何分ですか?
MC2テストレット(36問ずつ)に各45分の合計90分、TBS3テストレット(2問・3問・3問)に35分・55分・50分の合計140分、予備10分の240分が標準モデルです。
MC1問あたり約1.25分(ビジネス法・倫理は1分、税務計算は1.5〜2分)、TBS1問あたり17〜18分が目安です。
TBSが8問と3科目で最も多いので、FAR(1問20分)より短く切る必要があります。
Q2.
REGのTBSが8問もあって終わりません。
1問17分で切るルールを作ってください。
REGのTBSは、個人所得税・法人税・パートナーシップの総合計算(申告書形式)が計算量が多く、全行を順番に埋めようとすると1問25分を超えます。
行は独立して採点されることが多いので、埋められる行から入力し、17分経ったら残りを概算で埋めて次へ進んでください。
ビジネス法・倫理の事例問題を先に解いて時間を稼ぐのも有効です。
Q3.
MCでビジネス法と税務計算のどちらから解くべきですか?
ビジネス法・倫理・税務手続きの知識問題から解いてください。
これらは「知っているか知らないか」で30秒〜1分で処理でき、先に確実な点を積めます。
税務計算(控除額・basis・課税所得)は1.5〜2分かかるので後回しにし、知識問題で作った時間を回します。
テストレット内では問題を行き来できるので、この順番は実行できます。
Q4.
税務計算のMCで選択肢にない値が出ます。
「制限・上限・分類のどれを忘れたか」を確認してください。
REGの誤りの選択肢は、AGI制限や控除の上限を忘れた値、資本損失の年3,000ドルの上限を無視した値、減価償却の取戻し(Section
1245)を計算しなかった値、半年慣行を適用しなかった値などで作られています。
検算より速く、1分以内で修正できます。
2回目で合わなければ、最も近い値を選んで進んでください。
Q5.
basisの計算で途中の値を見失います。
「取得basis/調整/調整後basis/譲渡価額/損益/区分」の6列の表をボードに書き、段階ごとに値を記録してください。
REGのbasisの問題は、取得→減価償却の調整→譲渡損益→Section
1231/1245/1250の区分→繰越と段階が多く、頭の中で追うと見失います。
表に書けば、TBSで途中の値を入力する設問にもそのまま対応できます。
Q6.
リサーチ問題の条文番号はどう探せばいいですか?
主要な条文番号を事前に覚え、5分で見切ってください。
§61(総所得)、§162(事業経費)、§179(即時償却)、§351(法人設立時の非課税)、§1231(事業用資産の損益)、§1245/§1250(減価償却の取戻し)、§1031(同種資産の交換)など、頻出の条文番号を覚えておくと検索が速くなります。
見つからなければ推定の番号を入力して次へ進み、他のTBSの部分点を優先してください。
Q7.
時間配分は本番前にどう練習すればいいですか?
模試で同じ配分を3回再現し、チェックポイントを開始前にボードに書く練習をしてください。
筆者は3科目目のREGで初めてボードに「195/150/115/60」「TBS17分」を書いてから始め、予備を12分残して終えました。
本番と同じ4時間で、テストレット終了時の残り時間をメモし、チェックポイントと比べます。
3回とも「17分で切る」を守って予備10分を残せれば、本番でも再現できます。
まとめ:REGの時間配分はMC90分・TBS140分、「ビジネス法で稼ぎ・17分で切る」
この記事の要点を再掲します。
- REGは4時間・MC72問(36×2)・TBS8問(2/3/3)・配点50:50。TBSが3科目で最も多く、1問17〜18分で切る
- 標準モデルはMC各45分(1問1.25分)・TBS35分/55分/50分・予備10分。総合計算が苦手な人はMCを85分で切るTBS重視型
- チェックポイントはテストレット終了時の残り時間195分・150分・115分・60分。下回ったら「ビジネス法を30秒で即決」「17分で切る」で取り戻す
- 時間を失う場面は総合計算の全行を順に埋める・basisの連鎖計算・ビジネス法の長文精読・リサーチ問題。対策は「埋められる行から」「basisは6列の表で追う」「設問文→選択肢→本文」「5分で見切る」
- 解答戦略はMCは知識問題を先に・TBSはビジネス法と単一論点を先に・総合計算は17分で切る・リサーチは最後
- 筆者は3科目目のREGで初めてチェックポイントをボードに書き、予備12分で空欄3ヵ所を埋めた。時間配分は本番で考えず、開始前に書いておく
- 残り3分で未着手をすべて仮入力。選択式(課税/非課税・控除可/不可)だけでも部分点が取れる
REGの4時間は、8問のTBSで消えていきます。
ビジネス法で稼いだ時間を税務計算に回し、TBSは17分で切り、チェックポイントを開始前にボードに書く——この3つを本番の手順にしてください。
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