この記事でわかること
- NTS(Notice to
Schedule)とは何か、出願からNTSが発行されるまでの期間と、初回・再受験での違い - NTSに書かれている項目(Exam Section ID・Launch
Code・有効期限)と、プロメトリック予約・試験当日での使い方 - 有効期限は多くの州で発行日から6ヵ月(カリフォルニア・バージニアは長い)、期限切れになると受験料は戻らず再出願になるルール
- NTSが届かない・氏名が違う・PDFをなくした時の対処法と、CPA
Portalからの再印刷(Reprint)の手順 - NTSの有効期限から逆算して受験日を決める考え方と、4科目を受けた筆者の実際の運用
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月29日
「USCPAのNTSとは何か」「出願してからどれくらいで届くのか」「有効期限が切れたらどうなるのか」「なくした場合は再発行できるのか」と調べている方に向けた記事です。
結論から言うと、NTS(Notice to
Schedule)とは、NASBAが発行するUSCPA試験の受験許可証で、これがないとプロメトリックで受験日を予約できず、試験当日も入室できません。発行日から6ヵ月が有効期限(多くの州)で、期限内に受験しないと受験料は戻らず再出願になります。
筆者は4科目分のNTSをすべてNASBAのCPA
PortalからPDFで取得・印刷し、有効期限から逆算して受験日を置く運用で、期限切れを一度も起こさずに合格しました。
この記事では、NASBA公式の受験者向け案内(CPA
Portalページ・州別の受験者情報PDF)と州会計委員会の規則を一次情報として、NTSの仕組み、発行期間、有効期限、再印刷、トラブル対処を整理し、筆者の運用で解説します。
出願全体の流れは「USCPA出願の全手順6ステップ|学歴評価からNTS・受験まで」、CPA
Portalの使い方は「NASBAの使い方|USCPA出願アカウント作成からログインまで」で扱っているので、本記事は「NTS」に絞ります。
NTSとは?USCPA試験の受験許可証で「予約」と「入室」に必要
NTS(Notice to
Schedule)とは、出願州の受験資格審査を通過し受験料の支払いが確認された受験者に対して、NASBAが科目ごとに発行する受験許可証である。NTSに記載されたExam
Section
IDを使ってプロメトリックで受験日を予約し、試験当日はNTSと身分証明書2点の提示が入室の条件になる。
NTSの位置づけを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行者 | NASBA(CPA Examination Services) |
| 発行の条件 | 出願州が受験資格を承認し、受験料の支払いが確認されたとき |
| 発行の単位 | 出願した科目ごと(1回の出願で複数科目を含めると、1通のNTSに複数科目が載る) |
| 使う場面 | ①プロメトリックでの受験日予約 ②試験当日の入室 |
| 受け取り方 | 発行通知メールが届き、NASBAのCPA Portalで表示・印刷(PDF) |
| 有効期限 | 発行日から6ヵ月(多くの州)。1科目につき「1回の受験」または「期限」のどちらか早い方で失効 |
出典:NASBA公式「CPA
Portal」ページ、NASBA「再受験者向け案内(ニューヨーク州)」PDF、イリノイ州会計委員会「Notice
to Schedule & Scheduling」。2026年8月29日確認。
NTSは「受験票」と訳されることが多いですが、日本の資格試験の受験票と違い、受験日が決まる前に発行され、これを使って自分で受験日を予約するという順番です。
NTSに書かれている項目
NTSはA4で1〜2枚のPDFで、次の項目が記載されています。
| 項目 | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 氏名(Candidate Name) | 出願時に登録した氏名 | 試験当日、身分証明書と完全一致が必要 |
| Jurisdiction Candidate ID | 州の受験者ID | CPA Portalの紐付け、問い合わせ |
| National Candidate ID | 全国受験者ID | 問い合わせ |
| 科目(Section) | FAR・AUD・REG・BAR・ISC・TCPのどれか | 予約時に科目を確認 |
| Exam Section ID | 科目ごとの受験ID | プロメトリックの予約画面で入力 |
| Launch Code | 試験開始時に入力するコード | 試験当日、PC画面で入力 |
| 発行日(Issue Date)と有効期限(Expiration Date) | 有効期間の開始と終了 | 受験日の逆算 |
| 出願州(Jurisdiction) | ワシントン州、アラスカ州など | スコアの通知先 |
プロメトリックの予約に必要なのはExam Section
IDと姓の最初の4文字、試験当日に必要なのはNTS本体とLaunch
Codeで、NTSがないとどちらも進みません。
予約の手順は「USCPAのプロメトリック予約手順|画面ごとの入力と注意点」で解説しています。
NTSはいつ届く?出願から発行までの期間
NTSの発行までの期間は、初回出願では出願州の受験資格審査を含めて2〜6週間、2科目目以降の再受験出願では支払い確認後1〜5営業日が目安である。発行されると「cbtnts@nasba.org」から通知メールが届き、CPA
Portalで表示できる。再受験出願から5営業日を過ぎてもメールが来なければ、NASBAに問い合わせる。
出願の種類別に整理します。
| 出願の種類 | 何が行われるか | NTS発行までの目安 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 初回出願(First-time) | 学歴評価レポートの照合、受験資格の審査、受験料の確認 | 2〜6週間(州の審査期間による) | 州会計委員会の案内・筆者の経験 |
| 再受験出願(Re-exam) | 受験料の確認のみ | 1〜5営業日 | NASBA再受験者向け案内(5営業日以内に届かなければ連絡)、イリノイ州(1〜3営業日) |
| 受験資格を満たしていない | 不足単位の連絡が来る | 発行されない | ― |
出典:NASBA「再受験者向け案内(ニューヨーク州)」PDF、イリノイ州会計委員会「Notice
to Schedule & Scheduling」。2026年8月29日確認。
初回出願だけ時間がかかるのは、州が学歴評価レポートと出願内容を照合して受験資格を判定する工程があるためです。
2科目目以降は受験料の支払い確認だけなので、支払い後数日でNTSが届き、すぐに予約できます。
筆者の場合、アラスカ州への初回出願は受験料の支払いから約3週間でNTSが届き、2〜4科目目は支払いの2〜3営業日後に届きました。
発行通知メールが届かない時の確認順
| 確認順 | 確認すること | 対処 |
|---|---|---|
| 1 | 迷惑メールフォルダ | cbtnts@nasba.orgからのメールが分類されていないか確認 |
| 2 | CPA Portalに直接ログイン | メールが来なくてもNTSが表示されていることがある |
| 3 | 出願の状態(Application Status) | 「処理中」なら州の審査待ち。「不備」なら内容を確認 |
| 4 | 受験料の支払い状況 | 支払いが完了していないとNTSは発行されない |
| 5 | NASBAへ問い合わせ | cpaexam@nasba.orgまたは国際電話615-880-4250。再受験なら5営業日、初回なら6週間を過ぎたら |
メールを待つより、CPA
Portalを直接見に行く方が早いことが多く、筆者も4科目中2科目はメールより先にCPA
Portalで発行を確認しました。
NTSの有効期限は?6ヵ月ルールと期限切れの扱い
NTSの有効期限は、多くの州で発行日から6ヵ月で、日本人の主な出願先(ワシントン・アラスカ・グアム・モンタナ・ニューヨーク)はいずれも6ヵ月である。カリフォルニア州とバージニア州はより長い期間を設定している。期限内に受験しないとNTSは失効し、受験料は返金・繰越されず、再出願と再支払いが必要になる。
有効期限のルールを整理します。
| ルール | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 有効期間 | 発行日から6ヵ月(多くの州)。NTSに終了日が印字される | NASBA受験者向け案内、ミズーリ州規則20 CSR 2010-2.150 |
| 例外の州 | カリフォルニア州・バージニア州は6ヵ月より長い(NASBAの2024年5月の料金改定文書で「2州が長い期間を選択」と記載。具体的な月数は州公式で要確認) | NASBA「2025年受験料改定」文書 |
| 失効の条件 | 「1回の受験」または「期限到来」のどちらか早い方。受験すると、合否にかかわらずその科目のNTSは使い終わる | NASBA再受験者向け案内 |
| 期限切れ後 | 予約変更・返金・繰越はできず、再出願と受験料の再支払いが必要 | 同上、ミズーリ州規則 |
| 期限内に受験できる回数 | 1科目1回。同じ科目を期限内に2回受けることはできない | 同上 |
出典:NASBA「再受験者向け案内(ニューヨーク州)」PDF、ミズーリ州規則20
CSR 2010-2.150、NASBA「Implementing Candidate Fee
Changes」(2024年5月29日)。2026年8月29日確認。
期限切れのコストは受験料そのもので、1科目あたりの受験料(2025年改定後の目安で約260ドル、詳細は「USCPA受験料の内訳と値上げ動向|日本受験は1科目約12万円」)と日本で受ける場合の国際受験料が丸ごと無駄になります。
受験料の値上げ後は、受験料を払った時期によっては旧料金のNTSが期限切れになり、再出願で新料金を払うことになるため、値上げ前に出願したNTSは特に期限を守る価値があります。
「6ヵ月」の数え方と受験日の置き方
有効期限の6ヵ月は「発行日」から数えるため、出願日でも支払日でもありません。
| 場面 | 例 | 有効期限 |
|---|---|---|
| 9月1日に発行 | 3月1日が期限 | 2月中に受験日を置く |
| 発行後すぐに予約 | 9月1日発行→10月15日受験 | 受験で失効(残り期間は使えない) |
| 予約後に不合格 | 10月15日受験→11月末スコア通知 | 同じ科目は再出願→新しいNTSで受け直す |
受験日は期限の2〜4週間前に置くと、体調不良や会場の都合で日程を変えた場合に期限内で組み直せます。
期限ぎりぎりに置くと、変更先の空き日程がなく期限切れになる事故が起きます。
日程変更の手数料は「USCPAの日程変更・キャンセル手数料まとめ|期限と手順を解説」、予約が取れない場合は「プロメトリック予約が取れない時の対処法」で解説しています。
NTSの再発行・再印刷はどうする?CPA
Portalからの手順
NTSはCPA
Portalにログインすれば有効期限内は何度でも表示・印刷(Reprint)でき、「再発行」の手続きは不要である。PDFをなくしても、印刷し忘れても、期限内であればCPA
Portalの「NTS」から再取得できる。ただし期限切れのNTSは再印刷できず、再出願が必要になる。
再印刷の手順と、それでも解決しない場合の対処をまとめます。
| 状況 | 対処 | 手続きの要否 |
|---|---|---|
| PDFをなくした・印刷し忘れた | CPA Portalにログイン→ホームの「NTS」または「Reprint NTS」→PDFを開いて印刷 |
手続き不要 |
| 氏名の表記が身分証明書と違う | 出願先(NASBA CPAESまたは州会計委員会)に連絡して修正。試験当日までに修正済みのNTSを取得 |
要連絡(cpaexam@nasba.org) |
| 科目が間違っている | 出願内容の誤り。出願先に連絡 | 要連絡 |
| 有効期限が切れた | 再印刷不可。CPA Portalで再出願し、受験料を再度支払う | 再出願 |
| CPA Portalにログインできない | Okta Verifyの再設定、パスワードリセット。解決しなければNASBAへ | 状況による |
出典:NASBA公式「CPA
Portal」ページ(「NTSはスケジュール時に印刷して保存する。試験当日にプロメトリック会場でNTSを表示・印刷できる保証はない」)、アイダホ州会計委員会「Reprint
NTS」案内。2026年8月29日確認。
NASBA公式が「試験当日に会場で印刷できる保証はない」と明記しているので、NTSは発行されたその日に印刷し、PDFもスマホとクラウドの両方に保存しておくのが基本です。
氏名の表記は最も重要な確認項目
プロメトリックでは、NTSの氏名と身分証明書(パスポート)の氏名が完全に一致していないと入室できません。
| 確認項目 | よくあるずれ | 対処 |
|---|---|---|
| 姓と名の順序 | 出願時に「名 姓」で登録し、パスポートは「姓 名」 | 出願先に修正を依頼 |
| ミドルネーム | パスポートにはあり、出願時に省略 | 同上 |
| ローマ字表記 | 「OU」と「O」、「ITIRO」と「ICHIRO」など | パスポートの表記に合わせて修正 |
| 旧姓 | 結婚後にパスポートを更新し、出願時の姓と異なる | 改姓の証明書を添えて出願先に連絡 |
NTSが届いたら、最初にやるのは印刷ではなく、氏名とパスポートの照合です。
試験当日の持ち物と身分証明書の要件は「USCPA当日の持ち物リスト|パスポート・NTS・確認書・貸出品」で解説しています。
筆者はNTSをどう運用したか?4科目で期限切れゼロの逆算法
筆者は4科目とも「NTS発行日→期限の1ヵ月前を受験の最終ラインにする→その2〜3週間前に受験日を予約する」という逆算で運用し、期限切れを一度も起こさなかった。また、出願は科目ごとに「模試で合格点が見えた時点」で行い、NTSの6ヵ月を学習の締め切りとして使った。
出願のタイミングを「学習の締め切り」に使った
NTSは発行から6ヵ月で切れるため、出願を早くしすぎると学習が間に合わず、遅すぎると受験できる時期が延びます。
筆者は次の基準で出願しました。
| 科目 | 出願したタイミング | NTS発行 | 受験日 | 発行から受験までの期間 |
|---|---|---|---|---|
| FAR(1科目目・初回出願) | 単位認定試験が終わり、MC問題集を1周した時点 | 支払いから約3週間 | 発行の約3ヵ月後 | 3ヵ月 |
| 2科目目 | 前の科目の受験直後 | 支払いから2営業日 | 発行の約4ヵ月後 | 4ヵ月 |
| 3科目目 | 同上 | 支払いから3営業日 | 発行の約3ヵ月後(就活と重なり延びた) | 3ヵ月 |
| 4科目目 | 同上 | 支払いから2営業日 | 発行の約3ヵ月半後 | 3.5ヵ月 |
2科目目以降は、前の科目を受け終えた当日に次の科目を出願することで、発行を待つ空白をなくし、6ヵ月を丸ごと学習期間として使いました。
3科目目は就職活動と重なって受験日を1ヵ月後ろに動かしましたが、期限の1ヵ月前を最終ラインにしていたので、期限内に収まりました。
筆者の全科目のスケジュールは「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で公開しています。
NTSの保管と当日の持ち出し
| やったこと | 理由 |
|---|---|
| 発行日にPDFを保存し、A4で2部印刷 | 会場で印刷できない前提。1部は封筒、1部は自宅の予備 |
| 印刷したNTSとパスポートを同じ封筒に入れ、受験日まで机の引き出しに固定 | 当日の朝に探さないため |
| スマホとクラウドにもPDFを保存 | 封筒を忘れた時の最終手段(印刷は会場で保証されないため、あくまで予備) |
| 氏名の照合を発行日に実施 | 修正が必要なら早いほど安全 |
4科目とも同じ封筒を使い回したので、「NTSどこだっけ」となったことは一度もありません。
試験当日の流れは「USCPA試験当日の流れ|受付から退出までを筆者の時系列で解説」で解説しています。
NTSの管理を含む受験手続きは誰に相談するか?
NTSに関する手続き(発行の確認・再印刷・氏名修正・再出願)はNASBAのCPA
Portalと問い合わせ窓口で完結し、予備校が代行するものではない。ただし「いつ出願するか」「有効期限から逆算してどこに受験日を置くか」の判断は、受講生向けの手続き相談やスケジュール相談で答えが早く見つかる。
NTSまわりで自分で行うことと、相談先を整理します。
| 場面 | 自分で行うこと | 相談先 |
|---|---|---|
| NTSが届かない | CPA Portalの確認、迷惑メール確認 | NASBA(cpaexam@nasba.org) |
| 氏名が違う | 出願先に修正依頼(英語) | NASBA、または予備校の手続き相談で文面を確認 |
| 期限切れが近い | 予約変更、または再出願の判断 | 予備校のスケジュール相談 |
| 出願のタイミング | 模試・問題集の進捗から判断 | 予備校の学習相談 |
各予備校の手続きサポートの範囲は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で比較しています。
出願から受験までの手続きを日本語の手順書で確認しておきたい方は、アビタスの資料請求で案内される受験手続きサポートの内容(出願・NTS・予約の手順書、相談窓口)を見ておくと、NTSの期限管理を含めた受験計画を立てやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1.
NTSはいつまでに届かないと問い合わせるべきですか?
再受験(2科目目以降)の出願なら、支払いから5営業日を過ぎてもメールが届かない場合です。
NASBAの再受験者向け案内は「5営業日以内にNTSが届かなければcpaexam@nasba.orgに連絡する」と明記しています。
初回出願は州の審査があるため、2〜6週間かかることがあり、CPA
Portalの出願状況が「処理中」なら待ちます。
どちらの場合も、まずCPA
Portalに直接ログインしてNTSが表示されていないかを確認してください。
Q2.
NTSの有効期限は延長できますか?
原則としてできません。
ミズーリ州規則やNASBAの案内では、期限内に受験しなかった場合は予約変更・返金・繰越のいずれもできず、再出願と受験料の再支払いが必要とされています。
災害や重病など特別な事情がある場合は、出願州の会計委員会に個別に相談する余地はありますが、認められる保証はありません。
期限の1ヵ月前を受験の最終ラインにして、余裕を持って受験日を置くのが唯一の対策です。
Q3.
NTSをなくしました。再発行はできますか?
有効期限内であれば、CPA
Portalにログインして「NTS」から何度でも再表示・再印刷できます。
「再発行」という手続きは不要で、手数料もかかりません。
有効期限が切れたNTSは再印刷できず、再出願が必要です。
NASBA公式は試験当日に会場で印刷できる保証はないとしているので、発行日に印刷とPDF保存を済ませておいてください。
Q4.
1通のNTSに複数科目を含めた方が得ですか?
出願料の観点では、1回の出願で複数科目を申し込むと出願料(Registration
Fee)が1回分で済み、科目ごとに出願するより安くなります。
ただし、すべての科目に同じ6ヵ月の期限がかかるため、6ヵ月以内に全科目を受け切れないと、受験しなかった科目の受験料は無駄になります。
筆者は1科目ずつ出願し、6ヵ月を1科目の学習期間として使いました。
複数科目を同時に出願するのは、6ヵ月以内に2科目を受ける学習の目処が立っている場合に限るのが安全です。
2科目同時受験の是非は「USCPAの2科目同時受験はあり?なし?判断基準と組み合わせ方」で扱っています。
Q5.
受験して不合格だった場合、同じNTSで再受験できますか?
できません。
NTSは科目ごとに「1回の受験」または「有効期限」のどちらか早い方で失効するため、受験した時点でその科目のNTSは使い終わります。
再受験するには、スコア通知後にCPA
Portalで再出願し、受験料を払って新しいNTSを取得します。
再受験のルールは「USCPAの再受験|いつから受けられる?費用・手続き・合格戦略」で解説しています。
Q6.
日本で受験する場合、NTSのほかに必要な手続きはありますか?
あります。
日本やグアムなど米国本土以外の会場で受験する場合、NTSの発行後にCPA
Portalで国際受験料(International Testing
Fee)を支払わないと、プロメトリックで日本の会場を予約できません。
NTSが届いたら、国際受験料の支払い→プロメトリックで予約、の順番です。
国際受験料の金額は「USCPA受験料の内訳と値上げ動向|日本受験は1科目約12万円」で扱っています。
Q7.
NTSの氏名がパスポートと少し違います。そのまま受験できますか?
できません。
プロメトリックは、NTSと身分証明書の氏名が完全に一致していない場合、入室を拒否します。
姓名の順序、ミドルネームの有無、ローマ字のつづりのずれは、出願先(NASBA
CPAESまたは州会計委員会)に連絡して修正し、修正後のNTSを再印刷してから受験してください。
修正には数日〜数週間かかることがあるので、NTSが届いた日に照合するのが重要です。
まとめ:NTSは「届いた日に印刷と氏名照合、期限の1ヵ月前を最終ライン」
この記事の要点を再掲します。
- NTS(Notice to
Schedule)とは、NASBAが科目ごとに発行するUSCPA試験の受験許可証。プロメトリックの予約と試験当日の入室の両方に必要 - 発行までの期間は初回出願で2〜6週間、2科目目以降は支払い後1〜5営業日。届かなければメールより先にCPA
Portalを見る - 有効期限は発行日から6ヵ月(日本人の主な出願州はすべて6ヵ月)。1科目1回の受験で失効。期限切れは受験料が戻らず再出願
- 再印刷は有効期限内ならCPA
Portalから何度でも無料。「再発行」の手続きは不要。期限切れは再印刷不可 - 届いた日にやるのは印刷・PDF保存・パスポートとの氏名照合の3つ。氏名のずれは入室拒否の原因
- 筆者は前の科目を受けた当日に次を出願し、期限の1ヵ月前を受験の最終ラインにする運用で、4科目とも期限切れゼロ
NTSは受け取ってからが本番で、期限の管理次第で受験料と学習計画の両方を守れます。
NTSの発行メールが届いたら、その日のうちにCPA
PortalでPDFを開き、印刷と氏名の照合を済ませるところから始めてみてください。
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