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USCPAの学歴評価(NIES)|申請手順・所要期間・費用を解説

この記事でわかること

  • USCPAの学歴評価とは何か、なぜ日本の大学卒業者に必須なのか、NIES(NASBA国際学歴評価サービス)と他の評価機関(FACS・ERES等)の違い
  • NIESの申請手順6ステップ(アカウント作成→オンライン申請→支払い→英文証明書の厳封郵送→評価→レポート送付)と必要書類
  • 費用(標準評価250ドル・追加評価130ドル)と所要期間(書類到着後6週間)、書類の90日以内到着ルール
  • 出願州別に使える評価機関(ワシントン・アラスカ・モンタナはNIES可、グアム・ニューヨークは別ルート)
  • 大学在学中にアラスカ州へ出願した筆者の、成績証明書の取り寄せから評価完了までの実際のタイムライン

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月29日

「USCPAの学歴評価は何のためにやるのか」「NIESの申請はどう進めて、どれくらいかかるのか」「大学から何を取り寄せればいいのか」と調べている方に向けた記事です。

結論から言うと、USCPAの学歴評価とは、日本の大学の単位・学位を米国基準に読み替えて出願州に報告する手続きで、NIES(NASBA
International Evaluation
Services)を使う場合は費用250ドル・所要期間は書類が揃ってから約6週間、大学への英文証明書の依頼から数えると2〜3ヵ月を見ておく必要があります。

筆者は大学在学中にアラスカ州へ出願し、NIESで在学中の成績を評価してもらい、成績証明書の依頼から評価完了まで約9週間かかりました。

この記事では、NASBA公式のNIESページ(FAQ・料金・要件)を一次情報として、学歴評価の仕組み、申請手順、費用と期間、州別の評価機関、遅れる原因を整理し、筆者の体験で解説します。

出願全体の流れは「USCPA出願の全手順6ステップ|学歴評価からNTS・受験まで」で扱っているので、本記事は「学歴評価」の工程に絞ります。

目次 閉じる

USCPAの学歴評価とは?なぜ日本の大学卒でも必要なのか

USCPAの学歴評価(Education
Evaluation)とは、米国外の大学で取得した学位と単位を、米国の大学の学位・セメスター単位に換算し、出願州の受験資格(会計・ビジネス単位数、総単位数、学位)を満たしているかを判定して州会計委員会に報告する手続きである。日本の大学の成績証明書は州が直接読めないため、州が認めた評価機関を通す必要がある。

USCPAの受験資格は「学士号」「総単位120〜150」「会計〇単位・ビジネス〇単位」のように、米国の大学制度を前提に定められています。

日本の大学の「単位」や「学部」はそのままでは米国基準に当てはまらないため、評価機関が「この科目は会計〇セメスター単位に相当する」と翻訳するのが学歴評価です。

項目 内容
誰が必要か 米国外(日本を含む)の大学・大学院で学位や単位を取った人全員
何を評価するか 学位の米国相当(学士・修士)、総単位数、会計単位、ビジネス単位、科目ごとの分類
誰が評価するか 出願州が承認した評価機関(NIES、FACS、ERESなど)
結果はどこへ行くか 評価機関から出願州の会計委員会(またはNASBA
CPAES)へ直送。本人も自分のアカウントで確認できる
有効期限 機関・州により異なる。追加単位を取った場合は追加評価が必要

出典:NASBA公式「NASBA International Evaluation
Services」ページ、同FAQ。2026年8月29日確認。

評価結果が「会計単位が足りない」となった場合は、その不足分を予備校の提携大学の単位認定試験などで補い、追加評価を受けてから出願する流れになります。

受験資格の要件は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」、単位が足りない場合の対策は「USCPAの会計単位・ビジネス単位が足りない時の対策|最短の揃え方」で解説しています。

NIESと他の評価機関の違い

日本人が使う評価機関は主に3つで、出願州によって使える機関が決まっています。

評価機関 運営 主な対象州 特徴
NIES(NASBA International Evaluation Services) NASBA ワシントン・アラスカ・モンタナ・ニューヨーク(受験のみ)など50以上の州・地域 NASBA直営で州との連携がよい。オンライン申請、書類のアップロード可。標準250ドル
FACS(Foreign Academic Credentials Service) 民間 グアムなど グアム出願で予備校が案内することが多い
ERES(Educational Records Evaluation Service) 民間 ワシントン、カリフォルニアなど 州によりNIESと並んで承認

出典:NASBA公式「Services and
Fees」ページの対象州一覧、ipassthecpaexam.com「NIES」解説(2026年3月)。各州の承認機関は変更されるため、出願前に州会計委員会の案内で要確認。

NASBA公式は、NIESが評価できるのは公式サイトに掲載された州会計委員会向けのみで、それ以外の州には評価を出せないと明記しています。

出願州を決めてから評価機関を選ぶのが順番で、先に評価だけ受けると、州が承認していない機関だった場合にやり直しになります。

出願州の選び方は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」で解説しています。

NIESの申請手順は?アカウント作成から評価完了までの6ステップ

NIESの申請は、①大学に英文の成績証明書・卒業(在学)証明書を厳封で依頼
②NASBA公式のNIESページから「Apply Now」でNIES専用アカウントを作成
③出願州と評価の種類を選んでオンライン申請・クレジットカード払い
④パスポートのコピーをアップロードし、厳封書類をNIES宛に郵送(申請から90日以内に到着)
⑤書類到着後、約6週間で評価
⑥評価レポートが州とNIESアカウントに送付、の6ステップである。

各ステップの内容と目安期間をまとめます。

ステップ やること 目安期間 注意点
①大学へ証明書を依頼 英文成績証明書と英文卒業証明書(在学中は在学証明書)を「厳封」で発行してもらう 1〜3週間(大学による) 開封すると無効。自分用に別途1通取っておく
②NIESアカウント作成 NASBA公式NIESページ→「Apply Online」→「Apply
Now」→アカウント作成
当日 CPA PortalのアカウントとNIESのアカウントは別物
③オンライン申請・支払い 出願州、評価の種類(受験用/ライセンス用)、学歴を入力しクレジットカードで支払い 当日 申請後にNIES IDが発行される
④書類の提出 パスポートのコピーをアップロード。厳封の証明書はNIES
IDを書いたメモを同封して国際郵便で送る
郵送1〜2週間 宛先に「International Evaluation
Services」を必ず入れる。申請から90日以内に到着しないと手数料が無効
⑤評価 NIESが書類を確認し、単位を換算 書類到着後 約6週間 不備があるとメールで連絡が来て止まる
⑥レポート送付 評価レポートが出願州(またはNASBA
CPAES)へ直送。本人はNIESアカウントで閲覧
評価完了後すぐ ここから初めてCPA Portalで出願できる

出典:NASBA公式NIES FAQ(「書類が揃ってから6週間」「NIESアカウントはCPA
Portalと別」「宛先に部署名を入れないと遅延」)、アビタス公式「NIES(学歴評価)依頼方法」。2026年8月29日確認。

大学への依頼から評価完了までを通算すると、順調でも8〜10週間、大学の発行が遅い時期や書類の不備があると3〜4ヵ月になります。

ステップ①「厳封」の英文証明書を大学に依頼するときの注意

学歴評価で最も多い手戻りは、大学から取り寄せる書類の形式です。

書類 要件 よくあるミス
英文成績証明書(Official Transcript) 大学が発行し、大学の封筒に入れて封をし、封に割印やサインがある「厳封」状態 自分で開封して確認してしまう。和文で取ってしまう
英文卒業証明書(Degree Certificate) 学位名・授与日が英文で記載されたもの 「卒業見込証明書」と混同する。在学中は在学証明書で代替
パスポートのコピー 顔写真ページ。オンラインでアップロード 有効期限切れのパスポート
NIES IDのメモ 申請後に発行されるIDを書いた紙を封筒に同封 同封を忘れ、書類が本人と紐付かず放置される

NASBA公式は「公式書類は発行機関から直接、または厳封で提出されなければならない」としています。

大学によっては英文証明書の発行に2〜3週間かかり、繁忙期(3月・9月)はさらに延びるので、学歴評価は学習開始と同時に着手するのが安全です。

なお、NASBA公式FAQによると、証明書の原本は返却されず、スキャン画像は無期限に保管され、紙の原本は年4回(1・4・7・10月)に廃棄されます。

替えが利かない原本は廃棄されませんが、成績証明書は基本的に戻ってこない前提で、自分用にもう1通取っておいてください。

ステップ③
評価の種類はどれを選ぶか

NIESには複数の評価メニューがあり、目的で選びます。

評価の種類 費用 誰が使うか
受験・ライセンス用評価(International Credential Evaluation for CPA
Examination and/or Licensure)
250ドル 初めて評価を受ける人。受験とライセンスの両方の要件をレポートに記載
追加学歴評価(Additional Education Evaluation) 130ドル NIESの評価が済んだ後に、単位認定試験などで単位を追加した人
出願州変更(Change of Jurisdiction) 要確認 評価済みの人が出願州を変える場合
出願州未定評価(Undecided Jurisdiction) 標準より高い(要確認) どの州に出願できるか分からない人。NIESが適した州を提案する
翻訳サービス ページ単価(要確認) 日本語の書類しか用意できない場合。NIESは日本語の翻訳に対応

出典:NASBA公式ブログ「International Credential Evaluation for CPA
Examination and/or
Licensure」(250ドル、2026年4月更新)、NIES申請サイト(追加評価130ドル)。出願州変更・未定評価・翻訳の料金は公式「Services
and Fees」ページで要確認。

日本の予備校を使う場合は、提携大学の単位が加わるため「初回評価250ドル→単位取得後に追加評価130ドル」の2回払いになるのが典型です。

NASBA公式FAQによると、追加評価や州変更は、申請後1〜2日でNIESから専用の申請リンクがメールで届き、そこで支払う流れです。

費用と所要期間はどれくらい?遅れる原因と対策

NIESの費用は標準評価250ドル(約3万8,000円)、追加評価130ドルで、所要期間はNASBA公式FAQによると「必要書類がすべて揃ってから6週間」である。ただし大学の証明書発行と国際郵便を含めると2〜3ヵ月が現実的で、遅れる原因の大半は書類の不備と宛先ミスにある。

費用と期間を整理します。

項目 金額・期間 備考
初回評価 250ドル 1ドル=150円換算で約3万7,500円。為替で変動
追加評価 130ドル 単位追加のたびに必要
大学の証明書発行手数料 数百〜数千円 英文は和文より高い大学が多い
国際郵便(EMS等) 3,000〜5,000円 追跡できる方法で送る
合計(予備校利用で2回評価) 約6万〜7万円 受験料・出願料は別
大学の証明書発行 1〜3週間 繁忙期は延びる
郵送 1〜2週間 ―
評価 書類到着後 約6週間 NASBA公式FAQ(2025年7月更新)の数値
通算 8〜12週間 不備があると+2〜4週間

費用の全体像は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」で扱っています。

遅れる原因は「書類」に集中している

NIESの評価が止まる原因と対策を整理します。

遅れる原因 何が起きるか 対策
厳封が破れている・開封済み 無効として再提出を求められる 自分用と提出用を分けて取り寄せる
宛先に「International Evaluation Services」がない NASBA本部の別部署に届き、転送で遅れる。公式FAQが明記 宛先を公式サイトからそのまま転記する
NIES IDのメモがない 書類が誰のものか特定できず保留 封筒にIDを書いた紙を入れ、封筒の外にも記載
90日ルール超過 申請から90日以内に書類が届かないと手数料が無効 大学に依頼してからオンライン申請する順番にする
在学中で成績が確定していない 履修中科目は単位に数えられない 確定した学期末に成績証明書を取る
大学名・氏名の表記ゆれ パスポートと成績証明書で氏名の順序が違う パスポート表記に合わせるよう大学に依頼

申請の順番は「大学に証明書を依頼→届いたらオンライン申請→即郵送」が正解で、先にオンライン申請してから大学に依頼すると、90日ルールに追われることになります。

出願州によって使える評価機関は違う?州別まとめ

日本人の出願先で、NIESが使えるのはワシントン州・アラスカ州・モンタナ州で、ニューヨーク州は受験用の評価はNIESが可能だがライセンス用は州教育局が直接審査し、グアムはNIESの対象外でFACSなど別機関を使う。出願州を決めてから評価機関を選ぶのが順番である。

出願州 NIESの利用 備考
ワシントン州 可 アビタス公式もNIESを案内。ERESなど他機関も承認
アラスカ州 可 筆者の出願州。在学中の評価も受け付けた
モンタナ州 可 NIES対象州リストに掲載
ニューハンプシャー州 可 アビタス公式が案内
ニューヨーク州 受験用は可、ライセンス用は不可 NASBA公式FAQが「ニューヨーク州のライセンス評価はしない」と明記。学歴は州教育局が審査
グアム 不可 FACSなどグアム会計委員会が承認する機関を使う

出典:NASBA公式「Services and
Fees」対象州一覧、同FAQ、アビタス公式「NIES依頼方法」。2026年8月29日確認。州の承認機関は変更されるため出願前に要確認。

各州の要件は「ワシントン州のUSCPA|受験資格とライセンス要件・更新まで解説」「アラスカ州でUSCPA出願|受験資格・費用・ライセンスの注意点」「モンタナ州のUSCPA出願ガイド|学位不要の受験資格と費用」「USCPAグアム出願のメリット・デメリット|見込み受験と注意点」「ニューヨーク州のUSCPA要件|受験資格・ライセンス・改正点」で個別に解説しています。

筆者はどう申請したか?大学在学中のアラスカ州出願で9週間

筆者は大学3年の夏に在学中の成績でNIESの評価を申請し、大学の証明書依頼から評価完了まで約9週間かかった。アビタスの単位認定試験で取った単位は提携大学(米国)の成績証明書として別途送られたため、日本の大学分はNIESで1回の評価で済んだ。つまずいたのは「厳封の意味を知らず開封した」ことと「大学の発行に3週間かかった」ことだった。

成績証明書の依頼から評価完了までのタイムライン

筆者は大学3年の春に学習を始め、夏に受験資格の準備として学歴評価に着手しました。

週 やったこと 起きたこと
第1週 大学の学生課で英文成績証明書と英文在学証明書を申請 「英文は3週間かかる」と言われる。厳封を指定せずに申請
第4週 証明書を受け取り、内容確認のために開封 アビタスの手順書で「厳封が必要」と知り、再度厳封で申請。さらに3週間
第4週 NASBA公式NIESページからアカウント作成、アラスカ州・受験用評価で申請、クレジットカードで支払い NIES IDがメールで届く
第7週 厳封の証明書を受け取り、NIES IDのメモを同封してEMSで発送 追跡で1週間後に到着を確認
第8週 NIESから「書類受領」のメール 評価開始
第13週 評価完了のメール。NIESアカウントでレポートを確認 日本の大学分の会計単位が判定される

厳封の再申請で3週間を失ったので、それがなければ約9〜10週間で完了していた計算です。

当時のNIESの評価期間は公式に「8〜10週間」と案内されていたので、書類到着から5週間で完了したのは早い方でした。

現在は公式FAQで「6週間」と案内されており、当時より短くなっています。

単位認定試験の単位はどう扱われたか

アビタスの単位認定試験で取った会計単位は、提携する米国大学の成績証明書として発行され、米国内の大学の単位なのでNIESの評価対象ではなく、大学からアラスカ州(NASBA
CPAES)へ直接送られました。

単位の出所 評価機関 送付先
日本の大学の単位 NIESで評価 NIESからアラスカ州へ
アビタス提携の米国大学の単位 評価不要(米国の大学の単位) 提携大学からアラスカ州へ直送

このため筆者はNIESの評価を1回で済ませ、追加評価130ドルは払っていません。

一方で、単位認定試験の受験前に日本の大学の評価を終えておかないと、どの科目を何単位取ればいいかが確定しないので、順番は「NIESの評価→不足単位を単位認定試験で補う→出願」でした。

単位認定試験の進め方は「アビタスの単位取得・単位認定試験の難易度と進め方」で解説しています。

学歴評価は自分でやるべきか?予備校の手続きサポートとの違い

NIESの申請自体はオンラインで完結し、公式の手順どおりに進めれば自分でできる。ただし「出願州の決定→評価機関の選択→書類の厳封→単位不足の判定→単位認定試験」という一連の判断は英語の公式サイトだけでは迷いやすく、予備校の単位診断と手順書があると手戻りを防げる。予備校のサポートは「代行」ではなく「順番を間違えないための地図」である。

自分で進める場合との違いを整理します。

項目 自分で進める 予備校のサポートを使う
出願州の決定 各州の要件を英語で調べる 単位診断で出願可能な州を提示される
評価機関の選択 州の承認機関を自分で確認 州ごとの指定機関と手順書がある
書類の形式 「厳封」「宛先」「NIES ID」を公式FAQで確認 日本語の手順書とチェックリストがある
不足単位の判定 評価レポートを読んで自分で計算 単位診断と単位認定試験がセット
つまずいた時 NIESへ英語で問い合わせ(電話・メール) 受講生窓口で日本語で相談
費用 評価料のみ 講座の受講料に含まれる

筆者の「厳封を知らずに開封した」ミスは、手順書を先に読んでいれば防げたもので、手続きの順番と書類の形式を先に知ることが学歴評価では最も価値があります。

各予備校のサポートの範囲は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で比較しています。

自分の大学の単位で何が足りないかを先に知りたい方は、アビタスの資料請求で案内される無料の単位診断を受けておくと、NIESに申請する前に「どの州に出せるか」「追加で何単位必要か」の見当が付き、評価を2回受ける無駄を減らせます。

よくある質問(FAQ)

Q1.
学歴評価は日本の大学を卒業していても必要ですか?

必要です。

USCPAの受験資格は米国の大学制度(学士号・セメスター単位)を前提に定められているため、日本の大学の学位と単位は評価機関を通して米国基準に換算しなければ、州会計委員会が判定できません。

NASBA公式FAQでも、AACSB認証など国際的な認証を受けた大学の卒業生であっても評価は必要と明記されています。

米国の大学で学位を取った人だけが例外です。

Q2.
大学在学中でも学歴評価は受けられますか?

受けられます。

筆者は大学3年の夏に、在学証明書と確定済みの成績証明書でNIESの評価を受けました。

ただし、履修中の科目は単位として数えられないため、評価を受ける学期末までに会計・ビジネス科目の成績を確定させておくと、判定される単位が増えます。

卒業後に学位が確定した時点で、追加評価(130ドル)を受けて学士号を反映させる必要があります。

在学中の受験資格は「大学生のUSCPA|在学中合格のリアルと就活での使い方」で扱っています。

Q3.
評価にはどれくらいかかりますか?

NASBA公式FAQ(2025年7月更新)によると、必要書類がすべて揃ってから約6週間です。

これに大学の英文証明書の発行(1〜3週間)と国際郵便(1〜2週間)を足すと、通算で8〜12週間が目安になります。

書類の不備で差し戻されると、さらに2〜4週間延びます。

筆者は厳封の再申請を含めて約13週間、再申請がなければ9〜10週間でした。

Q4.
NIESのアカウントとCPA Portalのアカウントは同じですか?

別物です。

NASBA公式は「NIESのアカウントはCPA
Portalのアカウントとは別」と明記しています。

NIESは学歴評価の申請と結果確認、CPA
Portalは受験の出願・NTS・スコア確認に使い、それぞれ登録が必要です。

NIESの評価が完了してから、CPA Portalで出願する順番になります。

CPA
Portalの使い方は「NASBAの使い方|USCPA出願アカウント作成からログインまで」で解説しています。

Q5.
成績証明書は返してもらえますか?

原則として返却されません。

NASBA公式FAQによると、NIESは提出された公式成績証明書を保管し、スキャン画像を無期限に保存したうえで、紙の原本は年4回(1・4・7・10月)に廃棄します。

替えの利かない原本は廃棄されず、申請時に返却を希望すれば署名必須の宅配便で有料で返送されます。

成績証明書は再発行できるので、自分用にもう1通取っておく方が簡単です。

Q6.
評価の結果、会計単位が足りないと言われたらどうなりますか?

不足分の単位を取って、追加評価(130ドル)を受けてから出願します。

NASBA公式FAQは、不足単位は自国の認定された大学か米国の認定校で取得できるとし、「Resources
for Deficient Education」ページで米国の認定校を案内しています。

日本では、予備校が提携する米国大学の単位認定試験で補うのが一般的です。

追加評価は、申請後1〜2日でNIESから専用リンクがメールで届き、そこで支払う流れです。

Q7.
出願州を後から変えたい場合、評価はやり直しですか?

最初からやり直す必要はなく、「出願州変更(Change of
Jurisdiction)」の申請で済みます。

NASBA公式FAQによると、評価済みであることが確認できれば、1〜2日で変更用の申請リンクがメールで届き、支払い後に新しい州向けのレポートが作成されます。

ただし、変更先の州がNIESの対象州でない場合(グアムなど)は、その州が承認する別の機関で評価を受け直す必要があります。

料金は公式「Services and Fees」ページで確認してください。

まとめ:学歴評価は「大学に依頼→申請→即郵送」の順番と厳封がすべて

この記事の要点を再掲します。

  • USCPAの学歴評価とは、日本の大学の学位・単位を米国基準に換算し、出願州の受験資格を満たすか判定して州に報告する手続き。日本の大学卒でも全員必要
  • NIESはNASBA直営の評価機関で、ワシントン・アラスカ・モンタナは利用可、ニューヨークは受験用のみ、グアムは対象外(FACS等)。出願州を決めてから機関を選ぶ
  • 手順は6ステップ。厳封の英文証明書を大学に依頼→NIESアカウント作成→オンライン申請・支払い→NIES
    IDを同封して郵送→評価→レポート直送
  • 費用は初回250ドル・追加130ドル、期間は書類到着後約6週間(NASBA公式FAQ)。大学の発行と郵送を含めて通算8〜12週間
  • 遅れる原因は「開封」「宛先の部署名漏れ」「NIES
    IDメモなし」「90日ルール超過」の書類問題に集中
  • 筆者は在学中にアラスカ州向けで申請し、厳封を知らず開封して3週間ロス。再申請がなければ9〜10週間だった

学歴評価は勉強とは無関係の事務作業ですが、ここが遅れると受験日そのものが後ろにずれます。

学習を始めたその週に、大学の学生課へ「英文・厳封で」成績証明書を申請するところから始めてみてください。

USCPAおすすめスクール
ランキングTOP3

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アビタス

総合評価

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受講料624,800円〜
(実質10万円台)
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受講料396,000円
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PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
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