この記事でわかること
- USCPA試験の画面構成(上部のタイマーとツールバー、問題エリア、下部のナビゲーション)と、各科目のテストレット構成(MC2つ+TBS3つ、4時間)
- MC画面の操作(解答・フラグ・見直し・テストレットの提出)と、テストレットを提出すると戻れないルール
- TBS画面の操作(資料タブ・解答セル・スプレッドシート・電卓・会計基準検索(Authoritative
Literature)・分割表示・ハイライト) - 本番で焦る画面の挙動5つ(導入画面の制限時間・提出の確認・休憩画面・分割表示の戻し方・残り時間の色)と、AICPAサンプルテストで事前に確認する方法
- 1科目目でスプレッドシートを使わずに解いて時間を失い、2科目目からツールの使い分けを固定した筆者の実例
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月29日
「USCPAの試験画面はどんな構成で、どう操作するのか」「テストレットとは何で、何問ずつ出るのか」「TBSの資料や表計算はどう使うのか」と、本番の画面を事前に知っておきたい方に向けた記事です。
結論から言うと、USCPA試験の画面は「上部にタイマーとツール(電卓・スプレッドシート・会計基準検索)、中央に問題、下部に問題番号とフラグと提出ボタン」というシンプルな構成で、5つのテストレット(MC2つ・TBS3つ)を一方向に進みます。操作で迷う要素は少ないものの、テストレットを提出すると戻れない、導入画面に制限時間がある、分割表示の戻し方、の3点を知らないと本番で焦るため、AICPAの無料サンプルテストで一度触っておくのが確実です。
筆者は1科目目のFARでサンプルテストを流し見しただけで臨み、TBSのスプレッドシートを使わずにホワイトボードで集計して時間を失いました。
2科目目からはサンプルテストを本番と同じ操作で1周し、ツールの使い分けを固定しました。
この記事では、AICPAの試験案内(Exam
Booklet)とブループリント、AICPAサンプルテストの機能、受験対策校(Gleim・Think
CPA・myaccountingcourse)の画面解説、筆者の4回の受験経験を情報源として、画面構成、テストレット構成、MC・TBSの操作、焦る挙動、事前確認の方法を整理します。
当日の流れは「USCPA試験当日の流れ|受付から退出までを筆者の時系列で解説」、サンプルテストの入手は「USCPAサンプルテストの入手とやり方|AICPA無料版の活用法」で扱っているので、本記事は「画面の操作」に絞ります。
試験画面はどんな構成か?3つのエリアとツールバー
USCPA試験の画面は、①上部バー(残り時間のタイマー、科目名、電卓・スプレッドシート・会計基準検索・分割表示のツールボタン、テストレット提出ボタン)②中央の問題エリア(MCは問題文と4つの選択肢、TBSは資料タブと解答エリア)③下部のナビゲーション(問題番号の一覧、フラグ、前へ・次へ)の3つで構成される。画面内に時計以外の時間表示はなく、残り時間は上部のタイマーだけで管理する。
| エリア | 表示される内容 | 使い方 |
|---|---|---|
| 上部バー(左) | 科目名、テストレット番号、残り時間(4時間から減る) | 残り時間は科目全体。テストレットごとの時間は自分で管理 |
| 上部バー(右) | ツールボタン:電卓(Calculator)、スプレッドシート(Spreadsheet)、会計基準検索(Authoritative Literature)、分割表示(Split screen)、テストレット提出(Submit Testlet) |
クリックで別ウィンドウが開く。閉じても入力は残る |
| 中央 | MC:問題文と選択肢A〜D。TBS:上部に資料タブ(Exhibits)、下部に解答エリア | TBSの資料は複数タブで切り替える |
| 下部 | 問題番号の一覧(解答済み・未解答・フラグの表示)、フラグ(Flag for Review)、前へ・次へ |
番号をクリックで問題間を移動。テストレット内なら自由 |
出典:AICPA「CPA Exam Booklet」、Gleim「AICPA Sample Test
Updates」(ツールバーの構成)、myaccountingcourse「CPA Exam Testing
Software」(2025年1月)、筆者の受験経験。画面の細部は年により更新されるため、AICPAのサンプルテストで最新の表示を確認してください。
画面の構成は科目が変わっても同じなので、1科目目でサンプルテストを触っておけば、4科目とも同じ操作で通せます。
ツールバーの5つの機能
| ツール | 機能 | 使う場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 電卓 | 画面上の電卓。マウスとキーボードの両方で入力 | 手元の貸出電卓の予備、TBSで表を見ながら計算 | 結果を解答欄にコピーはできない |
| スプレッドシート | 表計算(Excelに似た操作、基本的な関数が使える) | TBSで複数行の集計、減価償却表・連結の調整表 | 解答セルへの自動転記はない。計算結果を手入力 |
| 会計基準検索 | FASBのコディフィケーション(FAR)、監査基準(AUD)、内国歳入法(REG)などを検索・閲覧 | リサーチ問題(該当条文を答えるTBS)、規定の確認 | 検索は英語の語句。目次から辿る方が速いことも |
| 分割表示 | 問題文と資料を左右に並べる | TBSで資料と解答セルを同時に見る | 戻し方(元の表示に戻すボタン)を事前に確認 |
| テストレット提出 | 現在のテストレットを終えて次へ | テストレット内の見直しが終わったら | 提出すると戻れない。確認画面が出る |
スプレッドシートを使うか、ホワイトボードに書くかは受験者によって分かれますが、複数行の集計はスプレッドシートの方が速く、計算間違いも減ります。
貸出電卓との使い分けは「USCPAの電卓|貸出のCASIO MW-102CLに慣れる方法」、ホワイトボードは「USCPA試験中のホワイトボード・メモ活用術|4分割で迷わない」で解説しています。
テストレット構成は?科目別の問題数と時間の目安
USCPA試験は全科目とも4時間・5つのテストレットで構成され、テストレット1・2がMC問題(4択)、テストレット3・4・5がTBS(シミュレーション問題)である。テストレット3の後に15分の規定休憩(時計が止まる)がある。MCとTBSの配点は各50%(ISCのみMC60%・TBS40%)で、テストレットは提出すると戻れないため、時間配分は「MC2つで100分前後、TBS3つで140分前後」を目安に組む。
| テストレット | 内容 | FAR | AUD | REG | 時間の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | MC | 25問 | 39問 | 36問 | 45〜50分 |
| 2 | MC | 25問 | 39問 | 36問 | 45〜50分 |
| (休憩) | ― | ― | ― | ― | ― |
| 3 | TBS | 2問 | 2問 | 2問 | 30〜40分 |
| (規定休憩15分) | 時計が止まる | ― | ― | ― | ― |
| 4 | TBS | 3問 | 3問 | 3問 | 50〜60分 |
| 5 | TBS | 2問 | 2問 | 3問 | 30〜40分 |
| 合計 | ― | MC50問・TBS7問 | MC78問・TBS7問 | MC72問・TBS8問 | 240分 |
出典:AICPA「CPA Exam
Blueprints」(2026年版、コア3科目の問題数と配点)、FreeFellow「CPA FAR
Task-Based Simulations
2026」(TBSの配分)。テストレットごとのTBS配分は2/3/2(REGは2/3/3)が標準だが、出題形式により変わることがある。選択科目(BAR・ISC・TCP)の問題数はブループリントで要確認。
テストレット2のMCは、テストレット1の出来によって難易度が変わる(適応型)と言われており、「2つ目が難しく感じたら1つ目ができている証拠」という解釈が受験対策校で一般的です。
難しく感じても動揺せず、時間配分を守ることが重要です。
科目別の時間配分は「USCPAの時間配分|時間切れを防ぐ全科目共通の時間管理戦略」「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」「USCPA AUDの時間配分|MC・TBSの目安と時間切れ対策」「USCPA REGの時間配分|TBS8問を解き切る目安と戦略」で解説しています。
テストレットの進み方のルール
| ルール | 内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 一方向 | 提出したテストレットには戻れない | 見直しはテストレット内で完結させる |
| テストレット内は自由 | 問題番号をクリックして移動、フラグで印 | 迷った問題はフラグを付けて後回し |
| 未解答の警告 | 未解答があると提出時に警告が出る | 警告を見たら戻って埋める(MCは空欄にしない) |
| 休憩画面 | 各テストレット提出後に「休憩を取るか」の画面 | テストレット3後だけ時計が止まる |
| 時間切れ | 残り時間がゼロになると、解答途中でも終了 | TBSに時間を残す配分を |
休憩の扱いは「USCPA試験の服装・耳栓・休憩Q&A|冷房と入室チェックの対策」で解説しています。
MC画面はどう操作する?解答・フラグ・見直し・提出
MC画面では、問題文の下に選択肢A〜Dが並び、クリックで選択、下部のナビゲーションで問題間を移動する。迷った問題は「フラグ(Flag
for
Review)」を付けて後回しにし、テストレットの最後に下部の一覧でフラグと未解答を確認してから「テストレット提出」を押す。MCは空欄でも減点されないが正解にもならないため、時間切れ前にすべて選択しておく。
| 操作 | やり方 | 筆者の使い方 |
|---|---|---|
| 解答 | 選択肢をクリック(または番号キー) | 1問1〜1.5分。迷ったら仮に選んでフラグ |
| フラグ | 下部の「Flag for Review」をクリック。番号一覧に印が付く | テストレット内で最大5問程度に抑える |
| 移動 | 「前へ」「次へ」または番号をクリック | 最後にフラグの問題だけ戻る |
| 見直し | 番号一覧で未解答とフラグを確認 | 提出前に未解答ゼロを確認 |
| 提出 | 「Submit Testlet」→確認画面で「はい」 | 確認画面で残り時間を見て、次のテストレットの配分を決める |
出典:myaccountingcourse(フラグを付けて後で戻る)、AICPAサンプルテストの操作、筆者の受験経験。
フラグを付けすぎると見直しで時間を失うので、「2択まで絞れたが決めきれない」問題だけにフラグを付け、「全く分からない」問題は仮に選んで進むのが筆者のやり方でした。
MC問題の解き方は「USCPAのMC問題の解き方7つのコツ|時間配分と消去法」で解説しています。
テストレット提出時の確認画面
提出ボタンを押すと、「このテストレットを提出しますか。提出後は戻れません」という趣旨の確認画面が出ます。
| 確認画面で見るもの | 理由 |
|---|---|
| 未解答の警告の有無 | あれば戻って埋める |
| 残り時間 | 次のテストレットに使える時間を計算 |
| 「はい」を押す前の一呼吸 | 押した後は戻れない |
筆者は提出のたびにホワイトボードの端に「残り〇分」と書き、次のテストレットの終了目標時刻を決めていました。
TBS画面はどう操作する?資料・解答セル・ツールの使い方
TBS画面は、上部に「資料(Exhibits)」のタブ(問題の状況説明・財務諸表・契約書・メールなど)、下部に解答エリア(数値や語句を入力するセル、選択肢から選ぶセル、仕訳の入力欄、リサーチ問題なら条文番号の入力欄)が並ぶ。資料と解答を行き来するため、分割表示で左右に並べるか、資料の要点をホワイトボードに書き出してから解答するかを決めておく。
| TBSの形式 | 解答の仕方 | 使うツール |
|---|---|---|
| 数値入力(セル埋め) | 解答セルに数値を入力。カンマは不要、マイナスは「−」または括弧 | 電卓、スプレッドシート |
| 選択式(ドロップダウン) | セルをクリックして選択肢から選ぶ | ― |
| 仕訳問題 | 勘定科目を選択肢から選び、借方・貸方の金額を入力 | 電卓 |
| 書類レビュー | 文書の下線部をクリックし、「そのまま」「修正案」から選ぶ | 分割表示、ハイライト |
| リサーチ問題 | 会計基準検索で該当箇所を探し、条文番号を入力 | 会計基準検索 |
出典:FreeFellow(2026年7月、FARのTBS形式:セル埋め・書類レビュー・仕訳・リサーチ)、AICPAサンプルテスト、筆者の受験経験。
数値入力の形式(四捨五入・単位・マイナスの表記)は、解答エリアの指示に従います。
「千ドル単位で」「小数点以下は四捨五入」などの指示を読み飛ばすと、計算が合っていても不正解になります。
TBSで使うツールの実際
| ツール | 使い方の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 資料タブ | 「Exhibit 1:損益計算書」「Exhibit 2:メモ」のようにタブで切り替える |
全タブを最初に一通り開き、何があるかを把握してから解く |
| ハイライト | 資料の文字列を選択して色を付ける | 数値や条件に印を付ける。解答には影響しない |
| 分割表示 | 資料を左、解答を右に表示 | 元の表示に戻すボタンの位置を確認 |
| スプレッドシート | 資料の数値を転記して集計。SUMなど基本関数が使える | 解答セルには手入力。スプレッドシートの内容は採点されない |
| 会計基準検索 | 「ASC 842」「AU-C 700」のような目次から辿るか、語句で検索 | リサーチ問題は1問5分以内で切り上げる |
| コピー・貼り付け | 資料の数値をスプレッドシートに貼り付け | 解答セルへの貼り付けは形式に注意 |
資料タブを最初に全部開くのは、解答の途中で「実は別のタブに条件があった」と気づく事故を防ぐためです。
TBSの解き方は「USCPAのTBS対策|出題形式5種類・部分点の取り方・時間配分」で解説しています。
本番で焦る画面の挙動5つと、サンプルテストでの事前確認
本番で焦る画面の挙動は、①導入画面(規約・説明)に制限時間があり放置すると試験が終了する(UWorldの案内では10分)②テストレット提出の確認画面で「はい」を押すと戻れない
③各テストレット後の休憩画面の文言(時計が止まるか否か)④分割表示にした後の戻し方
⑤残り時間が少なくなるとタイマーの表示が変わる、の5つで、いずれもAICPAの無料サンプルテストで事前に体験できる。
| 焦る挙動 | 何が起きるか | 事前の対処 |
|---|---|---|
| ①導入画面の制限時間 | 規約と操作説明の画面に10分の制限。放置すると試験が終了 | 「同意して進む」だけ。操作説明はサンプルテストで済ませておく |
| ②提出の確認 | 「はい」を押すと戻れない | 確認画面が出たら未解答と残り時間を見る癖をつける |
| ③休憩画面 | テストレット3後だけ「時間にカウントされない」、他は「カウントされる」 | 文言を読む。取るのは3の後だけ |
| ④分割表示の戻し方 | 分割した後、元に戻すボタンの位置が分からず慌てる | サンプルテストで分割→戻すを3回練習 |
| ⑤残り時間の表示 | 残りが少なくなると表示が目立つように変わる | 残り30分・15分で何をするか決めておく |
出典:UWorld「What to Bring to the CPA
Exam」(2026年7月、導入画面は10分で自動終了)、KAIRO(2026年8月)、筆者の受験経験。
5つとも「知っていれば焦らない」もので、サンプルテストで1回体験しておくだけで解決します。
AICPAサンプルテストで確認する項目
| 確認項目 | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| 画面構成 | 上部バー・中央・下部の位置を確認 | 5分 |
| MC操作 | 解答→フラグ→移動→一覧で確認→提出 | 10分 |
| TBS操作 | 資料タブを全部開く→ハイライト→分割表示→戻す→スプレッドシートで集計→解答セルに入力 | 20分 |
| 会計基準検索 | 目次から辿る、語句で検索する、を1回ずつ | 10分 |
| 電卓 | マウスとキーボードの両方で入力 | 3分 |
| 休憩画面 | テストレット提出後の画面を確認 | 2分 |
合計50分程度で、本番3〜4週間前に1回、前日にもう1回流す程度で十分です。
サンプルテストの入手と使い方は「USCPAサンプルテストの入手とやり方|AICPA無料版の活用法」で解説しています。
筆者はどう使ったか?1科目目のツール不使用と2科目目以降の固定
筆者は1科目目のFARでサンプルテストを流し見しただけで臨み、TBSの連結調整の集計をスプレッドシートを使わずホワイトボードで行って計算し直しになり、分割表示の戻し方が分からず10秒ほど画面を探した。2科目目からはサンプルテストを本番の操作で1周し、「資料タブを全部開く→集計はスプレッドシート→小計はボード→解答セルに手入力」の順を固定して、画面で迷うことがなくなった。
1科目目に起きたこと
| 場面 | 何が起きたか | 失った時間 |
|---|---|---|
| 導入画面 | 規約を読んでいて残り時間の表示に気づき慌てて同意 | 数秒(焦り) |
| MCテストレット2 | 難しく感じて「1が悪かったのか」と動揺 | 集中の低下 |
| TBS(連結) | スプレッドシートを使わず、5行の調整をホワイトボードで集計。転記ミスで再計算 | 約5分 |
| TBS(書類レビュー) | 分割表示にした後、戻すボタンを探した | 約10秒 |
| TBS(リサーチ) | 会計基準検索で語句検索が当たらず、目次から辿って解決 | 約4分 |
画面操作で失った時間は約10分で、電卓で失った時間(「USCPAの電卓|貸出のCASIO MW-102CLに慣れる方法」参照)と合わせると、FARで20分近くを「試験の中身以外」で使ったことになります。
2科目目以降の固定手順
| 場面 | 固定した手順 |
|---|---|
| 導入画面 | 読まずに同意 |
| MC | 1問1.5分。2択で迷ったらフラグ、分からなければ仮選択。提出前に未解答ゼロを確認 |
| MCテストレット2 | 「難しい=1ができている」と決めて動揺しない |
| TBS開始時 | 資料タブを全部開いて内容を把握→解答形式の指示(単位・四捨五入)を読む |
| 集計 | 3行以上の集計はスプレッドシート。小計はボードに書く |
| 分割表示 | 書類レビューのみ使う。戻すボタンの位置を覚えた |
| リサーチ問題 | 目次から辿る。5分で切り上げ |
| 提出時 | 残り時間をボードに書き、次のテストレットの終了目標を決める |
この固定で、2科目目以降は画面操作で失う時間がほぼゼロになりました。
筆者の学習全体は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で公開しています。
画面操作の不安は何で解消するか?
画面操作の不安は、AICPAの無料サンプルテストを本番と同じ手順で1周すれば解消し、それ以上の準備は不要である。ただし予備校の教材によっては、演習ソフトの画面が本番に近い形で作られており、日常の演習で本番の操作に慣れられるものもあるため、講座選びの際に「演習ソフトが本番の画面に近いか」を確認しておくと、サンプルテスト以外の準備が不要になる。
| 場面 | 自分でやること | 予備校サポートが役立つ点 |
|---|---|---|
| 画面構成の確認 | AICPAサンプルテストを1周 | 日本語の画面解説 |
| TBSのツール操作 | サンプルテストで分割・スプレッドシート・検索を練習 | 本番に近い演習ソフトでの日常練習 |
| 焦る挙動の把握 | この記事の5つを覚える | 受講生の失敗事例の共有 |
各予備校の演習ソフトは「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で比較しています。
演習ソフトが本番の画面にどれだけ近いかを事前に確認したい方は、アビタスの資料請求で案内されるeラーニングのサンプル画面を見ておくと、日常の演習で本番の操作に慣れられるかを判断できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. テストレットとは何ですか?
USCPA試験を構成する問題のまとまりで、全科目とも5つのテストレットで構成されます。
テストレット1・2がMC問題(4択)、テストレット3・4・5がTBS(シミュレーション問題)で、各テストレットは提出すると戻れません。
テストレット3の後には15分の規定休憩(時計が止まる)があります。
問題数はFARがMC50問・TBS7問、AUDがMC78問・TBS7問、REGがMC72問・TBS8問です(2026年ブループリント)。
Q2.
提出したテストレットに戻ることはできますか?
できません。
USCPA試験は一方向で、「Submit
Testlet」を押して確認画面で「はい」を選ぶと、そのテストレットの問題は二度と表示されません。
見直しはテストレット内で完結させ、提出前に下部の一覧で未解答とフラグを確認してください。
MCは空欄でも減点されませんが正解にもならないので、時間切れ前にすべて選択しておきます。
Q3.
スプレッドシートの内容は採点されますか?
されません。
スプレッドシートは計算のための道具で、その内容は保存も採点もされず、解答セルに入力した値だけが採点されます。
集計はスプレッドシートで行い、結果を解答セルに手入力する、という流れになります。
同様に、ホワイトボードの内容も採点されません。
Q4.
会計基準検索(Authoritative Literature)は何が入っていますか?
科目により、FARはFASBの会計基準コディフィケーション、AUDは監査・保証の専門基準、REGは内国歳入法などが入っています。
リサーチ問題(該当する条文番号を答えるTBS)で使うほか、規定を確認したい時にも閲覧できます。
語句検索は英語の表現が一致しないと当たらないことがあるため、目次から辿る方法も練習しておくと確実です。
1問に時間をかけすぎないよう、5分で切り上げる目安を持ってください。
Q5.
導入画面の制限時間は本当にありますか?
あります。
UWorldの案内では、Launch
Code入力後の規約・操作説明の画面には10分の制限があり、時間切れになると試験が自動で終了するとされています。
操作説明はサンプルテストで済ませておき、本番の導入画面は「同意して進む」だけにしてください。
筆者も1科目目で規約を読んでいて残り時間に気づき、慌てて同意しました。
Q6.
MCテストレット2が難しく感じたら不合格ですか?
そうとは限りません。
MCのテストレット2は、テストレット1の出来によって難易度が調整される(適応型)と言われており、受験対策校では「2つ目が難しく感じたら1つ目ができている証拠」と説明されています。
難しく感じても動揺せず、時間配分を守って解き切ることが重要です。
筆者も2科目目で手応えがなく不安でしたが合格していました。
手応えと合否の関係は「USCPAの手応えと合否は相関する?ズレる3つの理由と過ごし方」で解説しています。
Q7.
画面の文字は大きくできますか?
拡大機能の有無は会場のソフトウェアの設定によるため、断定できません。
視力に不安がある場合は、事前にプロメトリックの配慮申請(Testing
Accommodations)を検討するか、普段の眼鏡・コンタクトで問題なく読める状態で臨んでください。
モニターの角度や椅子の高さは着席時に調整できます。
サンプルテストの文字の大きさが本番の目安になります。
まとめ:画面は「サンプルテストを本番の手順で1周」すれば迷わない
この記事の要点を再掲します。
- 画面は上部(タイマー・ツール・提出)、中央(問題)、下部(番号・フラグ・移動)の3エリア。科目が変わっても同じ
- 構成は5テストレット(MC2つ+TBS3つ)・4時間。テストレット3後に15分の規定休憩。提出すると戻れない
- MCは仮選択+フラグ→一覧で未解答ゼロを確認→提出。テストレット2が難しく感じても動揺しない
- TBSは資料タブを全部開く→解答形式の指示を読む→集計はスプレッドシート→解答セルに手入力。スプレッドシートとボードは採点されない
- 焦る挙動は導入画面の10分制限・提出の確認・休憩画面の文言・分割表示の戻し方・残り時間の表示。すべてサンプルテストで体験できる
- 筆者は1科目目に画面操作で約10分を失い、2科目目からサンプルテスト1周+手順の固定でゼロに
画面操作は試験の実力とは無関係ですが、知らないだけで10分を失う要素です。
本番の3週間前に、AICPAのサンプルテストを開き、この記事の確認項目表を横に置いて50分で1周するところから始めてみてください。
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