この記事でわかること
- USCPA試験の時間配分の基本(4時間=240分を「MC2テストレットで100分前後・TBS3テストレットで140分前後」に分ける考え方)と、科目別の目安表
- 時間切れが起きる3つのパターン(MCで粘りすぎる・TBSの1問目に沈む・見直しで戻れないテストレットに執着する)と、それぞれを防ぐルール
- テストレットごとの「終了目標時刻」をホワイトボードに書いて管理するチェックポイント法と、遅れた時のリカバリー手順(捨てる順番)
- 時間配分を本番で守れるようにする練習法(演習時からタイマー・模試で4時間を通す・1問あたりの秒数を体に入れる)
- 1科目目のFARで残り20分でTBS2問が残り、1問を白紙で出した筆者の失敗と、2科目目以降に固定したチェックポイントの実例
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月29日
「USCPAの試験時間4時間をどう配分すればいいのか」「MCとTBSにそれぞれ何分かけるのか」「時間が足りなくなったらどうするのか」と、本番の時間管理に不安がある方に向けた記事です。
結論から言うと、USCPAの時間配分は「MC2テストレットで100分前後、TBS3テストレットで140分前後」を土台に、テストレットごとの終了目標時刻をホワイトボードに書いて管理するのが全科目共通の方法です。時間切れは「MCで粘る」「TBSの1問目に沈む」「戻れないテストレットに執着する」の3つで起き、それぞれを防ぐルールを事前に決めておけば、実力どおりの点数が出ます。
筆者は1科目目のFARで、MCで粘りすぎて残り20分でTBSが2問残り、1問をほぼ白紙で提出しました。
2科目目からはテストレットごとの終了目標をボードに書くチェックポイント法に変え、以後の3科目は時間切れを起こしていません。
この記事では、AICPAのブループリント(問題数・配点)、受験対策校の時間配分の目安(myaccountingcourse・Think
CPA)、筆者の4回の受験経験を情報源として、時間配分の土台、科目別の目安、時間切れの3パターン、チェックポイント法、リカバリー手順、練習法を整理します。
科目ごとの詳細は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」「USCPA AUDの時間配分|MC・TBSの目安と時間切れ対策」「USCPA REGの時間配分|TBS8問を解き切る目安と戦略」で扱っているので、本記事は「全科目に共通する時間管理の考え方」に絞ります。
時間配分の土台は?4時間を「MC100分・TBS140分」に分ける
USCPA試験は全科目とも240分で、テストレット1・2がMC、3・4・5がTBSである。MCとTBSの配点は各50%(ISCはMC60%)だが、TBSは1問あたりの時間が長く、解き切れないと部分点も取れないため、時間は「MC100分前後・TBS140分前後」とTBS側に厚く配分する。MCは1問1〜1.5分、TBSは1問15〜20分が、受験対策校で共通する目安である。
| 区分 | テストレット | 時間の目安 | 1問あたり | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| MC | 1・2 | 90〜110分 | 1〜1.5分 | myaccountingcourse(1〜1.5分)、Think CPA |
| 規定休憩 | 3の後 | 15分(時計は止まる) | ― | ― |
| TBS | 3・4・5 | 130〜150分 | 15〜20分 | myaccountingcourse(15〜20分)、FreeFellow(2026年7月) |
| 予備 | ― | 5〜10分 | ― | 提出前の未解答確認、想定外の対応 |
| 合計 | ― | 240分 | ― | ― |
出典:AICPA「CPA Exam Blueprints」(2026年版)、myaccountingcourse「CPA
Exam Testing Software」(2025年1月)、Think CPA「CPA Exam Format
2026」、FreeFellow「CPA FAR Task-Based Simulations 2026」。
「配点は半々なのに時間はTBSに厚く」なる理由は、MCは1問1.5分を超えても正答率がほぼ上がらないのに対し、TBSは10分で切り上げると解答セルの半分が空欄になり、部分点まで失うからです。
MCで「あと30秒考えれば分かるかも」と粘った時間は、TBSの解答セル1つ分の時間を削っています。
科目別の目安
| 科目 | MC問題数(テストレット1・2) | TBS問題数(3・4・5) | MCの配分 | TBSの配分 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| FAR | 50問(25+25) | 7問(2+3+2) | 75〜90分(1.5〜1.8分/問) | 140〜155分(20分/問) | 計算が重く、TBSに最も時間がかかる |
| AUD | 78問(39+39) | 7問(2+3+2) | 100〜115分(1.3〜1.5分/問) | 115〜130分(16〜18分/問) | MCの数が多く、MCで時間を使いすぎる人が多い |
| REG | 72問(36+36) | 8問(2+3+3) | 95〜110分(1.3〜1.5分/問) | 120〜135分(15〜17分/問) | TBSが8問と多く、1問15分を超えると足りない |
| 選択科目 | 科目により異なる | 科目により異なる | ― | ― | ブループリントで問題数を確認して同じ考え方で配分 |
出典:AICPA「CPA Exam
Blueprints」(2026年版)。選択科目(BAR・ISC・TCP)の問題数は科目ごとに異なるため、受験科目のブループリントで要確認。
FARはMCを速く終えてTBSに時間を残す、AUDはMCで粘らない、REGはTBS1問15分を厳守が、科目別の要点です。
科目ごとの詳細は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」「USCPA AUDの時間配分|MC・TBSの目安と時間切れ対策」「USCPA REGの時間配分|TBS8問を解き切る目安と戦略」で解説しています。
時間切れはなぜ起きる?3つのパターンと防ぐルール
時間切れは、①MCで「もう少し考えれば分かる」と粘って1問2〜3分かける
②TBSの1問目(テストレット3)が難しく、25分以上かけて沈む
③提出したテストレットの問題を引きずって次の集中が落ちる、の3パターンで起きる。防ぐルールは、①MCは1.5分で仮選択して進む
②TBSは1問20分で次へ、分からないセルは空欄でも進む
③提出したら忘れる、の3つで、いずれも「決めておく」ことで守れる。
| パターン | 何が起きるか | 典型例 | 防ぐルール |
|---|---|---|---|
| ①MCで粘る | 数問で5〜10分を失い、TBSの時間が減る | 計算問題で答えが選択肢にない→計算し直す→3分経過 | 1.5分で仮選択+フラグ。テストレットの最後にフラグだけ戻る。戻っても2回目の計算で合わなければ捨てる |
| ②TBSの1問目に沈む | テストレット3の1問目で25〜30分使い、以降が押す | 資料が多いTBSで全部読んでから解き始める | 1問20分。先に解答セルを見て「何を答えるか」を把握してから資料を読む。20分で次へ |
| ③戻れない問題を引きずる | 提出後に「あれは間違えた」と考えて次の問題に集中できない | MCテストレット2が難しく感じて動揺 | 提出したら忘れる。「テストレット2が難しい=1ができた」と決めておく |
| ④見直しの過信 | 「最後に見直す」つもりで仮選択が多くなり、見直しの時間がない | フラグを15問付けて、戻る時間が5分しかない | フラグは1テストレット5問以内。見直しは「フラグだけ」 |
| ⑤スタート遅れ | 導入画面や電卓・ツールの操作で10分失う | 1科目目にありがち | サンプルテストと貸出電卓の事前練習で防ぐ |
⑤は「USCPA試験画面の操作とテストレット構成|本番で迷わない準備」「USCPAの電卓|貸出のCASIO MW-102CLに慣れる方法」で扱った内容で、時間管理の前提です。
①〜③は「実力があっても起きる」時間切れで、知識の量とは無関係に、ルールを決めているかどうかで結果が変わります。
MC問題の解き方は「USCPAのMC問題の解き方7つのコツ|時間配分と消去法」、TBSは「USCPAのTBS対策|出題形式5種類・部分点の取り方・時間配分」で解説しています。
「粘る」と「捨てる」の判断基準
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| MC:2択まで絞れた | 仮選択+フラグ。最後に30秒だけ再考 | 2択なら50%。時間をかけても確率はあまり上がらない |
| MC:計算結果が選択肢にない | 一番近い値を選んで進む。フラグ | 計算し直しは3分かかる。再計算しても合わないことが多い |
| MC:全く分からない | 消去法で選んで進む。フラグなし | 戻っても分からない |
| TBS:解答セルの半分が埋まった時点で20分 | 残りは分かる範囲で埋めて次へ | 部分点は取れている。次の問題の部分点を取りに行く |
| TBS:資料を読んでも手がかりがない | 5分で切り上げ、空欄のまま次へ | 沈むと後の問題を丸ごと失う |
| リサーチ問題 | 5分で切り上げ | 1問の配点は小さい |
「捨てる」は諦めではなく、後の問題の点を守る判断です。
チェックポイント法とは?終了目標時刻をボードに書く
チェックポイント法とは、試験開始時に残り時間から逆算して「各テストレットの終了目標時刻(残り時間の表示)」をホワイトボードの端に書き、テストレットを提出するたびに実際の残り時間と比べて遅れを把握する方法である。画面のタイマーは科目全体の残り時間しか表示しないため、テストレットごとの目標を自分で書かないと、遅れに気づくのがTBSの途中になる。
| テストレット | 内容 | 終了目標(残り時間の表示) | 実際の残り時間を書く欄 |
|---|---|---|---|
| 1 | MC | 残り195分 | ― |
| 2 | MC | 残り150分 | ― |
| (規定休憩) | 15分・時計停止 | ― | ― |
| 3 | TBS2問 | 残り110分 | ― |
| 4 | TBS3問 | 残り50分 | ― |
| 5 | TBS2〜3問 | 残り5分 | ― |
上の例はFAR(MC各45分・TBS1問20分)の配分で、科目により数字を変えます。
やり方は3ステップです。
| ステップ | やること | タイミング |
|---|---|---|
| ① | 開始直後、ボードの右上に上の表の「終了目標」を5行書く(1分) | 導入画面に同意した直後 |
| ② | テストレットを提出するたびに、実際の残り時間を隣に書く | 提出の確認画面で残り時間を見る |
| ③ | 目標より遅れていたら、次のテストレットの1問あたりの時間を縮める。進んでいたら余裕をTBSに回す | 各テストレットの開始時 |
筆者は2科目目からこの方法を使い、「残り時間を見て焦る」のではなく「目標との差を見て調整する」に変わったことで、時間切れがなくなりました。
ホワイトボードの使い方は「USCPA試験中のホワイトボード・メモ活用術|4分割で迷わない」で解説しています。
遅れた時のリカバリー手順(捨てる順番)
| 遅れの大きさ | 状況 | リカバリー |
|---|---|---|
| 5分以内 | MCテストレット2の終了で目標より5分遅れ | TBS各問を1分ずつ短縮。休憩は通常どおり |
| 5〜15分 | テストレット3の終了で10分遅れ | テストレット4の3問を「解答セルの多い順」に解き、最も配点の少なそうな1問を15分で切る |
| 15分以上 | テストレット4の終了で20分遅れ | テストレット5は「埋められるセルだけ埋める」。リサーチ問題は空欄。数値入力は概算でも入れる |
| 残り5分 | 最後のTBSが1問丸ごと残っている | 資料を読まず、解答セルの形式だけ見て、分かる範囲で入力。空欄より概算 |
リカバリーで最初に捨てるのはリサーチ問題、次に資料の多いTBSで、最後まで残すのは「解答セルが多く、部分点を取りやすい問題」です。
時間配分を本番で守るには?3つの練習法
時間配分は本番だけ意識しても守れず、①普段の問題演習でMCは1問1.5分・TBSは1問20分のタイマーをかける
②模試を本番と同じ4時間・5テストレットで通し、チェックポイント法を試す
③演習の記録から「自分の1問あたりの秒数」を把握し、本番の配分を自分の数字で作る、の3つを直前期に行うことで身につく。
| 練習法 | やること | 時期 | 効果 |
|---|---|---|---|
| ①演習にタイマー | MC10問を15分、TBS1問を20分で解く習慣。超えたら途中でも止めて解説へ | 学習期間の後半から | 1問の時間感覚が体に入る |
| ②模試で通す | 予備校の模試を本番と同じ4時間・休憩15分で受け、ボードにチェックポイントを書く | 本番3〜4週間前 | 4時間の集中と配分の実感 |
| ③自分の秒数を知る | 演習ソフトの記録から、MC1問の平均秒数、TBS1問の平均分数を出す | 本番2週間前 | 一般の目安ではなく自分の配分を作れる |
②の模試で「時間が足りなかった」なら、本番までの2〜3週間で①を強化するという流れが、直前期の時間配分の仕上げです。
模試の使い方は「アビタスUSCPA模試は難しい?合格者平均との差と受ける時期」、演習の進め方は「USCPAの問題集は何周?3周で仕上げる回し方と復習サイクル」で解説しています。
自分の秒数から配分を作る例
| 項目 | 演習の記録(例) | 本番の配分 |
|---|---|---|
| MC1問の平均 | 80秒 | 50問×80秒=67分。目標を70分に設定し、余りをTBSへ |
| TBS1問の平均 | 22分 | 7問×22分=154分。目標を150分に設定 |
| 合計 | ― | 70+150=220分。予備20分 |
| 判断 | TBSが長い | 演習でTBSを20分以内に収める練習を優先 |
一般の目安(MC1.5分・TBS20分)より、自分の数字で作った配分の方が本番で守りやすくなります。
筆者はどう失敗し、どう変えたか?残り20分でTBS2問
筆者は1科目目のFARで、MCテストレット1・2で計算問題に粘って合計110分を使い、さらに画面操作と電卓で20分を失った結果、テストレット4の終了時点で残り20分、テストレット5のTBS2問のうち1問をほぼ白紙で提出した。2科目目からはチェックポイント法(終了目標をボードに書く)と「MC1.5分・TBS20分」のルールを固定し、3科目とも予備時間を5〜10分残して終えた。
1科目目(FAR)の実際の時間経過
| テストレット | 目標(後から計算) | 実際の残り時間 | 何が起きたか |
|---|---|---|---|
| 開始 | 残り240分 | 残り236分 | 導入画面で慌てて同意(4分) |
| 1(MC25問) | 残り195分 | 残り178分 | 計算問題3問で各3分。電卓のメモリー混乱 |
| 2(MC25問) | 残り150分 | 残り126分 | 難しく感じて動揺。粘った |
| 3(TBS2問) | 残り110分 | 残り80分 | スプレッドシート不使用で連結を再計算(5分)。リサーチで4分 |
| 4(TBS3問) | 残り50分 | 残り20分 | 1問目に25分。残り2問を急いで解く |
| 5(TBS2問) | 残り5分 | 残り0分 | 1問目に15分、2問目は解答セル2つだけ埋めて時間切れ |
MCで目標より24分遅れ、画面・電卓で20分失い、TBSの1問目に沈んだという、3パターン+⑤がすべて起きた受験でした。
合格はしましたが、余裕のない点数で、時間配分だけで10点は変わったと感じています。
FARの時間配分は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」、FARの学習は「FARの勉強法と必要勉強時間」で解説しています。
2科目目以降に固定したルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 開始直後 | ボード右上に終了目標5行を書く |
| MC | 1.5分で仮選択。計算が合わなければ近い値。フラグは5問以内 |
| MCテストレット2 | 「難しい=1ができた」と決めて動揺しない |
| TBS | 解答セルを先に見る→資料を読む→20分で次へ。リサーチは5分 |
| 提出時 | 実際の残り時間をボードに書き、遅れを次の配分に反映 |
| 予備時間 | 最後に5〜10分残す。残ったら最後のTBSの空欄を埋める |
3科目とも、テストレット5の終了時点で残り5〜10分があり、最後の見直しに使えました。
時間配分は「気合」ではなく「ボードに書いた数字」で守るのが、4回の受験で分かったことです。
筆者の学習全体は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で公開しています。
時間配分の練習は何で行うか?
時間配分の練習には、本番と同じ問題数・時間で受けられる模試と、1問ごとの解答時間を記録できる演習ソフトが必要で、どちらも予備校の教材に含まれることが多い。講座を選ぶ際に「模試が本番形式か」「演習ソフトに解答時間の記録があるか」を確認しておくと、この記事の練習法①〜③をそのまま実行できる。
| 練習の要素 | 必要な教材 | 予備校で確認すること |
|---|---|---|
| 1問の時間感覚 | 解答時間を記録できる演習ソフト | 問題ごとの時間・正答率の記録機能 |
| 4時間の通し練習 | 本番形式の模試 | 4時間・5テストレット・休憩つきか |
| 科目別の配分 | 科目ごとの時間配分の指導 | 講師の時間配分の目安、受講生の実績 |
各予備校の教材は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で比較しています。
演習ソフトに解答時間の記録があるか、模試が本番形式かを事前に確認したい方は、アビタスの資料請求で案内されるeラーニングと模試の内容を見ておくと、時間配分の練習を学習の早い段階から組み込めます。
よくある質問(FAQ)
Q1.
MCとTBSはどちらに時間をかけるべきですか?
TBSです。
配点は各50%(ISCはMC60%)ですが、MCは1問1.5分を超えても正答率がほとんど上がらないのに対し、TBSは時間が足りないと解答セルが空欄になり部分点まで失います。
目安は「MC100分前後・TBS140分前後」で、MCで粘った1分はTBSの解答セル1つ分と考えてください。
科目別の配分は本文の表を参照してください。
Q2.
MCの1問にどれくらいかけていいですか?
1〜1.5分が目安です。
2択まで絞れたら仮選択してフラグを付け、テストレットの最後に30秒だけ再考します。
計算結果が選択肢にない場合は、計算し直さずに一番近い値を選んで進んでください。
計算し直しは3分かかり、それでも合わないことが多いです。
Q3.
TBSの1問目が難しくて時間がかかります。どうすればいいですか?
1問20分で切り上げ、分かるセルだけ埋めて次に進んでください。
TBSは解答セルごとに部分点があるため、1問に25分以上かけて全部埋めるより、3問をそれぞれ20分で7割埋める方が点は高くなります。
解答セルを先に見て「何を答えるか」を把握してから資料を読むと、必要な情報だけを拾えて時間が短縮できます。
TBSの解き方は「USCPAのTBS対策|出題形式5種類・部分点の取り方・時間配分」で解説しています。
Q4.
時間が足りなくなったら、どの問題から捨てればいいですか?
リサーチ問題(条文番号を答える問題)を最初に捨て、次に資料の多いTBSを捨て、解答セルが多く部分点を取りやすい問題を最後まで残してください。
残り5分で1問丸ごと残っている場合は、資料を読まずに解答セルの形式だけ見て、分かる範囲で概算を入力します。
空欄は0点ですが、概算は当たる可能性があります。
本文のリカバリー手順の表で、遅れの大きさ別の対応を確認してください。
Q5.
見直しの時間は取るべきですか?
「フラグを付けた問題だけ」を、テストレットの提出前に見直す形にしてください。
提出したテストレットには戻れないため、最後にまとめて見直すことはできません。
フラグは1テストレット5問以内に抑え、見直しは各テストレットの最後の2〜3分で行います。
全問を見直す時間は取れないので、仮選択の時点で「戻らなくてもよい」精度で選ぶのが基本です。
Q6.
休憩の15分は時間配分に含めますか?
含めません。
テストレット3の後の規定休憩(15分)は時計が止まるため、240分の配分とは別です。
ただし、他のテストレット間の休憩は時計が止まらないため、取ると配分が崩れます。
休憩の詳細は「USCPA試験の服装・耳栓・休憩Q&A|冷房と入室チェックの対策」で解説しています。
Q7.
時間配分の練習はいつから始めればいいですか?
学習期間の後半(問題集の2周目以降)から、MC10問を15分、TBS1問を20分のタイマーで解く習慣をつけてください。
本番3〜4週間前に模試を本番と同じ4時間で通し、チェックポイント法を試します。
模試で時間が足りなければ、残りの2〜3週間でタイマー演習を強化します。
模試の使い方は「アビタスUSCPA模試は難しい?合格者平均との差と受ける時期」で解説しています。
まとめ:時間配分は「MC100分・TBS140分、終了目標をボードに書く」
この記事の要点を再掲します。
- 土台はMC2テストレットで100分前後、TBS3テストレットで140分前後。MCは1問1〜1.5分、TBSは1問15〜20分
- 科目別はFARはMCを速く、AUDはMCで粘らない、REGはTBS1問15分厳守
- 時間切れの3パターンはMCで粘る・TBSの1問目に沈む・戻れない問題を引きずる。「1.5分で仮選択」「20分で次へ」「提出したら忘れる」で防ぐ
- チェックポイント法:開始直後にテストレットごとの終了目標をボードに書き、提出のたびに実際の残り時間と比べる
- 遅れたらリサーチ問題→資料の多いTBSの順に捨て、解答セルの多い問題を残す。空欄より概算
- 筆者は1科目目でMC24分遅れ+画面・電卓20分ロス+TBS1問目に沈み、最後の1問をほぼ白紙。2科目目からルールを固定して予備5〜10分
時間配分は実力を点数に変える最後の工程で、ルールを決めているかどうかだけで10点が動きます。
次の演習から、MC10問を15分のタイマーで解き、超えたら途中でも止める習慣をつけるところから始めてみてください。
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