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ロンドン大学会計学修士とUSCPA|費用・要件・6ヵ月修了の価値

この記事でわかること

  • ロンドン大学(University of London)の会計学修士「MSc Professional
    Accountancy」の中身(UCLが学術指導、オンライン、60単位、最短6ヵ月、試験なしの課題評価)と、USCPAが入学要件になる仕組み
  • 2026-27年度の費用(日本はBand
    Bで全プログラム5,472ポンド=約105万円前後)と、期間・学習時間・英語要件、申請の流れ
  • 「USCPAの受験資格の単位には使えない」「AICPA正会員(ライセンス)が前提」など、日本のブログで誤解されやすい点
  • この修士が効く場面(外資系・海外就職・駐在・大学の非常勤・学歴要件のある求人)と効かない場面(国内転職での年収・独占業務)、USCPA×MBA(UMass等)との比較
  • 監査法人の元同僚SがUSCPA取得後にこの修士を8ヵ月で修了し、外資系転職で使った実例と、取る価値がある人・ない人の判断表

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月30日

「USCPAを持っているとロンドン大学の修士が取れると聞いたが本当?」「費用と期間は?」「取る価値はある?」と検索している方に向けて、ロンドン大学の会計学修士(MSc
Professional Accountancy)とUSCPAの関係を整理した記事です。

結論から言うと、ロンドン大学の「MSc Professional
Accountancy」は、USCPA(AICPA正会員)やACCA・CA ANZ・CPA
Australiaなどの会計士資格を「修士の単位の一部」として認め、残り60単位(選択科目2つ+キャップストーン)をオンラインで最短6ヵ月・約105万円(2026-27年度、Band
B)で修了できる修士プログラムで、資格を学位に「上乗せ」する仕組みです。ただし「USCPAの受験資格の単位を稼ぐ」ためのものではなく、資格取得後に学歴要件・海外・外資系で効かせるための修士で、国内の転職で年収に直結するものではありません。

日本語のブログでは「USCPA受験の単位に使える」「MBAの代わりになる」と混同されがちですが、入学要件が「会計士団体の正会員」である以上、順番は「USCPA→修士」であり、その逆は成り立ちません。

筆者はこの修士を取得していませんが、監査法人の元同僚SがUSCPA取得後に8ヵ月で修了し、外資系企業への転職で使っており、その経緯を聞いています。

この記事では、ロンドン大学の公式ページ(2026-27年度の要項・費用・入学要件)と元同僚の実例を一次情報に、プログラムの中身、費用と要件、誤解されやすい点、効く場面・効かない場面、実例を解説します。

アビタスのUMass MBAは「アビタスUMass MBAの評判・費用・給付金|学費と実質負担」、USCPAとMBAの比較は「USCPAとMBAどっちを取る?費用対効果の比較と併用の順番」で扱っているので、本記事は「ロンドン大学の会計学修士」に絞ります。

ロンドン大学の会計学修士(MSc
Professional Accountancy)とは?仕組みと中身

ロンドン大学の「MSc Professional
Accountancy」とは、ロンドン大学(University of
London)が授与し、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)経営学部が学術指導する、会計士資格保持者向けのオンライン修士課程である。会計士団体の資格を修士の単位として認め、残り60単位(15単位の選択科目2つ+30単位のキャップストーン・プロジェクト)を修了すると修士号が得られる。試験はなく課題評価のみで、最短6ヵ月・最長5年、2026年10月と2027年4月に入学できる。

項目 内容
学位 MSc Professional Accountancy(会計学修士)。授与はUniversity of
London、学術指導はUCL School of Management
対象 会計士団体(AICPA・ACCA・CIMA・CA ANZ・CPA Australia・CPA
Canada・HKICPA・ICAEW等)の正会員
単位 会計士資格を修士の単位として認定し、残り60単位を履修。15単位の選択科目2つ+30単位のキャップストーン
選択科目 「意思決定のためのリスク分析」「資本市場とグローバルな視点」「会計・財務のグローバルな論点」「投資管理の論点」から2つ
評価 課題(コースワーク)のみ。試験なし
学習形態 オンライン(Web支援)、または各国の認定教育センターでの対面支援
期間 最短6ヵ月〜最長5年。1セッションに最大2科目
学習時間 15単位科目=150時間(10週間で週15時間)、30単位=300時間(20週間で週15時間)
入学時期 2026年10月(出願締切2026年9月9日)、2027年4月(出願締切2027年3月17日)
英語要件 過去5年以内に英語で会計士試験に合格している、または英語で試験を行う団体の会員なら充足。それ以外はIELTS
6.5等

出典:University of London「MSc Professional
Accountancy」公式ページ(2026-27年度)。2026年8月30日確認。要件・費用は年度で変わるため、出願時に公式で確認してください。

この修士の本質は「資格を持つ人が、60単位を追加して修士号を得る」仕組みで、会計の基礎を学び直す課程ではなく、資格の上に「リスク・資本市場・投資・グローバル論点」を積む設計です。

USCPAが入学要件になる仕組み

要件 内容 日本人USCPAの注意点
対象団体 AICPA(米国公認会計士協会)は「正会員のみ(CPA・CGMA)」と明記 AICPAの正会員資格は、原則として州のライセンス保持者が対象(要確認)。試験合格のみでは正会員になれない場合がある
取得時期 資格が過去5年以内、または5年超なら団体で良好な状態(good
standing)にあることの証明
ライセンスを維持している証明書が必要
英語 過去5年以内に英語で試験に合格していれば充足 USCPA試験は英語なので、合格から5年以内なら追加の英語試験は不要。5年超はIELTS等が必要な場合あり

「USCPA試験に合格した」だけでは足りず、AICPAの正会員(実質的にライセンス保持)が前提になる点が、日本人にとって最も重要な要件です。

ライセンスの取得は「USCPAライセンス取得の要件と流れ|合格後にやること」、AICPAの会員資格と維持費は「USCPAの維持費|ライセンス更新・CPE・年会費の実額を公開」で扱っています。

費用・期間・学習量は?日本から受講する場合の試算

日本は費用区分の「Band
B(先進国)」に該当し、2026-27年度の全プログラム費用(Web支援)は5,472ポンドで、1ポンド=190〜200円なら約105〜110万円である。科目ごとの支払いなら15単位科目1,368ポンド×2+30単位プロジェクト2,736ポンド=5,472ポンドで同額(年度をまたぐと5%前後の値上がりあり)。期間は最短6ヵ月(1セッションで選択科目2つ→次のセッションでキャップストーン)で、学習時間は合計600時間、週15〜30時間の投入が必要になる。

項目 費用(2026-27年度、Band B) 円換算の目安(1ポンド=195円)
全プログラム一括(Web支援) 5,472ポンド 約107万円
15単位科目(Web支援) 1,368ポンド×2 約53万円
30単位キャップストーン(Web支援) 2,736ポンド 約53万円
認定教育センター経由(Band B) 3,644ポンド+センターの授業料 約71万円+授業料(日本にセンターがあるかは要確認)
教科書等 年間300ポンド程度 約6万円
合計の目安(Web支援) ― 約110〜120万円

出典:University of
London公式ページの2026-27年度費用表。為替は目安で変動します。VAT等の売上税が加算される国があるため、日本での適用は要確認。

期間と学習時間の試算

進め方 セッション 科目 期間 週の学習時間
最短 1セッション目:選択科目2つ(各150時間) 2科目同時 10週間 週30時間
2セッション目:キャップストーン(300時間) 1科目 20週間 週15時間
合計 60単位 約6ヵ月(セッションの間隔次第で8〜10ヵ月) ―
標準 1セッションに1科目ずつ 3セッション 約1〜1.5年 週15時間
ゆっくり セッションを空けながら 最長5年 ― ―

社会人が働きながら進めるなら、1セッション1科目で1〜1.5年が現実的で、最短6ヵ月は週30時間を確保できる人向けです。

USCPAの学習時間(1,200〜1,500時間)と比べると、修士の600時間は半分以下で、試験がなく課題評価のみのため「試験対策」ではなく「英語でレポートを書く」学習になります。

USCPAの費用全体は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」、MBAの費用対効果は「USCPAとMBAどっちを取る?費用対効果の比較と併用の順番」で扱っています。

誤解されやすい3つの点|受験単位・ライセンス・MBAとの違い

ロンドン大学の会計学修士について日本語の情報で誤解されやすいのは、①「USCPAの受験資格や150単位を満たすために使える」(使えない。入学要件が資格保持者のため順番が逆)
②「USCPA試験に合格すれば入学できる」(AICPA正会員=実質ライセンスが前提)
③「MBAの代わりになる」(会計・財務に特化した修士で、経営全般を学ぶMBAとは目的が違う)の3つである。

誤解 実際 補足
①USCPAの受験単位に使える 使えない 入学要件が「会計士資格の正会員」なので、USCPA取得後にしか入れない。受験資格の単位は予備校の提携大学や州の要件で満たす
②試験合格で入学できる AICPA正会員(CPA)が要件 AICPAの正会員は原則ライセンス保持者。合格のみの人はライセンス取得後に出願する(要確認)
③MBAの代わりになる 目的が違う MSc Professional
Accountancyは会計・財務・リスク・投資の専門修士。MBAは経営全般(戦略・マーケ・組織)。経営職を目指すならMBA、会計の専門性の上に学位を乗せるならMSc
④日本で「修士」として通用する 学位としては通用するが、評価は場面次第 外資系・海外・大学の非常勤では学歴要件を満たす。国内の一般企業の転職では「USCPA+修士」として補足的に評価
⑤誰でも6ヵ月で修了できる 週30時間の学習が前提 働きながらなら1〜1.5年が現実的

USCPAの受験資格と単位は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」、ライセンスと150単位の関係は「USCPAライセンス取得の要件と流れ|合格後にやること」で扱っています。

USCPA×修士とUSCPA×MBAの比較

項目 ロンドン大学 MSc Professional Accountancy アビタスUMass MBA(参考) 一般的な国内MBA
学位 会計学修士(MSc) 経営学修士(MBA) 経営学修士(MBA)
入学要件 会計士団体の正会員 学士+実務経験等 学士+実務経験等
内容 会計・財務・リスク・投資・資本市場 経営全般 経営全般
期間 最短6ヵ月〜 1.5〜2年程度 1〜2年
費用の目安 約110〜120万円 数百万円(給付金対象の場合あり、要確認) 200〜500万円
学習形態 オンライン、課題評価 オンライン中心 通学・オンライン
向く人 USCPAの上に学位を乗せ、海外・外資系・学歴要件で使いたい人 経営職・マネジメントを目指す人 同左、ネットワークを重視する人

USCPAの専門性を「学位」に変えるなら最も安く速いのがこの修士、経営全般を学びたいならMBAという棲み分けです。

アビタスのMBAは「アビタスUMass MBAの評判・費用・給付金|学費と実質負担」で扱っています。

この修士が効く場面・効かない場面は?USCPAとの掛け算の価値

ロンドン大学の会計学修士が効くのは、①外資系企業・海外の求人で「修士以上」の学歴要件がある場合
②海外の就労ビザ・永住申請で学歴のポイントが加算される場合
③大学・専門学校の非常勤講師で修士が要件の場合
④「USCPA+英国の修士」という国際的な肩書で差別化したい場合の4つで、効かないのは、⑤国内の一般企業の転職での年収
⑥日本の公認会計士・税理士の独占業務
⑦USCPAの受験・ライセンス要件である。

場面 効くか 理由
①外資系・海外の学歴要件 効く 「Master’s degree
preferred/required」の求人で要件を満たす。UCLの学術指導は海外で通用する
②海外のビザ・永住のポイント 効く(国による) オーストラリア・カナダ等のポイント制で修士は学歴点が高い。オンライン学位の扱いは国で異なるため要確認
③大学・専門学校の非常勤講師 効く 実務家教員の公募で修士が要件になることが多い
④国際的な肩書 効く 「USCPA, MSc(UCL)」は海外の会計人材の中で見劣りしない
⑤国内の一般企業の転職 限定的 年収は実務経験と職位で決まり、修士は「USCPAの補足」程度
⑥日本の独占業務 効かない 監査・税務の独占業務はできない
⑦USCPAの受験・ライセンス 効かない 順番が逆。受験資格の単位には使えない

海外就職の全体像は「USCPAで海外就職|国別の難易度マップ(ビザ・評価・求人・年収)」、講師は「USCPA講師・英文会計講師になるには|5つのルートと収入目安」で扱っています。

取る価値がある人・ない人

状況 取る価値 理由
USCPAライセンス保持で、外資系・海外を目指す 高い 学歴要件・ビザ・肩書で効く。費用約110万円・期間1年で取れる
大学の非常勤や教育に関わりたい 高い 修士が要件の公募に応募できる
経営職・CFOを目指す 中(MBAも検討) 会計の専門修士より経営全般のMBAが合う場合がある
国内の監査法人・経理で年収を上げたい 低い 年収は実務で決まる。修士の効果は限定的
USCPA試験に合格したがライセンス未取得 今は取れない まずライセンス。合格から5年以内なら英語要件も自動で満たす
USCPAの受験資格を満たすために学位が欲しい 対象外 順番が逆。予備校の単位取得プログラムや州の要件を確認する

元同僚Sの実例|USCPA取得後に8ヵ月で修了、外資系転職で使うまで

監査法人の元同僚S(USCPA、ライセンス取得後)は、外資系企業のファイナンス職への転職で「修士以上歓迎」の求人が多いことに気づき、ロンドン大学のMSc
Professional
Accountancyに出願した。1セッション目に選択科目2つ、2セッション目にキャップストーンを履修し、約8ヵ月・約100万円で修了。転職では「USCPA+UCL指導の修士」が英語面接で評価され、外資系メーカーのFP&Aマネージャーに年収約900万円で移った。「修士そのものより、英語で600時間のレポートを書いた経験が面接で効いた」と振り返っている。

時期 出来事 ポイント
BIG4 4年目(28歳) USCPAライセンスを取得。外資系ファイナンス職への転職を検討し、求人で「Master’s
preferred」が多いことに気づく
ライセンスがあったためAICPA正会員の要件を満たした
出願(28歳・秋) 公式ページから出願。USCPA試験の合格証明(英語試験の要件充足)、州の証明書、職歴を提出 出願から登録まで約1ヵ月
1セッション目(10週間) 「リスク分析」「グローバル論点」の2科目を同時履修。週25〜30時間 監査法人の閑散期(7〜9月)に合わせて開始。課題は英語のレポートとケース分析
2セッション目(20週間) キャップストーン・プロジェクト(300時間)。UCLのシミュレーションツールを使った経営意思決定の課題 繁忙期と重なり週15時間の確保が最も苦しかった
修了(29歳) 約8ヵ月で修士号取得。費用は当時の為替で約100万円 「試験がないので、USCPAより精神的には楽だったが、英語で書く量は多かった」
転職(30歳) 外資系メーカーのFP&Aマネージャー(年収約900万円、監査法人時代の約750万円から増) 英語面接で「USCPA+修士で英語のレポートを書いた経験」が評価。学歴要件も充足

Sの言葉で印象に残っているのは、「修士は肩書としてより、英語で会計・財務のレポートを600時間書いた実績を面接で語れたことが効いた」という一言です。

Sは「国内の転職なら取らなかった。外資系と海外を目指すから、費用対効果が合った」とも話しています。

外資系への転職は「USCPAで外資系企業に転職|評価される理由・職種・年収・選考」、英語力との掛け算は「USCPA×英語力で年収を上げる掛け算戦略|4段階と実例」で扱っています。

修士を検討するなら、まず「ライセンス」と「使う場面」を確認する

ロンドン大学の会計学修士は、USCPAの資格を最も安く速く学位に変える仕組みですが、入学にはAICPA正会員(実質ライセンス)が必要で、効く場面は外資系・海外・学歴要件のある求人に限られます。

検討する人は、①ライセンスを持っているか
②修士を使う場面(外資系・海外・講師)があるか
③週15時間×1年の学習時間を確保できるか
の3つを確認してから出願してください。

海外就職は「USCPAで海外就職|国別の難易度マップ(ビザ・評価・求人・年収)」、ダブルライセンス・学位の戦略は「USCPAダブルライセンス戦略|11資格の追加コストと選び方」で扱っています。

修士を取る前に、外資系・海外関連の求人で「修士以上」がどの程度要件になっているか、USCPAだけでどこまで届くかを確かめたい方は、MS
Japanの無料登録
で「外資系」「FP&A」「海外子会社」を条件に会計人材の求人を見ておくと、修士の費用対効果を自分の目指す求人で判断できます。

これから資格を取る段階で、修士まで見据えて予備校を選びたい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」に進んでください。

よくある質問(FAQ)

Q1.
USCPA試験に合格しただけでロンドン大学の修士に出願できますか?

公式の入学要件は「AICPAの正会員(CPA・CGMA)」で、AICPAの正会員は原則として州のライセンス保持者が対象です。

試験合格のみの人は、まずライセンスを取得してから出願するのが確実で、合格から5年以内なら英語要件も自動で満たします。

会員区分の扱いは変更されることがあるので、出願前にロンドン大学とAICPAの最新情報で確認してください。

Q2.
この修士でUSCPAの受験資格(単位)を満たせますか?

満たせません。

入学要件が「会計士資格の正会員」である以上、USCPA取得後にしか入学できず、受験資格の単位に使うことはできません。

受験資格の単位が足りない人は、予備校の提携大学の単位取得プログラムや、出願州の要件に合う大学の科目で満たしてください。

受験資格は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」で扱っています。

Q3. 費用はいくらですか?

2026-27年度の全プログラム費用(Web支援、日本はBand
B)は5,472ポンドで、1ポンド=195円なら約107万円、教科書代を含めて110〜120万円が目安です。

科目ごとの支払いも可能ですが、年度をまたぐと5%前後値上がりするため、一括払いの方が安くなる場合があります。

為替とVATの扱いで変わるので、出願時に公式の費用表で確認してください。

Q4.
働きながら6ヵ月で修了できますか?

最短6ヵ月は、1セッション目に選択科目2つ(週30時間)、2セッション目にキャップストーン(週15時間)を履修する前提で、フルタイム勤務なら相当な負荷です。

元同僚Sは監査法人の閑散期に合わせて開始し、約8ヵ月で修了しましたが、繁忙期と重なった2セッション目が最も苦しかったと話しています。

1セッション1科目で1〜1.5年が、働きながらの現実的なペースです。

Q5.
修士を取ると年収は上がりますか?

国内の一般企業の転職では、修士だけで年収が上がることはほぼありません。

効くのは外資系・海外の求人で「修士以上」の学歴要件がある場合、海外のビザ・永住のポイント、大学の非常勤講師など、学歴が「要件」になる場面です。

元同僚Sは外資系転職で年収が約750万円から約900万円に上がりましたが、「修士より英語でレポートを書いた実績と、USCPAの実務経験が評価された」と振り返っています。

Q6.
MBAとどちらを取るべきですか?

目的次第です。

会計・財務の専門性の上に学位を乗せ、外資系・海外・学歴要件で使いたいならロンドン大学の会計学修士(約110万円・6ヵ月〜1.5年)が安く速いです。

経営全般(戦略・マーケ・組織)を学び、経営職・CFO・ネットワークを重視するならMBAが向いています。

比較は「USCPAとMBAどっちを取る?費用対効果の比較と併用の順番」、アビタスのMBAは「アビタスUMass MBAの評判・費用・給付金|学費と実質負担」で扱っています。

Q7.
修了後、USCPAのCPEに使えますか?

一部の会計士団体はMScの学習時間をCPD(継続教育)として認めており、ACCAは認めていますが、USCPAのCPE(州のライセンス要件)に使えるかは州の規定次第です。

公式ページも「所属する団体に確認を」としているので、CPEとして申告する場合は、州の会計委員会の要件(認定プロバイダー・科目区分等)を確認してください。

CPEの取り方は「USCPAとIFRS検定|どっちが実務で使える?」で扱っています。

まとめ:ロンドン大学の会計学修士は「USCPAを学位に変える最短ルート」、効く場面を見て決める

この記事の要点を再掲します。

  • ロンドン大学のMSc Professional
    Accountancy
    は、UCLが学術指導するオンラインの会計学修士。会計士資格を単位として認め、残り60単位(選択2科目+キャップストーン)を最短6ヵ月〜最長5年、試験なしの課題評価で修了
  • 費用は2026-27年度のBand
    Bで5,472ポンド(約107万円)
    、教科書込みで110〜120万円。学習時間は600時間、働きながらなら1〜1.5年
  • 入学要件はAICPA正会員(実質ライセンス保持)。USCPA試験の合格だけでは足りず、受験資格の単位には使えない(順番が逆)
  • 効くのは外資系・海外の学歴要件、ビザのポイント、大学の非常勤、国際的な肩書。効かないのは国内転職の年収と独占業務
  • 元同僚SはUSCPAライセンス取得後に約8ヵ月・約100万円で修了し、外資系FP&Aへ転職(約750万→900万円)。「修士より、英語で600時間書いた実績が効いた」

この修士は、USCPAの上に「学位」と「英語で書いた実績」を乗せるための、安く速い選択肢です。

まずは自分がライセンスを持っているか、外資系・海外・講師のどこで修士を使うかを確かめるところから始めてみてください。

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受講料396,000円
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  • 日本の公認会計士試験指導実績を活かした
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PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
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