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USCPA FARの勉強時間と勉強法|450時間の学習ログ公開

この記事でわかること

  • FARの勉強時間の目安(予備校公表値と合格者の実績値)と、会計知識・英語力・実務経験による幅
  • 筆者が約450時間・5ヵ月で1回合格したときの月別・作業別の学習ログ(時間の内訳つき)
  • 講義・テキスト・MC・TBS・リリース問題の時間配分と、3周で仕上げる問題集の回し方
  • 連結・リース・政府会計・収益認識など、時間を食う論点への対処法
  • 社会人・学生別の週次スケジュールと、勉強時間が1,000時間近くに膨らむ人の共通点

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月28日

「FARの勉強時間は何時間必要?」「300時間で受かる人と1,000時間かかる人の差は何?」と検索している方に向けて、この記事は筆者の学習ログをそのまま公開します。

結論から言うと、FARの勉強時間の目安は300〜500時間で、会計の基礎(簿記2級程度)がある人は350〜450時間、会計初学者は500時間前後が現実的なラインです。

筆者は大学在学中にアビタスで学習し、FARに約450時間・5ヵ月で1回合格(80点台前半)しました。

この記事では、予備校公表の目安と合格者の実績値を整理したうえで、筆者の月別ログ・作業別の内訳・問題集の回し方・時間を食う論点の対処法を、一次情報(AICPAブループリント・予備校公式)と実体験で解説します。

FARの出題範囲や試験形式そのものは「USCPAのFARとは|出題範囲・形式・難易度を1回合格者が解説」で解説しているので、本記事は「何時間を、何にどう使うか」に絞ります。

目次 閉じる

FARの勉強時間の目安は?予備校公表値と合格者の実績を比較

FARの勉強時間の目安は300〜500時間。アビタスは公式コラムで「400〜500時間」を案内しており、合格者ブログの実績は300〜450時間に集中している。会計の基礎の有無で100〜150時間の差が出る。

まず、公表されている目安と実績値を並べます。

出典 FARの勉強時間 備考
アビタス公式コラム 400〜500時間 4科目合計1,200〜1,500時間の内訳として案内
USCPAどこのブログ(合格者) 300〜500時間 会計知識の有無で幅が出ると解説
KAIRO(合格者・簿記2級から) 約300時間(FAR単体) 週20〜25時間、約4ヵ月。88点で合格
イラスト会計教室(合格者・簿記2級+連結実務) 350時間 実務経験なしなら450時間、簿記2級なしなら500時間と試算
筆者(簿記あり・実務なし・在学中) 約450時間 5ヵ月、80点台前半で1回合格

※各社・各ブログの数値は2026年8月時点で公開されているもので、最新の案内は各サイトで確認してください。

数字にばらつきがあるのは、FARの勉強時間はスタート時点の会計知識で決まる部分が大きいからです。

合格者の実績を「会計レベル別」に整理すると、次の目安になります。

スタート時点の状態 FARの勉強時間の目安
簿記1級・日本の公認会計士学習経験・財務会計の実務経験あり 300〜350時間
簿記2級程度(仕訳・決算・財務諸表が分かる) 350〜450時間
会計初学者(簿記なし) 450〜550時間
会計初学者+英語に強い苦手意識 500〜600時間

筆者は「簿記あり・大学で会計入門を履修・英語は大学受験レベル」の条件で450時間でした。

簿記2級程度の表の上限に近いのは、英語で会計を学ぶのが初めてで、序盤の英文読解に時間を使ったためです。

英語力とFARの関係は「USCPAの英語力|TOEIC何点から?600点台でも受かる理由」、簿記の効果は「簿記2級・1級保有者のUSCPA勉強時間|短縮効果を科目別に解説」で詳しく解説しています。

FARの勉強時間が「4科目で最長」になる理由

FARが最も時間を要するのは、次の3つが重なるからです。

  • 範囲が最も広い:財務諸表の作成・分析、資産・負債・資本の各論点、収益認識、リース、連結、非営利会計まで1科目で扱う
  • 計算と理論の両方が出る:MC(4択)50問とTBS(総合問題)7問が各50%の配点で、TBSでは仕訳や財務諸表の穴埋めを自力で解く
  • 最初に受ける人が多い:英語で会計を学ぶ「型」を作る時間と、試験形式に慣れる時間がFARの学習時間に上乗せされる

AICPAが公表する合格率でも、FARは2025年通年で42.12%、2026年はQ2までの累計で約43%と、コア3科目で最も低い水準です(出典:AICPA公表の四半期合格率)。

「勉強時間が長い」だけでなく「同じ時間をかけても受かりにくい」科目である点は、計画の前提にしてください。

現行FARと旧FARの違い|筆者の450時間をどう読み替えるか

筆者が受験したのは2024年の新試験制度より前の旧FARで、政府会計・非営利会計が20%程度含まれていました。

2024年以降のFARは、政府会計の大部分が選択科目BARに移り、FARには州・地方政府会計の基礎概念が残る形になっています(出典:AICPA
Uniform CPA Examination Blueprints、2026年1月1日適用版)。

一方で、Analysis(分析)スキルの配点が35〜45%と旧試験より重くなり、「暗記で押し切れる問題」は減りました。

項目 旧FAR(筆者受験時) 現行FAR(2024年〜)
政府会計・非営利会計 約20% 非営利会計は残る。政府会計は基礎概念のみ(大部分はBARへ)
試験形式 MC66問+TBS8問 MC50問+TBS7問(配点は各50%)
スキル配点 Analysis比率は現行より低い Application 45〜55%・Analysis 35〜45%
勉強時間への影響 政府会計の暗記に時間を使った 範囲はやや減るが、理解重視で1論点あたりの時間は増える

筆者の感覚では、450時間のうち政府会計に使った約50時間の一部は現行FARでは不要になる一方、連結・リース・収益認識の理解に使う時間は増えるため、差し引きで「350〜400時間相当」が現行FARでの筆者の目安です。

この後の学習ログは旧FARの記録ですが、「講義→テキスト→問題集3周→リリース問題」の型と時間配分はそのまま使えます。

制度変更の全体像は「USCPA試験制度の全体像|CPA Evolution対応版」を参照してください。

FARの学習時間を自分の条件で見積もりたい方は、アビタスの無料資料請求で科目別の標準学習時間と教材のボリュームを確認しておくと、この記事の数字を自分のケースに置き換えやすくなります。

筆者のFAR学習ログ|450時間・5ヵ月の月別・作業別内訳

筆者はアビタス入会3〜7ヵ月目の5ヵ月間でFARを学習し、合計約450時間で1回合格。月別では「1〜2ヵ月目にインプット200時間、3〜4ヵ月目に問題集180時間、5ヵ月目に本番形式70時間」、作業別では「MC演習が約半分の220時間」だった。

ここからが、この記事の中心です。

学習ログの前提条件を先に示します。

  • 時期:大学在学中。アビタスの単位認定試験5科目を終えた直後からFARに着手
  • スタート時の知識:簿記の資格あり。大学で会計入門を履修。英語で会計を学んだ経験はゼロ
  • 週の学習時間:平日2〜3時間+休日6〜8時間で週20〜25時間。大学の試験期間は完全に止めた
  • 教材:アビタスのeラーニング・テキスト・問題集(Webプラクティス)・模試・リリース問題のみ。洋書は使っていない
  • 結果:1回目で合格(80点台前半)

月別ログ|5ヵ月で何をやったか

月 やったこと 学習時間 累計
1ヵ月目 eラーニング(1.5倍速)でFAR全講義を視聴。テキストを講義と並行して1周 約100時間 100時間
2ヵ月目 テキスト後半+問題集(MC)1周目を日本語で解く。誤答は解説を読み論点を理解 約100時間 200時間
3ヵ月目 MC2周目を英語のみで解く。TBSに着手。政府会計・非営利会計の暗記を開始 約90時間 290時間
4ヵ月目 MC3周目(誤答・迷った問題のみ)。連結・リースの苦手論点を集中演習。TBS2周目 約90時間 380時間
5ヵ月目 リリース問題を本番形式で週1回。模試。直前2週間はランダムMC+暗記論点の総復習 約70時間 450時間

1ヵ月目の100時間は、講義とテキストだけでほぼ消えました。

後から振り返ると、ここは70時間程度に圧縮できた部分です(理由は後述します)。

3ヵ月目に「日本語→英語」へ切り替えたときに正答率が一時的に2割ほど落ち、ここで英語の読解速度を上げる時間が発生しました。

作業別の内訳|MC演習が半分を占めた

作業 時間 割合 やり方
講義視聴(eラーニング1.5倍速) 約70時間 16% 全ユニットを1回のみ。2回目は見ていない
テキスト読み込み 約60時間 13% 講義と並行して1周。以降は誤答時に該当箇所を読むだけ
MC問題演習 約220時間 49% 3周。1周目日本語、2〜3周目英語のみ。誤答の選択肢まで理解
TBS演習 約60時間 13% 2周。仕訳・財務諸表の穴埋め・キャッシュフロー計算書が中心
リリース問題・模試 約40時間 9% 直前1ヵ月に本番形式(時間を計る)で週1回
合計 約450時間 100% ―

MC演習が約半分というのが、筆者のログで最も強調したい数字です。

FARは「知っているか知らないか」で決まる問題と、「計算の手順が反射で出るか」で決まる問題が大半を占めます。

講義を2回見るより、MCを1周多く回す方が点数に直結しました。

アビタスの公式コラムも「4択問題を3周ほど繰り返して正答率が8割を超えたら総合問題へ」という進め方を案内しており、筆者の型はこれとほぼ同じです。

苦手論点にかけた時間

450時間のうち、論点別に「余分にかかった時間」を抜き出すと次のようになります。

論点 追加で使った時間 つまずいた理由
連結会計(のれん・非支配持分・内部取引消去) 約30時間 手順が多く、1つ飛ばすと数字が合わない
リース会計 約20時間 借手・貸手の両方の仕訳と現在価値計算が混ざる
政府会計・非営利会計 約50時間 企業会計と概念が違い、純粋な暗記になる(旧FAR基準)
キャッシュフロー計算書(間接法) 約15時間 運転資本の増減の符号を毎回間違えた

政府会計の50時間は旧FAR特有の数字で、現行FARでは大幅に減ります。

代わりに現行FARで時間を見ておくべきは、収益認識(ASC
606)の5ステップ
とリース(ASC
842)
で、いずれもTBSで判断を問われる論点です。

論点別の攻略は「USCPA FAR頻出論点10|連結・リース・政府会計の優先順位」に分けて書いています。

FARの勉強法|450時間をムダにしない5つの手順

FARは「講義1回→テキスト1周→MC3周→TBS2周→リリース問題」の順で回し、講義とテキストに使う時間を全体の3割以内に抑える。問題集は1周目を日本語、2周目以降を英語で解き、誤答の選択肢が誤りの理由まで説明できる状態を合格ラインにする。

筆者の型を、手順ごとに説明します。

手順1:講義は1回だけ、1.5倍速で「地図」を作る

講義の役割は、FARの全体像(どの論点がどこにあるか)を頭に入れることです。

1回で理解しきる必要はなく、2回目の視聴は原則しないと決めてください。

アビタスは1ユニット約20分のスモールユニット方式なので、1.5倍速なら通勤時間や講義の空きコマでも消化できます。

筆者は講義に70時間かけましたが、「講義を止めてノートを取る」時間が多く、後から見返したノートはほぼ使いませんでした。

講義中はノートを取らず、分からない箇所にテキストで印を付けるだけにすれば、50時間前後で終わります。

手順2:テキストは講義と並行して1周、以降は辞書として使う

テキストを単独で「精読する時間」は取っていません。

講義を見た直後に該当章を読み、講義で分からなかった箇所だけ2度読みする、という使い方で1周60時間でした。

2周目以降は、問題集で間違えたときに該当ページを開く「辞書」の役割に徹します。

テキストを3周してから問題集に入る、という順番は、FARでは最も勉強時間が膨らむパターンです。

前の章を読み終える頃には最初の章を忘れているため、テキストの周回は理解の定着に結びつきません。

手順3:MCは3周|1周目日本語、2周目から英語のみ

MC演習の3周は、周ごとに目的を変えます。

周 言語 解く問題 目的 筆者の時間
1周目 日本語(日英切替) 全問 論点を理解する。分からない問題は3分で解説を見る 約100時間
2周目 英語のみ 全問 英文で読む速度を上げる。誤答・迷った問題に印を付ける 約80時間
3周目 英語のみ 印の付いた問題のみ(全体の3〜4割) 誤答の選択肢が「なぜ誤りか」まで説明できる状態にする 約40時間

1周目を日本語で解くのは、「英語が読めない」と「論点が分からない」を切り分けるためです。

論点が分かっている問題を英語で読み直すと、読解速度は1ヵ月ほどで1問5分から2分前後まで縮みました。

3周目で「印の付いた問題だけ」に絞るのが、時間を節約する最大のポイントです。

解ける問題を解き直すのは安心感はありますが、点数は上がりません。

問題集の回し方の詳細は「USCPAの問題集は何周?3周で仕上げる回し方と復習サイクル」にまとめています。

手順4:TBSはMCの正答率が8割を超えてから、2周で仕上げる

TBSに早く着手しすぎると、論点が入っていない状態で長文を読むことになり、1問に1時間かかります。

筆者は3ヵ月目、MCの正答率が8割を超えた時点でTBSに入りました。

FARのTBSで頻出なのは、次の形式です。

  • 仕訳を選択肢から組み立てる(取引ごとに借方・貸方と金額)
  • 財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)の穴埋め
  • 連結ワークシートの調整
  • 会計基準の抜粋(excerpts)を読んで正誤を判断する

TBSは部分点が取れるので、全部解けなくても「分かるセルだけ埋める」練習をしてください。

1周目で解き方の型を覚え、2周目で時間を計って解く、の2周で60時間が筆者の実績です。

手順5:直前1ヵ月はリリース問題を「本番形式」で週1回

AICPAが公開するリリース問題(Released
Questions)は、予備校の問題集と英語の言い回しや引っかけ方が違います。

筆者は直前1ヵ月に、時間を計って週1回、本番と同じ4時間で解きました。

1回目は時間内に終わらず、TBSを2問残しましたが、3回目には10分余る状態まで持っていけました。

時間内に終わる感覚は、リリース問題を本番形式で解かないと身につきません。

入手方法と使い方は「USCPAリリース問題の入手方法と使い方|何年分をいつ解くか」、本番の時間配分は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」で解説しています。

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社会人・学生別|FARを何ヵ月で終わらせるかのスケジュール

週20時間なら450時間は約5.5ヵ月、週15時間なら約7.5ヵ月、週10時間なら約11ヵ月かかる。FARは学習期間が長いほど「前半に覚えた論点を忘れる」ロスが増えるため、社会人でも週15時間以上を確保して6〜7ヵ月以内に収めるのが現実的。

必要時間が見えたら、次は「何ヵ月で終わるか」です。

週の学習時間 350時間の場合 450時間の場合 550時間の場合
週25時間(学生・専念) 約3.5ヵ月 約4.5ヵ月 約5.5ヵ月
週20時間(社会人・追い込み型) 約4.5ヵ月 約5.5ヵ月 約7ヵ月
週15時間(社会人・標準) 約6ヵ月 約7.5ヵ月 約9ヵ月
週10時間(社会人・繁忙期あり) 約9ヵ月 約11ヵ月 約14ヵ月

筆者は週20〜25時間で5ヵ月でしたが、大学の試験期間で1ヵ月止めた分を含めると実質6ヵ月です。

社会人の週15〜20時間の作り方

USCPAどこのブログのどこ氏は、平日2時間+週末5時間ずつの週20時間で、約1,000時間・ほぼ1年で全科目合格したと公開しています。

社会人がFARで週15〜20時間を確保する配分の例は、次の通りです。

曜日 時間帯 内容 時間
平日 通勤(往復) eラーニング1.5倍速、またはスマホでMC10〜20問 1時間
平日 夜 MC演習(前日の誤答の解き直し+新規) 1〜1.5時間
土曜 午前〜午後 テキストの該当章+MC新規範囲 4〜5時間
日曜 午前〜午後 TBS演習・リリース問題(直前期)・週の誤答の総復習 4〜5時間

平日は「新しいことを学ぶ」より「問題を回す」に寄せ、まとまった理解が必要なインプットは週末に集めるのが、筆者が学生時代から今も勧めている配分です。

社会人の学習ルーティンは「社会人の平日・休日学習ルーティン」、働きながらの全体設計は「社会人が働きながらUSCPAに合格する方法|時間術と18ヵ月計画」を参照してください。

FARの受験日を「先に」決める

FARで勉強時間が1,000時間近くまで膨らむ人に共通するのは、受験日を決めないまま「仕上がってから予約しよう」と考えていることです。

USCPAどこのブログでも、「FARは300時間で終えるつもりが1,000時間近くかかった」受験生の例が紹介されています。

筆者は、MC1周目が終わった2ヵ月目の時点で3ヵ月後の受験日を予約しました。

期限が決まると、3周目で「印の付いた問題だけ」に絞る判断が自然にできます。

受験手続きの流れは「USCPA出願の全手順6ステップ|学歴評価からNTS・受験まで」、1年で全科目を終えるモデルプランは「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で解説しています。

FARの勉強時間が膨らむ人の共通点と、筆者が今なら変えること

FARの勉強時間が目安を大きく超える人には「講義を2回以上見る」「テキストを問題集より先に周回する」「解ける問題を解き直す」「受験日を決めない」の4つが共通する。筆者が今から同じ条件でやり直すなら、講義70時間を50時間に、政府会計の暗記を後回しにして、合計400時間前後に収める。

FARで挫折する人が多いのは、範囲の広さそのものより、「やってもやっても終わらない」感覚が続くことが原因です。

勉強時間が膨らむ人の共通点を表にします。

共通点 なぜ時間が膨らむか 対処
講義を2回以上見る 受動的なインプットは定着率が低く、時間だけ消える 講義は1回。2回目は問題を解いてから該当ユニットだけ
テキストを先に周回する 前の章を忘れてから次に進むため、周回が定着に結びつかない 講義直後に1周、以降は辞書として使う
解ける問題を解き直す 安心感はあるが点数は上がらない 2周目で印を付け、3周目は印の問題のみ
受験日を決めない 「仕上がってから」は永遠に来ない MC1周目が終わった時点で3ヵ月後を予約
完璧主義で細かい論点を追う FARは75点で合格。基本論点の取りこぼしの方が致命的 基本論点(現金・棚卸資産・固定資産・社債・リース)を落とさない

筆者が今から同じ条件でやり直すなら

450時間の内訳を見直すと、削れる部分と増やすべき部分がはっきりします。

項目 当時 今なら 理由
講義視聴 70時間 50時間 ノートを取らず、印を付けるだけにする
テキスト読み込み 60時間 50時間 講義と並行の1周に絞り、精読しない
MC演習 220時間 200時間 1周目で「3分で解説を見る」を徹底し、粘る時間を削る
TBS演習 60時間 70時間 現行FARはAnalysis配点が重く、TBSの練習量が点数に直結する
リリース問題・模試 40時間 40時間 変えない。本番形式の週1回は必須
合計 450時間 約410時間 現行FARなら政府会計の暗記50時間も大幅に減らせる

逆に、変えないのは次の3点です。

  • アビタスの教材だけで完結させる:問題集を使い切る方が、教材を増やすより点に結びついた
  • 1周目は日本語、2周目から英語:英語への不安はこの順番で解消できる
  • FARを最初に受ける:範囲が最も広い科目で学習の型を作ると、残りの科目は同じ手順を回すだけになる

受験順の考え方は「USCPA科目の受験順番|FARが最初の理由と選択科目別ルート」、4科目合計の学習記録は「アビタスUSCPA合格体験記|1発合格の学習記録つき」で公開しています。

FARの勉強時間が見えたら、次にやること

FARに必要な時間は、スタート時点の会計知識で300〜550時間の幅があり、「何にどう使うか」で同じ時間でも結果が変わります。

これから学習を始める方は、まず自分の会計レベルを本記事の表に当てはめて、週の学習時間から「何ヵ月で終わるか」を出してみてください。

そのうえで、予備校の科目別標準学習時間と教材の問題数を確認すると、この記事の内訳を自分の計画に置き換えられます。

予備校を比較してから決めたい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、まず1社の資料で科目別の学習プランを見たい方はアビタスの無料資料請求をどうぞ。

すでにFARの学習を始めている方は、「アビタスUSCPA模試は難しい?合格者平均との差と受ける時期」で、合格者の平均点との差から残りの必要時間を逆算してください。

よくある質問(FAQ)

Q1.
FARの勉強時間は最低何時間必要ですか?

簿記1級や財務会計の実務経験がある人で300時間前後が、合格者の実績として公開されている下限です。

簿記2級程度なら350〜450時間、会計初学者なら450〜550時間を見てください。

アビタスの公式コラムは400〜500時間を案内しています。

「300時間で受かった」という体験談は、会計の下地がある人の数字であることが多いので、自分の条件に置き換えて読むのが安全です。

Q2.
FARは何ヵ月で合格できますか?

週20時間なら4〜6ヵ月、週15時間なら6〜8ヵ月が目安です。

筆者は週20〜25時間で5ヵ月(試験期間の中断を含めて実質6ヵ月)でした。

期間が長くなるほど前半に覚えた論点を忘れるロスが増えるため、社会人でも6〜7ヵ月以内に収める計画が現実的です。

科目合格の有効期限は30ヵ月(2024年以降)なので、FARの後に残り3科目を受ける期間も含めて逆算してください。

Q3.
会計初学者(簿記なし)でもFARに合格できますか?

合格できますが、勉強時間は500時間前後を見込んでください。

アビタスの受講生データでは受講生の半数が会計初学者で、経理・財務経験なしで合格した人が約8割とされています。

初学者は、FARの前に予備校の英文会計入門や簿記3〜2級の市販テキストで「仕訳と財務諸表」の基礎を作っておくと、FAR本体の学習時間を抑えられます。

詳しくは「簿記知識ゼロからUSCPAは無謀?」を参照してください。

Q4.
講義は全部見るべきですか?飛ばしてもいいですか?

全部見る場合でも1回・1.5倍速までにして、2回目は見ないのが原則です。

簿記2級程度の知識があれば、現金・棚卸資産・固定資産など簿記と重なる章は講義を飛ばしてテキストとMCから入っても問題ありません。

一方、連結・リース・収益認識・非営利会計など、日本の簿記と考え方が違う論点は講義を見た方が早いです。

筆者は全講義を見て70時間かけましたが、今なら重なる章を飛ばして50時間に抑えます。

Q5.
MCとTBS、どちらに時間をかけるべきですか?

配点は各50%ですが、学習時間はMCに6〜7割、TBSに2〜3割が目安です。

MCで論点を理解していないとTBSは解けないため、順番はMCが先で、正答率8割を超えてからTBSに入ります。

ただし現行FARはAnalysis(分析)の配点が35〜45%と重く、TBSの練習量が点数に直結するため、筆者の当時(TBS60時間)より少し多めに70時間前後を見ておくのが安全です。

Q6.
政府会計・非営利会計にはどのくらい時間をかけるべきですか?

現行FARでは、政府会計は州・地方政府会計の基礎概念に絞られ、大部分は選択科目BARの範囲です(2026年版ブループリント)。

非営利会計はFARに残っているので、純資産の2区分(寄付者による制限の有無)と寄付の認識時期を中心に、20時間前後で暗記を固めてください。

筆者は旧FARで政府会計・非営利会計に50時間使いましたが、現行FARならその半分以下で足ります。

BARを選択科目にする予定の人は、FARの段階で政府会計に深入りせず、BARの学習でまとめて対応する方が効率的です。

Q7.
FARに落ちた場合、再受験までに何時間必要ですか?

一律には言えませんが、アビタスのカウンセリングでは「10点アップに100〜150時間」が目安として案内されると、USCPAどこのブログで紹介されています。

再受験で大事なのは時間の総量より、スコアレポートで「Weaker」と出た分野に時間を集中することです。

70〜74点で落ちた人は、全範囲をやり直すのではなく、弱点分野のMC・TBSを2周し直して4〜8週間で再受験するのが現実的です。

詳しくは「USCPA74点で落ちた時の再受験戦略|1点差を埋める勉強法」と「USCPAスコアレポートの見方と弱点分析|3段階評価の読み方」で解説しています。

Q8.
勉強時間を記録する意味はありますか?

あります。筆者は週ごとの学習時間と問題集の正答率を記録していたため、この記事の内訳を出せています。

記録する項目は「時間」より「MCの正答率(周ごと)」と「誤答の論点」の2つが重要です。

正答率が8割を超えた時点がTBSに移るタイミング、誤答の論点が偏った時点が苦手論点に集中するタイミングの目安になります。

学習記録の付け方は「USCPAの学習記録|Studyplus等の使い方と記録する項目」を参照してください。

まとめ:FARは450時間を「MC3周」に寄せて使う

この記事の要点を再掲します。

  • FARの勉強時間の目安は300〜500時間。アビタス公式は400〜500時間、簿記2級程度なら350〜450時間、会計初学者は500時間前後が現実的
  • 筆者は約450時間・5ヵ月で1回合格。内訳は講義70時間・テキスト60時間・MC220時間・TBS60時間・リリース問題40時間で、MC演習が約半分
  • 型は「講義1回→テキスト1周→MC3周(1周目日本語・2周目から英語)→TBS2周→リリース問題を本番形式」。講義とテキストは全体の3割以内
  • 現行FARは政府会計の大部分がBARへ移った一方でAnalysis配点が重いため、暗記の時間を減らしてTBSの練習を増やす
  • 週20時間なら約5.5ヵ月、週15時間なら約7.5ヵ月。MC1周目が終わった時点で3ヵ月後の受験日を予約する
  • 時間が膨らむ人の共通点は「講義2回以上」「テキスト先行周回」「解ける問題の解き直し」「受験日未定」の4つ

FARは、USCPAで最初にぶつかる最大の山です。

ただし、時間の総量ではなく「MCを回す時間の比率」で結果が決まる科目でもあります。

筆者の450時間の内訳を、自分の会計レベルと週の学習時間に置き換えて、受験日から逆算した計画を今日作ってみてください。

USCPAおすすめスクール
ランキングTOP3

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アビタス

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受講料400,000円〜485,000円
教材特徴オリジナルテキスト+Becker問題集、ボリュームあり
講義形式正統派黒板スタイル講義
サポート期間3年間
合格祝い金なし
単位取得やや困難(時間がかかる)

ポイント

  • 長年の資格試験指導ノウハウを活かした
    正統派学習スタイル
  • Becker問題集が使用可能で
    実践的な学習ができる
  • REG・TCP(税務科目)の評判が特に良好
  • 質問回答が迅速で的確なサポート体制
  • 教育訓練給付制度対象講座で
    受講料の一部支給

no.

3

CPA会計学院

総合評価

2.8
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受講料396,000円
教材特徴オリジナルテキスト+U World問題集、BARのみ対応
講義形式日本語講義(会計知識前提)
サポート期間2年間(延長可能)
合格祝い金10万円
単位取得やや困難

ポイント

  • 受講料が比較的安価で費用を抑えて
    学習開始可能
  • 合格お祝い金10万円でコスト負担を軽減
  • リスキリング補助金対象講座で
    受講料大幅軽減
  • 日本の公認会計士試験指導実績を活かした
    会計基礎解説
  • 新設校ならではの最新設備と学習環境

PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
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