この記事でわかること
- USCPAの出願から受験までの全体の流れ(出願州の決定→単位の確認→学歴評価→出願→NTS取得・会場予約→受験当日)と、各ステップにかかる期間
- 学歴評価(NIES等)・受験資格審査・受験料・日本会場手数料など、出願にかかる費用の内訳(2026年時点)
- NTS(受験票)の有効期限と、プロメトリック(東京・大阪)の予約の取り方
- 氏名表記・書類不備・NTS失効など、日本人受験者が手続きでつまずきやすいポイント
- 筆者が在学中に出願したときの流れと、独学で手続きする場合に予備校サポートと差が出る部分
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「USCPAの出願って何から始めるの?」「学歴評価やNTSって何?」「日本で受験するにはどうすればいい?」と検索している方に向けて、出願から受験当日までの手順を6ステップで整理します。
結論から言うと、USCPAの出願は「出願州を決める→受験資格(単位)を確認・取得する→学歴評価を受ける→NASBAに出願して受験料を払う→NTSを取得して日本会場手数料を払いプロメトリックを予約する→受験する」の6ステップで、最初の受験まで手続きだけで3〜6ヵ月かかります。
筆者は大学在学中に出願し、単位認定試験→学歴評価→出願→NTS取得→FAR受験の流れを、アビタスのサポートに沿って進めました。
この記事では、6ステップの内容・期間・費用・つまずきやすい点を、一次情報(NASBA・AICPA・各州会計委員会・予備校公式)と実体験で解説します。
受験資格そのものの解説は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」、出願州の選び方は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」に分けているので、本記事は「手続きの手順」に絞ります。
USCPA出願から受験までの全体像|6ステップと期間の目安
USCPAの出願は6ステップで、受験資格を満たしている人でも学歴評価とNTS取得に2〜3ヵ月、単位が不足している人は単位取得を含めて4〜6ヵ月かかる。学習開始と同時に手続きを始め、FARの学習中に出願を終えるのが標準的な進め方である。
USCPAは、日本の資格試験のように「願書を出して決められた日に受ける」流れではありません。
出願州ごとに受験資格が異なり、学歴を米国基準で評価してもらい、受験票を取ってから会場を予約します。
| ステップ | やること | 期間の目安 | 主な費用(2026年8月時点) |
|---|---|---|---|
| ① 出願州を決める | 受験資格とライセンス要件を比較し、出願州を選ぶ | 数日〜2週間 | 無料 |
| ② 受験資格(単位)を確認・取得する | 学位・会計単位・ビジネス単位を確認。不足があれば単位認定試験等で取得 | 0〜3ヵ月 | 予備校の単位取得費用(受講料に含む場合あり) |
| ③ 学歴評価を受ける | 英文成績証明書等を学歴評価機関(NIES等)に提出し、米国基準で評価してもらう | 1.5〜2ヵ月 | 約$250 |
| ④ 出願して受験料を払う | NASBAのCPA Centralで出願。受験資格審査後、科目ごとに受験料を支払う |
2〜4週間 | 受験資格審査$96〜146、受験料1科目$358.64〜378.64 |
| ⑤ NTSを取得し、会場を予約する | NTS(受験票)発行→日本会場手数料を支払い→プロメトリックで予約 | 数日〜2週間 | 日本会場手数料1科目$390 |
| ⑥ 受験する | NTSとパスポートを持って東京(お茶の水)または大阪(中津)の会場で受験 | ― | ― |
出典:NASBA「CPA Exam International
Administration」、各州会計委員会、CPA会計学院・アビタス公式の案内(2026年8月28日確認)
※費用は州や時期で変わります。出願前にNASBAと出願州の最新情報で確認してください。
手続きと学習は並行して進める
手続きだけで3〜6ヵ月かかるため、「勉強が仕上がってから手続きを始める」と、受験したい時期に受けられません。
標準的な進め方は次のとおりです。
| 時期 | 学習 | 手続き |
|---|---|---|
| 学習開始〜2ヵ月目 | 英文会計入門・単位認定試験 | ①出願州の決定、②単位の確認、英文証明書の取り寄せ |
| 2〜3ヵ月目 | FARの講義開始 | ③学歴評価の申請 |
| 3〜4ヵ月目 | FARのMC演習 | ④出願・受験料支払い |
| 4〜5ヵ月目 | FARの仕上げ | ⑤NTS取得・会場予約 |
| 5〜6ヵ月目 | ― | ⑥FAR受験 |
筆者も入会直後に単位認定試験と学歴評価の準備を始め、FARの学習中に出願を終えました。
月別の学習計画は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で解説しています。
ステップ①:出願州を決める
出願州は「受験資格を満たしやすいか」と「合格後にライセンスを取れるか」の2軸で選ぶ。日本人受験者に多いのはワシントン・アラスカ・モンタナ・ニューヨーク・グアムなどで、単位要件・実務経験要件・日本からの手続きのしやすさが異なる。
USCPAは州ごとに会計士制度があり、出願州によって受験資格・ライセンス要件・手続きの流れが変わります。
| 確認すべきこと | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 学位要件(学士号の有無)、会計単位・ビジネス単位の必要数、在学中の出願可否 |
| ライセンス要件 | 総単位数(150単位が多い)、実務経験の年数と内容、倫理試験の有無 |
| 手続きのしやすさ | 学歴評価機関の指定、オンライン出願の可否、日本からの書類送付 |
| 費用 | 受験資格審査料・受験料が州ごとに数十ドル異なる |
「受験できる州」と「ライセンスを取りやすい州」は同じとは限りません。
全科目合格後にライセンス登録まで目指すなら、実務経験要件(監査法人や事業会社での経験が認められるか)まで確認して選んでください。
州ごとの比較は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」、ライセンス要件は「USCPAライセンス取得の要件と流れ|合格後にやること」で解説しています。
ステップ②:受験資格(単位)を確認・取得する
受験資格は学位と単位数で決まり、会計学部以外の出身者は会計単位が不足することが多い。不足分は予備校の単位認定試験(提携大学の単位)で補うのが一般的で、5科目で1〜2ヵ月が目安。自己判断せず、予備校の単位診断で確認する。
出願州を決めたら、自分の大学の成績で受験資格を満たすかを確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 学位要件 | 学士号の有無(在学中でも出願できる州あり) |
| 会計単位 | 財務会計・管理会計・監査・税務などの単位数(州により15〜24単位以上) |
| ビジネス単位 | 経済学・経営学・統計・法律などの単位数 |
日本の大学の科目が米国基準で「会計単位」「ビジネス単位」のどちらに当たるかは、科目名だけでは判断できません。
筆者は経済学部で会計入門を履修していましたが、単位診断の結果は「会計15単位不足」で、アビタスの単位認定試験5科目(英文会計入門〜財務会計の基礎・応用)で補いました。
単位認定試験の流れ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 仕組み | 予備校が提携する米国大学の単位を、試験に合格することで取得する |
| 期間 | 1科目あたり数週間。5科目で1〜2ヵ月が目安 |
| 費用 | アビタスの学生向けパックなど、受講料に含まれるプランが多い |
| 注意点 | 学期ごとに受験できる時期が決まっているため、入会直後に全科目の受験日を仮決めする |
単位認定試験の内容はFARの基礎と重なるため、「単位取得」と「FARの前提知識の習得」を兼ねられます。
詳しくは「アビタスの単位取得・単位認定試験の難易度と進め方」で解説しています。
自分の単位の過不足を先に知りたい方は、アビタスの無料資料請求で単位診断を申し込んでおくと、出願州の候補と不足単位数がこの段階で分かります。
ステップ③:学歴評価を受ける
学歴評価とは、日本の大学の成績を米国基準で評価してもらう手続きで、出願州が指定する評価機関(ワシントン・アラスカ等はNIES)に英文成績証明書・英文卒業証明書等を提出する。結果が出るまで1.5〜2ヵ月かかるため、最も早く着手すべきステップである。
出願の前に、出願州が指定する学歴評価機関で学歴評価を受けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な評価機関 | NIES(NASBA International Evaluation Services):ワシントン・ニューハンプシャー・アラスカ等で利用可。州によりFACS等の他機関を指定 |
| 提出書類 | 英文成績証明書(厳封)、英文卒業証明書(在学中は在学証明書)、パスポートのコピー(オンラインでアップロード) |
| 手続き | オンラインで申請・手数料支払い→証明書類を郵送 |
| 費用 | 約$250(機関・州により異なる) |
| 期間 | 1.5〜2ヵ月(書類不備があればさらに延びる) |
出典:アビタス「NIES(学歴評価)依頼方法」、NASBA公式
つまずきやすいポイント
| つまずき | 対処 |
|---|---|
| 大学の英文証明書の発行に時間がかかる | 卒業後は郵送申請になる大学が多く、1〜2週間かかる。学習開始と同時に申請する |
| 成績証明書は「厳封」が必要 | 開封すると無効。大学に厳封で発行してもらい、そのまま送る |
| 氏名の表記がパスポートと一致しない | 証明書・申請書・パスポートのローマ字表記を統一する。結婚で姓が変わった人は追加書類が必要 |
| 単位認定試験の成績証明書も必要 | 提携大学の成績証明書を、予備校経由または大学から評価機関へ送付する |
筆者は在学中だったため、大学に英文の成績証明書と在学証明書を厳封で発行してもらいました。
学内の証明書自動発行機では英文の厳封書類が出せず、窓口申請で1週間ほどかかったのが小さなつまずきでした。
学歴評価の詳細は「USCPAの学歴評価(NIES)|申請手順・所要期間・費用を解説」で解説しています。
ステップ④:NASBAに出願して受験料を払う
学歴評価の結果が出願州に届いたら、NASBAのCPA
Centralで出願する。受験資格審査(初回$96〜146)を経て受験許可が出たら、受験する科目を選んで受験料(1科目$358.64〜378.64)を支払う。すぐに受けない科目の受験料はまとめて払わない。
日本人が出願する州の大半は、NASBA(全米州政府会計委員会)のオンラインシステムで出願します。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | NASBAのアカウント(CPA Candidate Account)を作成 |
| 2 | CPA Centralで出願州を選び、出願フォームを入力。パスポート情報・学歴・連絡先を登録 |
| 3 | 受験資格審査料(初回出願:$96〜146程度、州により異なる)を支払う |
| 4 | 審査後、受験許可の通知がメールで届く(2〜4週間) |
| 5 | 受験する科目を選び、受験料(1科目$358.64〜378.64)を支払う |
出典:NASBA、CPA会計学院「USCPA取得までのステップ」(2026年3月時点の受験料)
受験料は「すぐ受ける科目」だけ払う
受験料を払うと次のステップでNTS(受験票)が発行されますが、NTSには有効期限(多くの州で6ヵ月)があります。
4科目分をまとめて払うと、期限内に受験できなかった科目の受験料が無駄になります。
「2〜3ヵ月以内に受ける科目」だけ支払うのが原則です。
筆者はFARの受験料だけを最初に払い、2科目目以降は各科目の学習が終盤に入った時点で支払いました。
出願州の受験料の比較は「USCPAの費用総額|予備校・受験料・出願費の内訳と試算表」で解説しています。
\出願州の候補・不足単位・受験までの流れを確認/
ステップ⑤:NTSを取得し、日本会場手数料を払って会場を予約する
受験料の支払い後、NTS(Notice to
Schedule=受験票)が発行される。日本で受験する場合はNASBAのサイトで日本会場手数料(1科目$390)を支払い、プロメトリックのサイトでNTSのSection
IDを使って東京(お茶の水)または大阪(中津)の会場を予約する。予約は受験日の5日前まで、確実に取るなら45日前までが推奨。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | NASBAからNTS発行の通知メールが届く。NASBAのポータルからNTSをダウンロード・印刷 |
| 2 | NTSの氏名表記がパスポートと一致しているか確認(不一致だと当日受験できない) |
| 3 | 日本で受験する場合、NASBAのサイトで日本会場手数料(1科目$390)を支払う |
| 4 | プロメトリックのサイトで、NTSに記載されたSection IDを入力し、会場・日時を予約 |
| 5 | 予約確認メールを保存。受験日の30日前・5日前で変更手数料が変わる |
出典:NASBA「CPA Exam International
Administration」、プロメトリック公式
NTSの有効期限と日本の会場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| NTSの有効期限 | 発行日から6ヵ月が多い(州により異なる)。期限内に受験しないと失効し、受験料は返金されない |
| 日本の会場 | 東京(お茶の水)・大阪(中津)のプロメトリックテストセンター |
| 受験できる日 | 休業日を除き通年(選択科目は1・4・7・10月のみ) |
| 予約の混雑 | 土日・連休前後・月末は埋まりやすい。社会人は45日前までに予約 |
スコアリリースの締切日の2〜3日前に受験日を置くと、結果が最短で出ます。
日程の考え方は「【2026年】USCPAスコアリリース日程|日本時間と確認方法」、NTSの詳細は「USCPAのNTSとは|発行期間・有効期限6ヵ月・再印刷の方法」、プロメトリックの予約手順は「USCPAのプロメトリック予約手順|画面ごとの入力と注意点」で解説しています。
ステップ⑥:受験当日|持ち物と流れ
受験当日はNTSとパスポート(有効期限内)を持参し、予約時刻の30分前までに会場に到着する。電卓・筆記用具は貸与され、私物は持ち込めない。試験は4時間で、テストレット間の休憩(15分間、試験時間は止まる)以外は時間が進み続ける。
| 持ち物 | 内容 |
|---|---|
| NTS(印刷したもの) | 氏名がパスポートと一致していること |
| パスポート | 有効期限内のもの。日本の受験者は原則パスポート(運転免許証等は不可の会場が多い) |
| 予約確認メール | 会場・時刻の確認用(提示を求められない場合もある) |
当日の流れは、受付→本人確認(パスポート・写真撮影・指紋または手のひら静脈)→ロッカーに私物を預ける→着席→チュートリアル→試験開始です。
筆者はFARの受験で、受付から着席まで20分ほどかかりました。
予約時刻ぎりぎりに着くと落ち着かないので、30〜45分前の到着をおすすめします。
当日の詳細は「USCPA当日の持ち物リスト|パスポート・NTS・確認書・貸出品」「USCPA試験当日の流れ|受付から退出までを筆者の時系列で解説」、時間配分は「USCPA FARの時間配分と解答戦略|計算で時間を失わない型」で解説しています。
独学で手続きする場合と予備校サポートの差
手続きは独学でもできるが、出願州の選定・単位診断・学歴評価の書類準備の3点で迷いやすい。予備校のサポートがあると、単位診断で州の候補と不足単位が数日で分かり、書類の不備による1〜2ヵ月の手戻りを避けられる。
USCPAの手続きは、すべてNASBAや州会計委員会の公式サイトで完結でき、独学でも進められます。
ただし、独学勢が実際につまずくのは次の3点です。
| ステップ | 独学で迷うポイント | 予備校サポートがある場合 |
|---|---|---|
| ① 出願州 | 受験資格とライセンス要件を州ごとに英語で読み比べる必要がある | 単位診断の結果から候補州を提示してもらえる |
| ② 単位 | 自分の大学の科目が会計・ビジネスのどちらの単位に当たるか判断できない | 成績証明書を送ると数日で不足単位数が分かる |
| ③ 学歴評価 | 厳封・氏名表記・送付先など、書類の不備で1〜2ヵ月の手戻りが起きやすい | マニュアルとチェックリストで不備を防げる。単位認定試験の成績も予備校経由で送付 |
| ④⑤ 出願・NTS | 英語のフォーム入力は難しくないが、受験料の支払いタイミングを間違えやすい | 支払いのタイミングと有効期限の管理を案内してもらえる |
筆者は在学中で手続きの経験がなく、アビタスのマニュアルに沿って進めました。
書類の不備で止まったのは英文証明書の発行方法だけで、学歴評価は一度で通っています。
独学で進める場合は、学歴評価の書類だけは「厳封・氏名表記・送付先」を提出前に二重に確認してください。
独学の可否は「USCPAは独学で合格できる?予備校なしの現実と3つの壁」、予備校の比較は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で解説しています。
出願の手順を把握したら、次にやること
出願から受験までは6ステップで、学歴評価とNTS取得を中心に3〜6ヵ月かかります。
これから始める方は、まず自分の大学の英文成績証明書を取り寄せ、単位診断で出願州の候補と不足単位を確認するところから着手してください。
その結果で、単位認定試験の要否と学歴評価の申請時期が決まり、FARの受験日から逆算した手続きのスケジュールを組めます。
予備校を比較してから決めたい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、まず1社で単位診断と手続きの流れを確認したい方はアビタスの無料資料請求をどうぞ。
出願州で迷っている方は「USCPA出願州の選び方|結局どこがいい?学歴・目的別に即答」、受験資格を確認したい方は「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」に進んでください。
よくある質問(FAQ)
Q1.
USCPAの出願はいつから始めればよいですか?
学習開始と同時に始めてください。
学歴評価に1.5〜2ヵ月、出願からNTS取得に2〜4週間かかるため、受験資格を満たしている人でも最初の受験まで手続きに2〜3ヵ月、単位が不足している人は4〜6ヵ月かかります。
FARの受験希望日から逆算して、半年前には英文証明書の取り寄せを始めるのが安全です。
Q2.
出願にかかる費用の総額はいくらですか?
2026年8月時点の目安で、学歴評価約$250、受験資格審査$96〜146、受験料1科目$358.64〜378.64、日本会場手数料1科目$390です。
4科目を1回で合格した場合、試験関連費用は合計約$3,100〜3,200(為替により45〜50万円前後)になります。
不合格の再受験では受験料と日本会場手数料が科目ごとに再度かかります。
Q3.
学歴評価はどの機関に依頼すればよいですか?
出願州が指定する機関です。
ワシントン・ニューハンプシャー・アラスカなどはNASBAが運営するNIESを利用でき、州によってはFACS等の別機関を指定しています。
出願州を決めてから、その州のページで指定機関を確認してください。
Q4. 在学中でも出願できますか?
出願できる州があります。
筆者は大学在学中に、在学証明書と成績証明書で学歴評価を受け、出願しました。
ただし、学位要件を満たすタイミングや、在学中の出願を認める条件は州ごとに異なるため、出願州の要件を確認してください。
詳しくは「USCPAの受験資格|高卒・短大卒・在学中でも受けられる?」で解説しています。
Q5.
NTSの有効期限が切れたらどうなりますか?
そのNTSは失効し、受験料は返金されません。
再度、受験料を支払ってNTSを取り直す必要があります。
有効期限は多くの州で発行日から6ヵ月ですが、州によって異なるため、NTSに記載された期限を確認し、「2〜3ヵ月以内に受ける科目」だけ受験料を払うようにしてください。
Q6.
日本の会場はどこにありますか?
東京(お茶の水)と大阪(中津)のプロメトリックテストセンターです。
休業日を除き通年で受験でき、日本で受験する場合はNASBAのサイトで日本会場手数料(1科目$390)を事前に支払います。
土日や連休前後は予約が埋まりやすいので、45日前までの予約が推奨されています。
Q7.
氏名の表記はどこまで一致させる必要がありますか?
パスポート・英文証明書・出願フォーム・NTSのローマ字表記を完全に一致させてください。
ミドルネームの有無やハイフンの違いでも、本人確認で受験を断られる場合があります。
NTSが届いたら最初に氏名を確認し、誤りがあればNASBAに修正を依頼してください。
Q8.
出願から受験までに「やらなくてよいこと」はありますか?
4科目分の受験料をまとめて払うことと、学習が仕上がるまで手続きを待つことの2つです。
前者はNTSの失効リスク、後者は受験時期の遅れにつながります。
手続きは学習と並行して進め、受験料は科目ごとに払うのが原則です。
まとめ:出願は6ステップ、学歴評価から逆算して学習と並行する
この記事の要点を再掲します。
- USCPAの出願は①出願州→②単位→③学歴評価→④出願・受験料→⑤NTS・会場予約→⑥受験の6ステップ。手続きだけで3〜6ヵ月かかる
- 最も時間がかかるのは学歴評価(1.5〜2ヵ月)。英文証明書の取り寄せから、学習開始と同時に着手する
- 費用は学歴評価約$250、受験資格審査$96〜146、受験料1科目$358.64〜378.64、日本会場手数料1科目$390(2026年8月時点)
- 受験料は「2〜3ヵ月以内に受ける科目」だけ払う。NTSの有効期限(多くは6ヵ月)を過ぎると失効する
- 日本の会場は東京(お茶の水)・大阪(中津)。予約は5日前まで、確実に取るなら45日前まで
- つまずきやすいのは厳封・氏名表記・書類の送付先。独学で進めるなら学歴評価の書類だけは二重に確認する
手続きは複雑に見えますが、順番に分ければ迷いません。
まず英文成績証明書を取り寄せて単位診断を受け、出願州の候補と不足単位を今日確認するところから始めてください。
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