この記事でわかること
- USCPA試験の科目構成(コア3科目FAR・AUD・REG+選択1科目BAR・ISC・TCP)と、2024年の新試験制度で何が変わったか
- 6科目それぞれの内容・出題形式(MC・TBSの問題数と配点)・試験時間・合格率(2025年通年と2026年上半期)
- 科目別の難易度と勉強時間の目安、日本の簿記・税理士試験の知識がどこまで使えるか
- 選択科目の選び方と、4科目を受ける順番の基本
- 筆者が旧制度の4科目(FAR・BEC・AUD・REG)を受けた実感と、現行制度なら何を選ぶか
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「USCPAって何科目あるの?」「FARとかAUDって何?」「選択科目はどれを選べばいい?」と検索している方に向けて、試験科目の全体像を1記事で整理します。
結論から言うと、USCPA試験はコア3科目(FAR・AUD・REG)と選択1科目(BAR・ISC・TCPから1つ)の計4科目で、各科目4時間・75点以上で合格、科目ごとに個別に受験して積み上げる方式です。
合格率は2025年通年でFAR42%・AUD48%・REG63%・BAR42%・ISC68%・TCP78%と科目で大きく差があり、FARとBARが「最も落ちやすい2科目」です。
筆者は旧制度で4科目(FAR・BEC・AUD・REG)を約20ヵ月・約1,300時間で合格しました。
この記事では、各科目の内容・形式・合格率・難易度・勉強時間を、一次情報(AICPAブループリント2026年版・AICPA公表の合格率・予備校公式)と実体験で解説します。
科目ごとの詳細は「USCPAのFARとは|出題範囲・形式・難易度を1回合格者が解説」「USCPAのAUDとは|出題範囲・形式・難易度を監査経験者が解説」「USCPAのREGとは|出題範囲・配点・難易度を合格者が解説」などに分けているので、本記事は「4科目の全体像と比較」に絞ります。
USCPA試験の科目構成|コア3科目+選択1科目の計4科目
USCPA試験は、全員が受けるコア3科目(FAR・AUD・REG)と、BAR・ISC・TCPから1つ選ぶ選択科目(Discipline)の計4科目。2024年1月のCPA
Evolution(新試験制度)でBECが廃止され、選択科目制が導入された。どの選択科目を選んでも取得できる資格は同じUSCPAである。
| 区分 | 科目 | 略称の意味 | 内容 |
|---|---|---|---|
| コア(必須) | FAR | Financial Accounting and Reporting | 財務会計。財務諸表の作成・会計基準(US GAAP)・非営利会計 |
| コア(必須) | AUD | Auditing and Attestation | 監査。監査手続・内部統制・監査報告書・職業倫理 |
| コア(必須) | REG | Taxation and Regulation | 税法と規制。連邦税法・ビジネス法・職業倫理 |
| 選択(1つ) | BAR | Business Analysis and Reporting | FARの発展論点・財務分析・管理会計・政府会計 |
| 選択(1つ) | ISC | Information Systems and Controls | 情報システム・内部統制・IT監査・セキュリティ |
| 選択(1つ) | TCP | Tax Compliance and Planning | REGの発展論点・タックスプランニング・事業体の税務 |
出典:AICPA「Uniform CPA Examination
Blueprints」(2026年1月1日適用版)
科目ごとに個別に受験し、合格を積み上げる方式です。
4科目を一度に受ける必要はなく、1科目ずつ準備して受けます。
2024年の新試験制度(CPA
Evolution)で変わったこと
| 項目 | 旧制度(〜2023年) | 新制度(2024年〜) |
|---|---|---|
| 科目構成 | FAR・AUD・REG・BECの4科目全員共通 | コア3科目+選択1科目 |
| BEC | 経営環境・IT・管理会計・財務管理を広く浅く | 廃止。内容はBAR・ISC・TCPに分割・発展 |
| 受験時期 | 4科目とも通年 | コア科目は通年、選択科目は1・4・7・10月のみ |
| 科目合格の有効期限 | 18ヵ月 | 30ヵ月(多くの州) |
| スキル配点 | ― | Analysis(分析)の比率が上昇 |
筆者が受験したのは旧制度で、4科目目はBECでした。
BECは「範囲が広いが浅い」科目で、筆者の4科目の中では最も取り組みやすかった記憶があります。
現行制度では、BECの内容が3つの選択科目に分かれて深くなったため、「軽い科目」は事実上なくなりました。
制度変更の全体像は「USCPA試験制度の全体像|CPA Evolution対応版」で解説しています。
6科目の出題形式と合格率の一覧
全科目とも試験時間は4時間で、MC(4択)とTBS(総合問題)の2形式。配点はISC以外MC50%・TBS50%、ISCのみMC60%・TBS40%。合格率は2025年通年でTCP78%・ISC68%・REG63%が高く、FAR42%・BAR42%・AUD48%が低い。
| 科目 | MC問題数 | TBS問題数 | 配点(MC/TBS) | 合格率2025年通年 | 合格率2026年Q2まで |
|---|---|---|---|---|---|
| FAR | 50問 | 7問 | 50%/50% | 42.12% | 約43% |
| AUD | 78問 | 7問 | 50%/50% | 48.21% | 約49% |
| REG | 72問 | 8問 | 50%/50% | 63.12% | 約67% |
| BAR | 50問 | 7問 | 50%/50% | 41.94% | 約44% |
| ISC | 82問 | 6問 | 60%/40% | 67.79% | 約67% |
| TCP | 68問 | 7問 | 50%/50% | 77.65% | 約80% |
出典:AICPA「Uniform CPA Examination
Blueprints」、AICPA公表の科目別合格率(2026年Q2まで)
合格率について、AICPAは「変動は試験の難易度ではなく受験者の準備の差を反映する」と説明しています。
TCPの合格率が高いのは、税務に興味や経験がある人がTCPを選ぶ傾向があるためで、「TCPが簡単」という意味ではありません。
出題形式の補足
- MC(Multiple
Choice):4択問題。テストレット1〜2で出題 - TBS(Task-Based
Simulation):計算・仕訳・財務諸表の穴埋め・文書の空欄補充などの総合問題。テストレット3〜5で出題。部分点あり - 合格点:0〜99のスケールスコアで75点以上。75%正答という意味ではない
- 試験時間:4時間。テストレット3の後に15分の休憩(試験時間は止まる)
各科目の内容を詳しく|FAR・AUD・REG・BAR・ISC・TCP
FARは財務諸表を「作る側」、AUDは「検証する側」、REGは「税金と法律に従って運営する側」の知識。選択科目はそれぞれFAR・AUD・REGの発展形で、BARはFAR、ISCはAUD、TCPはREGとつながる。
FAR(財務会計)|全科目の土台
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 財務諸表の作成と分析、資産・負債・資本の各論点、収益認識、リース、連結、非営利会計、州・地方政府会計の基礎 |
| 配点(Area別) | Area I 財務報告30〜40%、Area II 財務諸表の各項目30〜40%、Area III 取引と事象25〜35% |
| 特徴 | 4科目で範囲が最も広く、計算と理論の両方が出る。他の全科目の前提になるため最初に受ける人が多い |
| 勉強時間の目安 | 400〜500時間(アビタス公式)。筆者は約450時間 |
| 日本の知識の転用 | 簿記2級程度の知識があれば仕訳・財務諸表の基礎は転用できる。連結・リース・政府会計は米国基準を新たに学ぶ |
詳しくは「USCPAのFARとは|出題範囲・形式・難易度を1回合格者が解説」「USCPA FARの勉強時間と勉強法|450時間の学習ログ公開」で解説しています。
AUD(監査)|理解が浅いと合格ラインに届かない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 監査の倫理・独立性、監査計画とリスク評価、内部統制、監査手続と証拠、監査報告書、レビュー・コンピレーション |
| 配点(Area別) | Area I 倫理・職業責任15〜25%、Area II リスク評価と計画25〜35%、Area III 監査手続と証拠30〜40%、Area IV 結論と報告10〜20% |
| 特徴 | 暗記だけでは解けない「監査人ならどう判断するか」を問う問題が多い。監査実務の経験がない人には理解が浅くなりやすい |
| 勉強時間の目安 | 250〜300時間(アビタス公式)。筆者は約270時間 |
| 日本の知識の転用 | 日本の監査基準と考え方は近い。監査法人の実務経験があれば有利 |
筆者は4科目で最も手応えがなかった科目で、監査法人に入ってから「あの問題はこういう場面だったのか」と理解したことが何度もありました。
詳しくは「USCPAのAUDとは|出題範囲・形式・難易度を監査経験者が解説」「USCPA AUDの勉強法|暗記に頼らない監査実務3年の攻略」で解説しています。
REG(税法と規制)|覚えた分だけ点になる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 職業倫理・税務手続き、ビジネス法、資産取引の税法、個人所得税、事業体(法人・S法人・パートナーシップ)の税法 |
| 配点(Area別) | Area I 倫理・税務手続き10〜20%、Area II ビジネス法15〜25%、Area III 資産取引5〜15%、Area IV 個人税22〜32%、Area V 事業体の税23〜33% |
| 特徴 | 配点の約7割が連邦税法。ルールを覚えて事例に当てはめる型で、暗記量は4科目で最多。2026年7月からOBBBA(税制改正)が試験範囲入り |
| 勉強時間の目安 | 280〜375時間(アビタス公式)。筆者は約250時間(4科目目) |
| 日本の知識の転用 | ほぼ不可。税理士試験・簿記の税務知識はそのまま使えない |
詳しくは「USCPAのREGとは|出題範囲・配点・難易度を合格者が解説」「USCPA REGの勉強時間と勉強法|250時間の学習ログ公開」で解説しています。
BAR(ビジネス分析と報告)|FARの発展形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 財務分析・管理会計(予算・原価・業績評価)、FARの発展論点(リース・年金・企業結合・デリバティブ等)、州・地方政府会計 |
| 特徴 | 選択科目で最も合格率が低く、FARと同程度の難易度。旧BECの財務・管理会計論点とFARの応用が統合された |
| 勉強時間の目安 | 200〜300時間 |
| 向いている人 | 会計が得意でFARの範囲の広さが苦にならない人。監査法人・経理・FP&A志向 |
ISC(情報システムと統制)|AUDの発展形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 情報システムとデータ管理、ITガバナンス、内部統制(SOC報告書を含む)、セキュリティ・機密性・プライバシー |
| 特徴 | MC配点60%と高く、暗記寄りの問題が多い。日本語の対策情報が他科目より少ない |
| 勉強時間の目安 | 200〜250時間 |
| 向いている人 | IT・システム監査・内部監査の経験者、AUDの内部統制論点が得意な人 |
TCP(税務コンプライアンスとプランニング)|REGの発展形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | 個人・法人・パートナーシップの税務の応用、タックスプランニング、事業体の選択と資産の税務、贈与税・相続税 |
| 特徴 | 全科目で最も合格率が高い。REGの知識を前提に「顧客への提案」レベルまで深める |
| 勉強時間の目安 | 150〜250時間(REGの直後に受ける前提) |
| 向いている人 | REGが得意だった人、税務・税理士法人志向、REGの直後に続けて終わらせたい人 |
選択科目の比較と選び方は「選択科目はどれ?BAR・ISC・TCPの選び方」、各科目の詳細は「USCPAのBARとは|出題範囲・難易度・勉強法を合格者が解説」「USCPAのISCとは|出題範囲・難易度・勉強法を実例つきで解説」「USCPAのTCPとは|出題範囲・合格率・勉強法を実例つきで解説」で解説しています。
4科目の標準学習時間と教材のボリュームを自分の条件で確認したい方は、アビタスの無料資料請求で科目別の学習モデルプランを取り寄せておくと、この後の難易度比較を自分の計画に置き換えやすくなります。
科目別の難易度と勉強時間の比較
難易度は「合格率」と「学習時間」の2軸で見る。FARとBARは合格率が低く学習時間も長い「最難関」、AUDは合格率は中程度だが理解に時間がかかる「手応えのない科目」、REGは学習時間は長いが合格率が高い「暗記で報われる科目」、TCP・ISCは合格率が高く学習時間も短めである。
| 科目 | 合格率(2025年) | 勉強時間の目安 | 難しさの種類 | 日本の知識の転用 |
|---|---|---|---|---|
| FAR | 42% | 400〜500時間 | 範囲の広さ・計算量 | 簿記があれば一部転用可 |
| BAR | 42% | 200〜300時間 | FARの応用・分析 | 簿記1級レベルなら転用可 |
| AUD | 48% | 250〜300時間 | 理解の深さ・判断力 | 監査の実務経験があれば有利 |
| REG | 63% | 280〜375時間 | 暗記量・条件分岐 | ほぼ不可 |
| ISC | 68% | 200〜250時間 | 暗記量・情報の少なさ | IT・内部統制の実務があれば有利 |
| TCP | 78% | 150〜250時間 | REGの応用 | ほぼ不可(REGの知識が前提) |
出典:AICPA公表の合格率、アビタス公式コラムの科目別学習時間、各予備校の案内
4科目合計の勉強時間
| 選択科目 | 合計の目安 | 内訳 |
|---|---|---|
| BAR | 1,200〜1,500時間 | FAR450+AUD270+REG300+BAR250(+単位認定試験) |
| ISC | 1,150〜1,400時間 | FAR450+AUD270+REG300+ISC220 |
| TCP | 1,100〜1,400時間 | FAR450+AUD270+REG300+TCP200 |
筆者の旧制度での合計は約1,300時間(FAR450・BEC250・AUD270・REG250+単位認定試験80)でした。
現行制度でも、会計の下地がある人で1,200時間前後、初学者で1,500時間前後が目安です。
4科目全体の学習計画は「USCPA合格に必要な勉強時間と効率的な勉強法|科目別の目安」「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」で解説しています。
選択科目の選び方と受験順の基本
選択科目は「関連するコア科目が得意か」「キャリアの方向性」「合格率と学習時間」の3軸で選び、受験順は「FARが最初・選択科目は関連コア科目の直後・最後はコア科目」が基本。選択科目は1・4・7・10月しか受験できないため、受験月から逆算する。
選択科目を選ぶ3つの軸
| 軸 | BAR | ISC | TCP |
|---|---|---|---|
| 関連するコア科目 | FAR | AUD | REG |
| キャリアの方向性 | 監査法人・経理・FP&A・財務分析 | IT監査・内部監査・システム関連 | 税務・税理士法人・事業会社の税務 |
| 合格率/学習時間 | 42%/200〜300時間 | 68%/200〜250時間 | 78%/150〜250時間 |
| 日本語の対策情報 | 多い | 少ない | 中程度 |
合格率だけで選ぶと、興味のない分野で学習が続かず長期化します。
「FARの学習中に範囲の広さが苦にならなければBAR、税法を続けて終わらせたいならTCP、ITに抵抗がなければISC」が目安です。
受験順の基本
| 選択科目 | 標準ルート |
|---|---|
| BAR | FAR→BAR→AUD→REG |
| TCP | FAR→REG→TCP→AUD |
| ISC | FAR→AUD→ISC→REG |
選択科目は受験月が年4回・スコアリリースも年4回で、不合格時の再受験が翌四半期になります。
最後の科目は、数週間で再受験できるコア科目にしておくのが安全です。
詳しくは「USCPA科目の受験順番|FARが最初の理由と選択科目別ルート」で解説しています。
\4科目の標準学習プランと選択科目の教材を確認/
筆者が4科目を受けた実感|旧制度FAR→BEC→AUD→REG
筆者はFAR(5ヵ月・450時間)→BEC(3ヵ月・250時間)→AUD(4ヵ月・270時間)→REG(4ヵ月・250時間)の順に受け、すべて1回で合格した。最も苦労したのはFAR、最も手応えがなかったのはAUD、最も「覚えた分だけ点になった」のはREG。現行制度ならBARかTCPを選ぶ。
| 科目 | 期間・時間 | 体感 | 一言で |
|---|---|---|---|
| FAR | 5ヵ月・約450時間 | 範囲が広く、連結・リース・政府会計で苦戦。80点台前半 | 量との戦い |
| BEC(旧) | 3ヵ月・約250時間 | 範囲は広いが浅く、FARの後では取り組みやすかった | 息抜きの科目(現行制度にはない) |
| AUD | 4ヵ月・約270時間 | 合格したが手応えがなかった。監査実務を知らない学生には理解が難しい | 判断力の科目 |
| REG | 4ヵ月・約250時間 | 暗記量は多いが得点が読みやすかった。就活と並行して80点前後 | 覚えた分だけ点になる科目 |
現行制度なら何を選ぶか
筆者はFARが得意で、BECの財務分析論点も苦にならなかったので、当時の自分ならBARを選んでいたと思います。
一方、監査法人での実務を経た今の目線では、税務の知識が会計職全般に効くことを実感しているので、TCPで税法を一気に終わらせる選択も合理的です。
「FARだけで手一杯」と感じる人は、BARを避けてTCPかISCにする方が、後半の負担が軽くなります。
4科目の学習記録は「アビタスUSCPA合格体験記|1発合格の学習記録つき」で公開しています。
科目の全体像をつかんだら、次にやること
USCPAの科目は、コア3科目+選択1科目の計4科目で、科目ごとに難易度・合格率・勉強時間が大きく違います。
これから始める方は、まず「FARが最初」の前提で、自分の会計知識(簿記の有無)と週の学習時間から4科目の合計時間を見積もり、選択科目を仮決めしてください。
そのうえで、予備校の科目別学習プランと選択科目の教材対応を確認すると、仮決めした科目と順番が自分の条件で実現できるかを判断できます。
予備校を比較してから決めたい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、まず1社の資料で科目別の学習プランを見たい方はアビタスの無料資料請求をどうぞ。
選択科目で迷っている方は「選択科目はどれ?BAR・ISC・TCPの選び方」、受験順を決めたい方は「USCPA科目の受験順番|FARが最初の理由と選択科目別ルート」に進んでください。
よくある質問(FAQ)
Q1.
USCPAは何科目受ける必要がありますか?
4科目です。
コア3科目(FAR・AUD・REG)は全員が受け、選択科目(BAR・ISC・TCP)から1つを選びます。
どの選択科目を選んでも、取得できる資格は同じUSCPAです。
Q2.
一番難しい科目はどれですか?
合格率ではFAR(2025年通年42.12%)とBAR(41.94%)が最も低く、学習時間でもFARが最長(400〜500時間)です。
ただし「難しさの種類」は科目で違い、AUDは合格率が中程度でも理解に時間がかかり、REGは暗記量が多い一方で得点が読みやすい科目です。
筆者の体感では、量ではFAR、理解の深さではAUDが最も苦労しました。
Q3.
選択科目はどれを選ぶ人が多いですか?
日本の受験者は、FARとのつながりが強く日本語の対策情報が多いBARを選ぶ人が多い一方、合格率の高さからTCPを選ぶ人も増えています。ISCは日本語の対策情報が少なく、IT系の経験者に限られる傾向があります。
合格率だけでなく、関連するコア科目の得意・不得意とキャリアの方向性で選んでください。
Q4.
4科目を同時に受けることはできますか?
制度上は可能ですが、1科目ずつ準備して受けるのが一般的です。
各科目4時間の試験で、1科目あたり150〜500時間の準備が必要なため、同時受験は現実的ではありません。
関連の強い組み合わせ(FARとBAR、REGとTCP)を近い時期に受ける方法はあります。
Q5.
日本の簿記や税理士試験の知識はどこまで使えますか?
FAR・BARは簿記2級以上の知識があれば仕訳・財務諸表の基礎を転用できます。
AUDは日本の監査基準と考え方が近く、監査の実務経験があれば有利です。
REG・TCPは米国の内国歳入法が対象で、税理士試験の知識はほぼそのまま使えません。
詳しくは「簿記2級・1級保有者のUSCPA勉強時間|短縮効果を科目別に解説」で解説しています。
Q6.
科目合格の有効期限はありますか?
あります。
2024年以降は30ヵ月(多くの州)で、最初に合格した科目のスコアリリース日から起算し、期限内に残りの科目に合格する必要があります。
期限を過ぎると最初の合格科目が失効するため、4科目を1年〜2年で終える計画が基本です。
詳しくは「USCPA科目合格の有効期限は30ヵ月|州別の数え方と延長申請」で解説しています。
Q7.
2026年に科目の内容は変わりましたか?
2026年1月1日適用のブループリントで各科目の出題範囲が微修正され、試験形式・構成は変わっていません。
大きいのは、2025年7月成立の税制改正法OBBBAが2026年7月1日からREG・TCPの試験範囲に入ったことで、標準控除・児童税額控除・減価償却などの論点で数値とルールが変わりました。
最新情報は「USCPA試験の制度変更ニュースまとめ【2026年8月更新】」で更新しています。
Q8.
英語ができなくても受けられますか?
試験は全科目英語で、日本語訳はありませんが、専門用語は学習を通じて覚えるため、大学受験レベルの英語力があれば対応できます。
筆者も英語で会計を学ぶのは初めてでしたが、FARの学習中に読解速度が上がり、2科目目以降は英語で困ることはなくなりました。
詳しくは「USCPAの英語力|TOEIC何点から?600点台でも受かる理由」で解説しています。
まとめ:USCPAはコア3科目+選択1科目、科目ごとに難しさの種類が違う
この記事の要点を再掲します。
- USCPA試験はコア3科目(FAR・AUD・REG)+選択1科目(BAR・ISC・TCP)の計4科目。各科目4時間・75点以上で合格、1科目ずつ積み上げる
- 2024年の新試験制度でBECが廃止され、選択科目制に。選択科目は1・4・7・10月のみ受験可、科目合格の有効期限は30ヵ月
- 出題形式はMC+TBS。配点はISC以外50%/50%、ISCはMC60%
- 合格率(2025年通年)はFAR42%・AUD48%・REG63%・BAR42%・ISC68%・TCP78%。FARとBARが最難関
- 勉強時間はFAR400〜500時間・AUD250〜300時間・REG280〜375時間、選択科目150〜300時間。4科目合計1,200〜1,500時間
- 選択科目は「関連するコア科目が得意か・キャリア・合格率と学習時間」で選び、受験順はFARが最初・選択科目は関連科目の直後・最後はコア科目
- 筆者は旧制度のFAR→BEC→AUD→REGで約1,300時間。現行制度ならBARかTCP
科目の全体像が見えれば、「何から始めて、どの順番で、どれくらい時間をかけるか」が決まります。
まず選択科目を仮決めして、4科目の合計時間を自分の週の学習時間で割り、合格までの期間を今日出してみてください。
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総合評価

| 受講料 | 624,800円〜 (実質10万円台) |
| 教材特徴 | 日本語テキスト+英語問題集、図解豊富で初学者OK |
| 講義形式 | 日本語講義、 スモールユニット形式 |
| サポート期間 | 5年間(業界最長) |
| 合格祝い金 | 社会人20万円、 学生15万円 |
| 単位取得 | 簡単(業界最短) |
ポイント
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| 受講料 | 400,000円〜485,000円 |
| 教材特徴 | オリジナルテキスト+Becker問題集、ボリュームあり |
| 講義形式 | 正統派黒板スタイル講義 |
| サポート期間 | 3年間 |
| 合格祝い金 | なし |
| 単位取得 | やや困難(時間がかかる) |
ポイント
- 長年の資格試験指導ノウハウを活かした
正統派学習スタイル - Becker問題集が使用可能で
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- 質問回答が迅速で的確なサポート体制
- 教育訓練給付制度対象講座で
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総合評価

| 受講料 | 396,000円 |
| 教材特徴 | オリジナルテキスト+U World問題集、BARのみ対応 |
| 講義形式 | 日本語講義(会計知識前提) |
| サポート期間 | 2年間(延長可能) |
| 合格祝い金 | 10万円 |
| 単位取得 | やや困難 |
ポイント
- 受講料が比較的安価で費用を抑えて
学習開始可能 - 合格お祝い金10万円でコスト負担を軽減
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会計基礎解説 - 新設校ならではの最新設備と学習環境




