この記事でわかること
- 新卒(大学在学中合格)のUSCPAが監査法人に入れるかの結論と、BIG4の新卒採用でUSCPAがどう扱われるか
- 在学中に全科目合格するための学習開始時期と、就活スケジュール(大学3年秋〜4年冬)への合わせ方
- USCPA枠での応募ルート(定期採用とは別・キャリア採用ページ・エージェント)と、一般就活との併願の考え方
- 「合格見込み」で内定を取る条件と、入所後のJCPA組との扱いの違い
- 筆者が大学在学中に全科目合格してBIG4に新卒入所した実例(学習時期・就活の流れ・面接・入所後)
著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。
最終更新日:2026年8月28日
「大学生でUSCPAを取ったら監査法人に新卒で入れる?」「日本の公認会計士じゃないと新卒採用はない?」「就活とUSCPAの学習はどう両立する?」と検索している方に向けて、新卒USCPAの就職事情を整理します。
結論から言うと、新卒のUSCPAは監査法人に入れます。BIG4の定期採用は日本の公認会計士試験の論文式合格者向けに設計されていますが、USCPA全科目合格(または合格見込み)があれば、キャリア採用ページやエージェント経由の別ルートで新卒入所でき、入所時の職階・年収はJCPA組と同じです。
筆者は大学在学中にアビタスでUSCPAの4科目に合格し、大学4年の夏〜秋にBIG4監査法人のUSCPA枠に応募して内定、新卒入所して3年間監査を担当しました。
この記事では、新卒USCPAの採用実態・学習と就活のスケジュール・応募ルート・入所後の扱いを、BIG4の公開情報と筆者の実体験をもとに解説します。
監査法人に入る方法の全体像は「USCPAで監査法人に入る方法|採用要件・4つの入り方・選考対策」、面接対策は「監査法人の面接対策と志望動機の作り方|頻出質問15と例文」で解説しているので、本記事は「新卒・在学中」に絞ります。
新卒USCPAは監査法人に入れる?BIG4の採用実態
新卒USCPAは監査法人に入れる。BIG4の「定期採用」は日本の公認会計士試験の論文式合格者を主な対象にしているため、USCPAは定期採用の日程とは別に、キャリア採用ページ・各事務所の採用窓口・エージェント経由で「全科目合格(見込み)」を示して応募する。入所時はスタッフで、年収・評価はJCPA組と同じである。
| 法人 | 定期採用(新卒)の対象 | USCPAの新卒入所ルート | 備考 |
|---|---|---|---|
| トーマツ | 論文式試験合格者向けに事務所ごとに実施 | キャリア採用ページ・各事務所の採用窓口・エージェント経由 | 「USCPAの新卒採用枠」は明示されていないが、全科目合格で入所した例あり |
| PwC Japan | 「公認会計士定期採用」ページは論文式合格者向け | キャリア採用ページ・エージェント経由 | 採用公式noteにUSCPAで入所したメンバーの記事あり |
| EY新日本 | 論文式合格者向け | キャリア採用・エージェント経由 | 監査トレーニー制度あり(学習中の入口) |
| あずさ | 論文式合格者向け | キャリア採用・エージェント経由 | セクター別の監査統轄事業部に配属 |
出典:各法人の採用サイト(2026年8月確認)、筆者の実例。採用方針は年度で変わるため、応募前に最新の採用情報を確認してください。
新卒USCPAが少ない理由と、少ないからこその扱い
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新卒USCPAが少ない理由 | 在学中に1,200〜1,500時間の学習で全科目合格する人が少ない。JCPAと違い「新卒採用の型」が法人側に確立していない |
| 少ないからこその扱い | 「USCPA枠」で競争するのではなく、キャリア採用の枠で個別に評価される。海外大学出身者・帰国子女が多い |
| 入所後 | スタッフとしてJCPAの論文式合格者と同じ職階・年収。外資系クライアント部門に配属されやすい |
筆者の在籍法人でも、新卒USCPAは同期の中で少数で、海外大学出身者が中心でした。
少数であることは不利ではなく、「英語で会計を扱える新卒」として個別に見てもらえるという意味で、むしろ配属の希望が通りやすい面がありました。
BIG4各法人の特徴は「BIG4監査法人の違いを比較|規模・年収・働き方・USCPA採用」で解説しています。
新卒でUSCPAを目指すか迷っている方は、予備校の説明会で「学生向けの学習プランと在学中合格の実績」を確認しておくと、この後のスケジュールを自分の学年に当てはめやすくなります。予備校の比較は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」、学生向けの学習は「大学生のUSCPA|在学中合格のリアルと就活での使い方」で解説しています。
在学中に全科目合格するには?学習開始時期と就活スケジュール
在学中に全科目合格して新卒で監査法人に入るには、大学2年の秋〜3年の春に学習を開始し、3年の秋〜4年の春に全科目合格(または残り1科目)の状態で就活に入るのが標準的なスケジュールである。合計1,200〜1,500時間を週20〜25時間で1年〜1年半かけて積み、大学の試験期間の中断を見込んで計画する。
| 学年・時期 | 学習 | 就活 |
|---|---|---|
| 大学2年 秋〜冬 | 説明会→入会。単位認定試験(会計単位の不足分) | ― |
| 大学2年 冬〜3年 春 | FAR(4〜5ヵ月・約450時間) | ― |
| 大学3年 春〜夏 | FARの受験。2科目目(REGまたはAUD)の学習 | インターン・説明会で監査法人の情報収集 |
| 大学3年 秋〜冬 | 2〜3科目目の受験 | USCPA枠の応募ルートをエージェント・採用窓口で確認。全科目合格の見込みが立てば応募開始 |
| 大学4年 春〜夏 | 4科目目(選択科目は1・4・7・10月)の受験 | 書類→面接。「合格見込み」で内定を取る |
| 大学4年 秋〜冬 | 全科目合格。スコアリリース後に内定条件を充足 | 内定。入所準備 |
| 卒業後4月 | ― | スタッフとして入所 |
学習開始時期の目安
| 学習開始 | 全科目合格の時期 | 就活への影響 |
|---|---|---|
| 大学1〜2年 | 3年の秋〜冬 | 余裕を持って就活に入れる。最も理想的 |
| 大学2年 秋〜3年 春 | 4年の春〜夏 | 「合格見込み」で応募。筆者はこのパターン |
| 大学3年 秋以降 | 4年の冬〜卒業後 | 新卒入所は「残り科目の合格を条件に」の交渉になる。卒業後の合格なら第二新卒枠 |
USCPAの学習には1,200〜1,500時間が必要で、学生でも週20〜25時間で1年〜1年半かかります。
大学の試験期間で学習が止まる分(筆者は3回・合計約3ヵ月)を最初から見込んで、大学2年の秋〜3年の春には開始しておくと、就活本番に全科目合格が間に合います。
学習計画は「USCPA合格スケジュール|1年合格モデルプランと筆者の実例」、学生向けの学習は「大学生のUSCPA|在学中合格のリアルと就活での使い方」で解説しています。
応募ルートと一般就活との併願|「合格見込み」で内定を取る
新卒USCPAの応募ルートは「①エージェント経由(USCPA枠の有無と条件を確認できる)」「②各法人のキャリア採用ページ・各事務所の採用窓口(定期採用とは別に個別応募)」「③監査トレーニー・非常勤(学習中の入口)」の3つ。全科目合格前でも「残り科目の受験月とスコアリリース日」を示せば「合格を条件に内定」を取れる。一般就活(事業会社)との併願は可能で、監査法人の選考は閑散期(7〜9月)に動きやすい。
| ルート | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ① エージェント経由 | 会計士・USCPA専門のエージェントが、法人ごとのUSCPA新卒枠の有無・条件・時期を把握 | USCPA枠の情報が少なく、個別に確認したい人 |
| ② キャリア採用ページ・事務所の採用窓口 | 定期採用とは別に、「全科目合格(見込み)」を明記して応募 | 志望法人が決まっている人 |
| ③ 監査トレーニー・非常勤 | 学習中に監査補助を経験し、全科目合格後に正社員へ | 学習開始が遅く、卒業までに全科目合格が難しい人 |
「合格見込み」で内定を取るときに示すこと
| 示す項目 | 例 |
|---|---|
| 合格科目と時期 | FAR(3年6月)・AUD(3年12月)・REG(4年3月) |
| 残り科目の受験予定 | TCP:4年7月受験(選択科目の受験月)、スコアリリース9月 |
| 学習時間と進捗 | 週20時間。TCPの問題集2周目まで完了 |
| 入所可能日 | 卒業後4月。スコアリリース後に合格を報告 |
法人側が確かめたいのは「本当に卒業までに全科目そろうか」の1点なので、受験月とスコアリリース日を数字で示せると「合格を条件に内定」の判断がしやすくなります。
選択科目は1・4・7・10月しか受験できず、スコアリリースが年4回のため、4科目目が選択科目の場合は受験月から逆算して応募時期を決めてください。
科目合格段階の動き方は「USCPA科目合格で監査法人に入れる?入口3つと動くべき合格数」、スコアリリースは「【2026年】USCPAスコアリリース日程|日本時間と確認方法」で解説しています。
一般就活との併願
| 併願先 | 併願の考え方 |
|---|---|
| 事業会社(経理・財務) | 一般就活の日程(3年3月〜4年6月)で進め、監査法人は閑散期(7〜9月)に選考。両方の内定を持って比べる人もいる |
| 総合商社・金融 | USCPAは評価されるが、採用は総合職枠。監査法人との併願で「会計の専門性を先に作るか、事業側から入るか」を比べる |
| コンサル | 新卒コンサルとBIG4監査法人の併願は多い。「まず監査で型を作る」か「最初からコンサル」かの選択 |
筆者は監査法人を第一志望にしつつ、一般就活で事業会社の経理も受け、監査法人の内定後に絞りました。
USCPAを持った新卒は事業会社でも評価されるため、「監査法人一本」にせず併願して比べる方が、後悔の少ない選択になります。
USCPAの就活での評価は「USCPAで新卒就活は有利になる?業界別の評価とESの書き方」で解説しています。
入所後はどうなる?JCPA組との扱い・配属・年収
新卒USCPAの入所後は、職階(スタッフ)・年収(450〜550万円)・評価(担当案件の成果)ともにJCPA論文式合格者と同じである。違いは「実務補習・修了考査がない(州のライセンスは本人が別途手続き)」「外資系・海外子会社クライアントに配属されやすい」「シニア以降の昇格要件にJCPA登録を求める法人・部門がある」の3点。
| 項目 | 新卒USCPA | 新卒JCPA(論文式合格者) |
|---|---|---|
| 入所時の職階 | スタッフ | スタッフ |
| 入所時の年収 | 450〜550万円 | 同じ |
| スタッフ期間の評価 | 担当案件の成果 | 同じ |
| 実務補習・修了考査 | なし。州のライセンスは本人が実務経験を積んで別途申請 | 3年間の実務補習と修了考査 |
| 配属 | 外資系・海外子会社クライアントの部門に配属されやすい | 幅広い |
| シニア昇格 | 法人内の評価次第。法人・部門によってはJCPA登録を要件にする | 修了考査合格→JCPA登録が標準ルート |
| 3〜5年後の選択肢 | 法人内昇格・アドバイザリー異動・転職(英語×監査経験で評価) | 同様。独立・税理士登録の道もある |
新卒USCPAが入所後に意識すること
| 意識すること | 理由 |
|---|---|
| 英語案件を自分から取りにいく | 面接で希望を伝えないと、JCPA組と同じ配属になり、USCPAで入った意味が薄れる |
| JCPA組との「実務補習の時間差」を活かす | JCPA組は補習・修了考査に時間を使う。その分、実務と英語の経験を積める |
| 昇格要件を早めに確認する | シニア以降でJCPA登録を求める部門なら、外資系部門への異動や転職を早めに設計する |
筆者は面接で「英語案件を希望する」と伝えたことで1年目から外資系クライアントに配属され、その経験が3年目の転職で評価されました。
1年目の仕事は「監査法人1年目の仕事内容|USCPA新人の1年間と3年間の変化」、年収は「監査法人の年収カーブ|スタッフ〜パートナーの職階別相場と実体験」で解説しています。
筆者の実例|在学中合格から新卒でBIG4に入るまで
筆者は大学2年の冬にアビタスに入会し、単位認定試験→FAR(5ヵ月)→BEC(3ヵ月)→AUD(4ヵ月)→REG(4ヵ月)を約20ヵ月・約1,300時間で合格した。大学4年前半にREGに合格して全科目がそろい、夏〜秋にBIG4のUSCPA枠にエージェント経由と採用窓口の両方から応募、マネージャー・パートナーの面接を経て約3週間で内定、卒業後4月にスタッフとして入所した。
学習と就活のタイムライン
| 時期 | 学習 | 就活 |
|---|---|---|
| 大学2年 冬 | 説明会→入会。会計15単位不足で単位認定試験5科目 | ― |
| 大学3年 春〜夏 | FAR合格(80点台前半)。BEC学習 | 監査法人のインターン・説明会で情報収集 |
| 大学3年 秋〜冬 | BEC合格。AUD学習(大学の試験期間で1ヵ月中断) | エージェントにUSCPA枠の有無を確認 |
| 大学4年 春 | AUD合格。REG学習(就活準備と重なり週10時間に) | 一般就活で事業会社の経理も並行 |
| 大学4年 夏 | REG合格(80点前後)。全科目合格 | BIG4のUSCPA枠に応募。書類→一次(マネージャー)→二次(パートナー) |
| 大学4年 秋 | ― | 約3週間で内定。事業会社の内定と比べて監査法人に決定 |
| 卒業後4月 | ― | スタッフとして入所。1年目から外資系クライアントに配属 |
就活で苦労した点と、今なら変えること
| 苦労した点 | 今なら変えること |
|---|---|
| USCPA枠の情報が少なく、定期採用ページを見ても応募方法が分からなかった | 大学3年の春にエージェントに登録し、法人ごとの枠と時期を先に把握する |
| REGの学習と就活準備が重なり、週10時間に落ちた | 大学2年の秋に学習を開始し、3年の冬までに全科目合格を目指す |
| 「合格見込み」で応募すべきか、全科目合格まで待つか迷った | 残り1科目なら受験月とスコアリリース日を示して「合格を条件に」応募する |
| 一般就活との日程調整 | 事業会社は一般日程、監査法人は閑散期(7〜9月)と分けて動く |
全科目合格が就活本番に間に合ったのは、REGの後半に週10時間まで落ちても「毎日問題集に触る」を守ったからで、この時期の学習は「USCPA REGの勉強時間と勉強法|250時間の学習ログ公開」で公開しています。
4科目の学習記録は「アビタスUSCPA合格体験記|1発合格の学習記録つき」、面接で答えた内容は「監査法人の面接対策と志望動機の作り方|頻出質問15と例文」で解説しています。
新卒USCPAという選択のメリットとリスク
新卒でUSCPAから監査法人に入るメリットは「JCPAより短い学習時間(1,200〜1,500時間)で在学中に合格できる」「英語で会計を扱える新卒として個別に評価される」「実務補習がない分、実務と英語の経験を早く積める」の3つ。リスクは「新卒採用の型が確立していない」「シニア以降の昇格要件にJCPA登録を求める法人・部門がある」「独占業務(監査証明)はJCPAのみ」の3つである。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 在学中に合格できる | JCPA(3,000時間以上が目安)と比べ、USCPAは1,200〜1,500時間で在学中に全科目合格が現実的 |
| 個別に評価される | 新卒USCPAは少数で、「英語で会計を扱える新卒」として配属の希望が通りやすい |
| 実務・英語の経験を早く積める | 実務補習・修了考査がない分、1年目から外資系クライアントを担当できる |
| リスク | 内容 | 対処 |
|---|---|---|
| 新卒採用の型が確立していない | 定期採用ページに載らず、応募方法が分かりにくい | エージェントで法人ごとの枠を先に把握する |
| 昇格要件 | 法人・部門によってシニア以降にJCPA登録を求める | 入所前に「USCPAのマネージャー昇格実績」を確認。外資系部門は要件が緩い |
| 独占業務 | 監査証明(監査報告書への署名)はJCPAのみ | パートナーを目指すならJCPAの追加取得、または監査以外(アドバイザリー・転職)でキャリアを設計 |
USCPAとJCPAの比較は「USCPAと日本の公認会計士の違い|どっちを取るべき?」、独占業務は「USCPAの独占業務とは|日本でできること・できないこと」で解説しています。
新卒USCPAの道を選ぶなら、次にやること
新卒USCPAで監査法人に入る道は開いており、鍵は「大学2年の秋〜3年の春に学習を開始し、就活本番に全科目合格(または残り1科目)を間に合わせる」ことと「USCPA枠の応募ルートを先に把握する」ことです。
これから学習を始める学生の方は、自分の学年から逆算して全科目合格の時期を決め、予備校の学生向けプランで学習スケジュールを確認してください。
すでに学習中で就活が近い方は、残り科目の受験月とスコアリリース日を整理し、エージェントで法人ごとのUSCPA枠と時期を確認するところから始めてください。
予備校を比較してから決めたい方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」を、学生向けの学習プランを1社の資料で確認したい方はアビタスの無料資料請求をどうぞ。
就活での評価は「USCPAで新卒就活は有利になる?業界別の評価とESの書き方」、入り方の全体像は「USCPAで監査法人に入る方法|採用要件・4つの入り方・選考対策」に進んでください。
よくある質問(FAQ)
Q1.
新卒でUSCPAだけで監査法人に入れますか?
入れます。
BIG4の定期採用は論文式合格者向けですが、USCPA全科目合格(または合格見込み)があれば、キャリア採用ページやエージェント経由の別ルートで新卒入所できます。
筆者も大学在学中に全科目合格し、新卒でBIG4に入所しました。入所時の職階・年収はJCPA組と同じです。
Q2.
大学何年から学習を始めればよいですか?
大学2年の秋〜3年の春が目安です。
USCPAの学習には1,200〜1,500時間が必要で、学生でも週20〜25時間で1年〜1年半かかります。
大学の試験期間の中断を見込むと、3年の秋〜4年の春に全科目合格(または残り1科目)の状態で就活に入るには、2年の秋〜3年の春の開始が現実的です。
Q3.
全科目合格していなくても応募できますか?
応募できます。
残り1科目なら「受験月とスコアリリース日」を示して「合格を条件に内定」を取る交渉ができます。
残り2科目以上の場合は、卒業までに全科目そろう計画を数字で示す必要があり、難しければ監査トレーニー・非常勤から入る道もあります。
Q4.
定期採用(新卒採用)ページから応募すればよいですか?
BIG4の定期採用ページは日本の公認会計士試験の論文式合格者向けに設計されており、USCPAはそのまま応募しにくいことが多いです。
キャリア採用ページ・各事務所の採用窓口・エージェント経由で「全科目合格(見込み)」を明記して応募するのが一般的です。
法人ごとの枠と時期は、エージェントで先に確認してください。
Q5.
一般就活(事業会社)と併願できますか?
できます。
事業会社は一般日程(3年3月〜4年6月)、監査法人は閑散期(7〜9月)に選考が動きやすいため、日程を分けて両方進められます。
筆者も事業会社の経理を併願し、両方の内定を比べて監査法人に決めました。USCPAを持った新卒は事業会社でも評価されます。
Q6.
入所後、日本の公認会計士の同期と扱いは違いますか?
職階・年収・評価は同じです。
違いは、USCPAには実務補習・修了考査がないこと、外資系クライアントに配属されやすいこと、法人・部門によってシニア以降の昇格要件にJCPA登録を求める場合があることです。
筆者の入所時年収はJCPA組と同額で、評価も担当案件の成果で決まりました。
Q7.
新卒USCPAは監査法人のパートナーになれますか?
監査報告書に署名する監査証明業務はJCPAの独占業務のため、監査部門でパートナーになるにはJCPAの追加取得が事実上必要な法人が多いです。
アドバイザリー部門やグループ法人では、USCPAでマネージャー以上に昇格している例があります。
パートナーを目指すかどうかで、入所後のキャリア設計(JCPA追加取得・アドバイザリー・転職)を早めに決めてください。
Q8.
海外大学出身・帰国子女でないと新卒USCPAは難しいですか?
そんなことはありません。
新卒USCPAに海外大学出身者が多いのは事実ですが、筆者は日本の大学で大学受験レベルの英語から学習を始め、USCPAの学習で英語の会計文書を読めるようになりました。
面接で見られるのはTOEICの点数より「英語で会計を扱った経験」と「英語案件を希望する意思」です。
まとめ:新卒USCPAは「大学2年秋〜3年春の開始」と「別ルートの応募」で入れる
この記事の要点を再掲します。
- 新卒USCPAは監査法人に入れる。BIG4の定期採用は論文式合格者向けだが、キャリア採用ページ・事務所の採用窓口・エージェント経由の別ルートで新卒入所できる
- 学習は大学2年の秋〜3年の春に開始し、3年の秋〜4年の春に全科目合格(または残り1科目)の状態で就活に入る。1,200〜1,500時間を週20〜25時間で1年〜1年半
- 応募ルートは①エージェント経由
②キャリア採用ページ・事務所窓口
③監査トレーニー・非常勤。残り1科目なら「受験月とスコアリリース日」を示して合格を条件に内定を取る - 入所後の職階・年収・評価はJCPA組と同じ。違いは実務補習がないこと、外資系配属、シニア以降の昇格要件
- 筆者は大学2年冬に入会→20ヵ月・約1,300時間で全科目合格→4年夏にUSCPA枠に応募→約3週間で内定→新卒入所。苦労したのはUSCPA枠の情報不足と就活とREGの両立
- メリットは在学中合格・個別評価・早い実務経験、リスクは採用の型の未確立・昇格要件・独占業務。入所前に昇格実績を確認する
新卒USCPAは少数派ですが、少数だからこそ「英語で会計を扱える新卒」として個別に見てもらえます。
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