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USCPAで監査法人に入る方法|採用要件・4つの入り方・選考対策

この記事でわかること

  • USCPAで監査法人(BIG4・準大手・中小)に入れるかの結論と、2026年時点の公開求人に見る採用要件
  • 入り方4ルート(新卒・中途未経験・科目合格段階・非常勤/トレーニー)の条件・時期・年収
  • 採用で見られる「年齢×前職×英語力」の組み合わせと、未経験から入った実例
  • 選考の流れ(応募時期・書類・面接)と志望動機の作り方
  • 筆者が大学在学中のUSCPA合格からBIG4監査法人に新卒入所した実体験と、同僚のUSCPA組の入所パターン

著者情報:しわすゆう|USCPA(米国公認会計士)。大学在学時にアビタスのUSCPA講座を受講しUSCPAを取得。新卒でBIG4監査法人に就職し会計監査を3年経験。現在はコンサル会社に勤務。

最終更新日:2026年8月28日

「USCPAだけで監査法人に入れる?」「未経験でもBIG4に行ける?」「科目合格の段階で動いていい?」と検索している方に向けて、入り方を一通り整理します。

結論から言うと、USCPA全科目合格があれば監査法人に入れます。BIG4の監査スタッフ求人は「日本の公認会計士試験合格者、またはUSCPA全科目合格者」を要件にしており、20代なら実務未経験でも採用実績が多数あります。

一方で、30代以降は経理・会計事務所などの前職経験、シニア以上の職階では日本の公認会計士(JCPA)資格が求められる傾向があり、「いつ・どの職階で入るか」で難易度が変わります。

筆者は大学在学中にUSCPAの全科目に合格し、新卒でBIG4監査法人に入所して3年間監査を担当しました。

この記事では、一次情報(BIG4の公開求人・転職エージェントの事例・法人の採用ページ)と筆者と同僚の実体験をもとに、採用要件・入り方・選考対策を解説します。

BIG4各法人の違いは「BIG4監査法人の違いを比較|規模・年収・働き方・USCPA採用」、年収は「監査法人の年収カーブ|スタッフ〜パートナーの職階別相場と実体験」で解説しているので、本記事は「入る方法」に絞ります。

目次 閉じる

USCPAで監査法人に入れる?2026年の採用要件

USCPAで監査法人に入れる。BIG4の監査スタッフの公開求人は、必須要件を「日本の公認会計士試験(論文式)合格者、またはUSCPA全科目合格者」と明記しており、USCPAはJCPA試験合格者と同列で応募できる。ただし経験者採用では「USCPA+経理または監査経験2年以上」、シニア以上ではJCPAを条件にする求人が多い。

「本当に入れるのか」は、公開求人の要件を見るのが最も確実です。

法人・職種 必須要件(USCPA関連の記載) 備考
トーマツ 会計監査(スタッフ) 日本公認会計士論文式試験合格、もしくはUSCPA全科目合格 経験者枠は「USCPA(または全科目合格)かつ経理・会計監査経験2年以上」
PwC Japan 監査スタッフ 公認会計士試験全科目合格者、米国公認会計士(全科目合格者)のいずれか 年収500〜1,500万円。BAS系の一部は科目合格者も対象
EY新日本・あずさ 監査スタッフ 公認会計士試験合格者またはUSCPA全科目合格者(求人により表現は異なる) 英語力・IFRS知識を歓迎要件に挙げる求人あり
BIG4 シニア・マネージャー 日本公認会計士(登録者)が中心 USCPAは歓迎要件として記載される場合あり
準大手・中小監査法人 USCPA全科目合格を可とする法人が多い 法人により差が大きく、USCPAの採用実績を個別に確認

出典:リクルートエージェント・マイナビ会計士・MS-Japan掲載のBIG4公開求人、各法人のキャリア採用ページ(2026年8月確認)。要件は時期により変わるため、応募時に最新の求人票を確認してください。

要件から読み取れる3つのこと

ポイント 内容
① スタッフ採用はUSCPAとJCPAが同列 全科目合格があれば、実務未経験でもスタッフ枠に応募できる
② 経験者採用は「USCPA+実務2年」 30代以降は前職の経理・監査経験が事実上の要件
③ シニア以上はJCPAが中心 USCPAで入った後に上位職へ進むには、法人内の評価と昇格要件(JCPA登録の要否)を確認する

筆者が在籍したBIG4でも、監査職はUSCPA全科目合格が前提で、スタッフとして入った後の昇格は法人内の評価で決まっていました。

USCPA全体の転職市場での評価は「USCPAの転職市場価値|評価される業界・されない業界の実態」で解説しています。

現在の各法人の求人要件と募集職種を並べて確認したい方は、会計士・USCPA専門のMS-Japanの無料登録でBIG4・準大手・中小の求人票を取り寄せると、自分がどの枠に応募できるかが分かります。

監査法人への入り方4ルート|新卒・中途・科目合格・非常勤

入り方は「①新卒(在学中に全科目合格)」「②中途・未経験(全科目合格後に転職)」「③科目合格段階(アドバイザリー部門や科目合格者歓迎求人から)」「④非常勤・トレーニー(合格前に働きながら目指す)」の4つ。20代は①②が王道、30代は前職経験が鍵、合格前に動くなら③④が入口になる。

ルート 条件 応募時期 入所時の職階・年収 難易度
① 新卒 在学中に全科目合格(または合格見込み) 大学3年秋〜4年冬。論文式合格者向け定期採用とは別ルート スタッフ・450〜550万円 全科目合格があれば比較的入りやすい
② 中途・未経験(20代) 全科目合格。前職は問われにくい 通年。閑散期(7〜9月・1〜2月)が動きやすい スタッフ・450〜600万円 英語力があれば実務未経験でも採用実績多数
② 中途・未経験(30代) 全科目合格+経理・会計事務所・金融などの前職経験 同上 スタッフ〜シニア候補・500〜700万円 前職経験がないと難しい。英語力とコミュニケーションで補う
③ 科目合格段階 2〜3科目合格+残り科目の受験計画 通年。アドバイザリー部門(BAS・FAS系)や「科目合格者歓迎」求人 アドバイザリー職・スタッフ相当 監査職は全科目合格が前提。入所後1年以内の合格を条件にする例あり
④ 非常勤・トレーニー 学習中。簿記や経理経験があると有利 通年。法人の非常勤・監査トレーニー募集 時給・契約社員 入口は広いが、正社員登用は全科目合格が条件になることが多い

出典:各法人の採用ページ、転職エージェントの事例(2026年8月確認)、筆者と同僚の実例

ルート①:新卒|在学中に全科目合格して入る

筆者のルートです。

大学3〜4年で全科目合格(または合格見込み)があれば、BIG4の新卒枠に応募できます。

ただし、BIG4の「定期採用」ページは日本の公認会計士試験の論文式合格者向けに設計されているため、USCPAはキャリア採用ページ・各事務所の採用窓口・エージェント経由で「全科目合格見込み」を示して応募するのが一般的です。

詳しくは「新卒でUSCPAから監査法人へ|就活の流れと在学中合格の実例」で解説しています。

ルート②:中途・未経験|全科目合格後に転職する

USCPAキャリアナビが公開する未経験からの転職事例には、証券会社の個人営業・IT企業の営業・外交機関の一般事務・通信会社の法務など、会計と無関係の前職から20代でBIG4の監査職に入った例が並んでいます。

前職 転職先 年齢 資格
日系証券会社・個人営業 大手監査法人・金融監査 30代前半 USCPA全科目合格
IT企業・営業&公共機関勤務 大手監査法人・金融監査 20代後半 USCPA全科目合格
外交機関・一般事務&秘書 大手監査法人・事業会社監査 20代後半 USCPA全科目合格
日系通信系企業・法務 大手監査法人・事業会社監査 20代半ば USCPA全科目合格
日系IT系企業・法務 大手監査法人・会計アドバイザリー 20代半ば USCPA科目合格(2科目)

出典:USCPAキャリアナビ「USCPA未経験で監査法人に転職した事例のまとめ」(2026年7月更新)

20代なら前職は問われにくく、全科目合格と英語力で採用されるのが実態です。

30代からの入り方は「30代未経験で監査法人に入るには|USCPAで入る条件と実例」で解説しています。

ルート③:科目合格段階|アドバイザリー部門から入る

監査職は全科目合格が前提ですが、BIG4のアドバイザリー部門(BAS・FAS・リスクアドバイザリー)には「USCPA科目合格者」を対象に含む求人があります。

筆者が在籍したBIG4でも、3科目合格+残り科目の受験月が確定している候補者が、入所後1年以内の全科目合格を条件に採用された例がありました。

詳しくは「USCPA科目合格で監査法人に入れる?入口3つと動くべき合格数」で解説しています。

ルート④:非常勤・トレーニー|合格前に働きながら目指す

監査法人の非常勤(監査補助)や監査トレーニーは、学習中でも応募できる入口です。

繁忙期の人手不足を補う枠で、簿記2級以上や経理経験があると採用されやすく、正社員登用は全科目合格が条件になるのが一般的です。

詳しくは「監査法人のトレーニー・非常勤とは?USCPA合格前に入る4つの道」「監査法人の非常勤の時給と働き方|USCPAでも採用される条件」で解説しています。

採用で見られるのは「年齢×前職×英語力」の組み合わせ

監査法人がUSCPAを採用するとき見るのは「年齢」「前職の経験」「英語力」の3つの組み合わせで、20代は全科目合格+英語力で前職不問、30代は経理・会計事務所・金融などの前職経験が事実上必須、40代は管理職経験か専門性がないと難しい。英語力はTOEICの点数より「英語で会計を扱った経験」が見られる。

USCPAどこのブログのどこ氏が、入所後にパートナーから聞いた「USCPAを採用する条件」を整理すると、次のようになります。

年齢層 採用される条件 前職
第二新卒・20代(海外大卒など) 全科目合格+英語力が強い 会計・経理経験がなくても採用
20代後半〜30代前半 全科目合格+経理・会計事務所・金融などの経験、または高い英語力 前職が会計と無関係なら英語力とコミュニケーションで補う
30代半ば以降 全科目合格+経理・会計事務所での実務経験 メガバンク・大手商社・大手金融は実績次第で評価
40代 管理職経験・専門性(IFRS・内部統制・IT)が必要 監査職は難しく、アドバイザリーや内部監査へ

出典:USCPAどこのブログ「USCPAの転職先6つ」(2026年6月)、公認会計士の転職日誌「USCPAは監査法人に就職できますが…」

英語力はどう見られるか

見られ方 内容
書類 TOEICは700〜800点以上が歓迎要件として記載されることが多い
面接 点数より「英語で会計を扱った経験」「英語案件をやりたいか」が問われる
入所後 外資系・海外子会社クライアントの担当、英語の監査調書、海外拠点との連携で使う

筆者は面接で「英語を使う案件を希望する」と伝え、1年目から外資系クライアントに配属されました。

USCPAで入る意味は面接で自分から取りにいかないと得られない、というのが実感です。

英語の使い方は「監査法人で英語は使う?USCPAが3年で担当した英語業務の実態」、必要な英語力は「USCPAの英語力|TOEIC何点から?600点台でも受かる理由」で解説しています。

選考の流れと時期|応募から内定まで

選考は「書類→面接1〜2回(マネージャー・パートナー)→内定」で、エージェント経由なら1〜3週間で結果が出る。応募が動きやすいのは閑散期(7〜9月・1〜2月)で、繁忙期(4〜5月)は面接が組まれにくい。新卒は大学3年秋〜4年冬、中途は全科目合格の直後が動きどきである。

段階 内容 期間の目安
応募 エージェント経由または法人の採用ページから。全科目合格(見込み)を明記 ―
書類選考 履歴書・職務経歴書。USCPAの合格科目・時期、英語力、前職の経験を具体的に 3日〜1週間
一次面接 マネージャー・シニアマネージャー。志望動機、USCPAを選んだ理由、英語、監査への理解 応募から1〜2週間
二次面接(最終) パートナー。キャリアの軸、法人との相性 一次から1週間前後
内定・条件提示 職階と年収の提示。エージェント経由なら当日〜数日で連絡が来ることもある ―

出典:筆者の実例、USCPAどこのブログ(面接当日の夜にエージェント経由で採用連絡)、各エージェントの案内

応募時期の目安

時期 動きやすさ 理由
7〜9月 最も動きやすい 期末監査が終わり、法人側の面接時間が取りやすい
1〜2月 動きやすい 期末前の採用強化。4月入所に向けた募集
10〜12月 普通 四半期・中間監査の合間
4〜5月 動きにくい 期末監査の繁忙期。面接が組まれにくい

新卒は、大学3年の秋〜4年の冬にかけてが動きどきで、全科目合格の見込みが立った時点で応募を始めます。

採用時期の詳細は「監査法人の採用時期と転職タイミング|USCPAはいつ応募すべきか」、面接対策は「監査法人の面接対策と志望動機の作り方|頻出質問15と例文」で解説しています。

選考を進める前に求人票を並べたい方へ

筆者が就活で最初にやったのは、BIG4と準大手の求人票を並べて「USCPAで応募できる枠」と「配属される部門」を確かめることでした。

会計士・USCPA専門のMS-Japanは、監査法人の公開・非公開求人を職階・年収レンジ付きで扱い、科目合格段階の個別相談にも対応しています。

求人票を並べるだけでも、自分がどのルートで動くべきかが見えてきます。

志望動機の作り方|USCPAで監査法人を選んだ理由を3点で語る

志望動機は「①なぜ監査法人か(財務諸表と内部統制の型を身につける)」「②なぜUSCPAか(英語で会計を扱うキャリアの証明)」「③この法人で何をやりたいか(英語案件・業種・部門)」の3点で構成する。「USCPAだからJCPAより劣る」という前提で守りに入らず、英語案件を希望すると明言する方が評価される。

要素 面接官が確かめたいこと 語り方の例
① なぜ監査法人か 監査の仕事内容を理解しているか。すぐ辞めないか 「財務諸表と内部統制を検証する型を身につけ、その後に◯◯領域に活かしたい」と順序で語る
② なぜUSCPAか 日本の公認会計士ではなくUSCPAを選んだ理由に一貫性があるか 「英語で会計を扱うキャリアを目指し、在学中(または働きながら)に取れる資格として選んだ」
③ この法人で何をやりたいか 配属の希望が具体的か。法人の特徴と合うか 「外資系クライアントの監査で英語の調書を担当したい」「◯◯業種の監査に関心がある」

やってはいけない志望動機

NG例 なぜ評価されないか
「USCPAを活かせる職場だから」 具体性がなく、どの法人でも言える
「日本の公認会計士より簡単だったので」 資格の選択理由に一貫性がない
「英語は苦手ですが監査がやりたい」 USCPAで入る意味が伝わらない。英語を使う意思を示す
「3年で転職するつもり」 正直でも、採用側は定着を見る。「まず監査で型を作る」と順序で語る

筆者は「英語で会計を扱う仕事がしたい。まず監査で財務諸表と内部統制の型を身につけ、外資系クライアントを担当したい」という軸で、一次・二次とも同じ話をしました。

面接対策の詳細は「監査法人の面接対策と志望動機の作り方|頻出質問15と例文」、落ちた場合の立て直しは「BIG4監査法人に落ちたら|原因別の立て直しと次の一手5つ」で解説しています。

筆者の実体験|在学中のUSCPA合格からBIG4監査法人へ

筆者は大学在学中にアビタスでUSCPAの4科目に合格し、就活でBIG4監査法人のUSCPA枠に応募して新卒入所した。選考は論文式合格者向けの定期採用とは別ルートで、面接官はマネージャーとパートナー。入所時の年収は日本の公認会計士組と同額で、面接で英語案件を希望したことで1年目から外資系クライアントに配属された。

就活の流れ

時期 状況
大学3年 FAR・BEC・AUDに合格。REGの学習と就活準備が重なる
大学4年前半 REGに合格し全科目合格。BIG4のUSCPA枠にエージェント経由と採用窓口の両方から応募
大学4年夏〜秋 書類→一次面接(マネージャー)→二次面接(パートナー)。約3週間で内定
卒業後4月 スタッフとして入所。1年目から外資系クライアントの監査に配属

全科目合格が就活本番に間に合ったのは、REGの後半に週10時間まで落ちても「毎日問題集に触る」を守ったからで、この時期の学習は「USCPA REGの勉強時間と勉強法|250時間の学習ログ公開」で公開しています。

面接で聞かれたこと

質問 筆者の答え方
なぜ日本の公認会計士ではなくUSCPAか 「英語で会計を扱うキャリアを目指し、在学中に取れる資格として選んだ」
監査の仕事をどう理解しているか 「財務諸表の適正性を検証する仕事。証拠を集めて判断する型を身につけたい」
英語は使えるか 「大学受験レベルから、USCPAの学習で英語の会計文書を読めるようになった。英語案件を希望する」
入所後にやりたいこと 「外資系クライアントの監査で英語の調書を担当したい」

同僚のUSCPA組の入所パターン

筆者の同期・先輩のUSCPA組を振り返ると、入所パターンは次の3つでした。

パターン 人数の印象 特徴
新卒(在学中合格) 少数 筆者と同じ。海外大学出身者が多い
20代中途・未経験 最多 商社・メーカー・金融の営業や事務から。英語力が高い人が多い
30代中途・経理経験あり 一定数 事業会社の経理から。入所後すぐに戦力になっていた

いずれも入所時の職階はスタッフで、年収は日本の公認会計士組と同額でした。

3年間の仕事内容は「監査法人1年目の仕事内容|USCPA新人の1年間と3年間の変化」、3年で辞めた判断は「監査法人からの転職先7選|3年で辞めた私の選択と判断軸」で公開しています。

入所後に知っておくこと|年収・昇格・3年後の選択肢

入所時の年収は450〜550万円でJCPAと同額、スタッフ期間の評価も資格の種類で差はない。差が出るのはシニア以降の昇格要件にJCPA登録を求める法人・部門があること。3〜5年で監査の型を身につけた後は、法人内での昇格、アドバイザリーへの異動、FAS・コンサル・事業会社への転職のいずれも選べる。

項目 内容
年収 スタッフ450〜650万円、シニア650〜850万円、マネージャー850〜1,100万円。USCPAとJCPAで入所時の差なし
配属 外資系・海外子会社クライアントの部門に配属されやすい。希望を面接で伝える
昇格 シニアまで3〜4年。法人・部門によってはシニア以降にJCPA登録を昇格要件にする
3〜5年後の選択肢 法人内昇格/アドバイザリー・FASへの異動/コンサル・FAS・事業会社・外資系への転職

USCPAで入った場合の注意点は、入所前に「USCPAのマネージャー昇格実績」と「JCPA登録を昇格要件にしているか」を確認しておくことです。

外資系クライアント部門は要件が緩いことが多く、筆者の周囲でもUSCPAのマネージャーがいました。

年収の詳細は「監査法人の年収カーブ|スタッフ〜パートナーの職階別相場と実体験」、繁忙期の実態は「監査法人は激務?繁忙期の実態と年間の残業時間を実体験で解説」で解説しています。

入り方を決めたら、次にやること

USCPAで監査法人に入る道は、全科目合格があれば開いており、20代なら前職を問わず、30代は前職経験、科目合格段階ならアドバイザリー部門や非常勤が入口になります。

これからUSCPAの学習を始める方は、「全科目合格の時期」と「応募する時期(新卒なら大学4年、中途なら閑散期)」を逆算して、学習計画と就職・転職の計画を同時に立ててください。

すでに合格した方や科目合格段階の方は、BIG4・準大手・中小の求人票を並べて、自分の年齢・前職・英語力でどの枠に応募できるかを確認するところから始めてください。

会計士・USCPA専門のMS-Japanの無料登録では、監査法人の公開・非公開求人を職階・年収レンジ付きで比較でき、科目合格段階の相談や面接対策にも対応しています。

USCPAの学習をこれから始める方は「USCPA予備校おすすめ比較|費用・教材・サポートで選ぶ3校」で予備校を選び、法人ごとの違いは「BIG4監査法人の違いを比較|規模・年収・働き方・USCPA採用」、エージェントの選び方は「USCPA向け転職エージェントおすすめ比較|失敗しない選び方」に進んでください。

よくある質問(FAQ)

Q1.
USCPAだけで監査法人に入れますか?

入れます。

BIG4の監査スタッフの公開求人は「日本の公認会計士試験合格者、またはUSCPA全科目合格者」を必須要件にしており、USCPAはJCPA試験合格者と同列で応募できます。

筆者も同僚も、USCPA全科目合格のみでスタッフとして入所しました。

ただし、シニア以上の職階や経験者採用ではJCPAや実務経験が求められる傾向があります。

Q2. 実務未経験でも入れますか?

20代なら入れます。

転職エージェントの公開事例には、営業・事務・法務など会計と無関係の前職から20代でBIG4の監査職に入った例が多数あります。

30代以降は経理・会計事務所・金融などの前職経験が事実上の要件になり、未経験だと英語力とコミュニケーションで補う必要があります。

Q3.
科目合格の段階で応募できますか?

監査職は全科目合格が前提ですが、アドバイザリー部門(BAS・FAS系)には科目合格者を対象に含む求人があります。

筆者の在籍法人でも、3科目合格+残り科目の受験月が確定している候補者が、入所後1年以内の合格を条件に採用された例がありました。

科目合格段階では「入口を確保して働きながら残りを合格する」動き方が現実的です。

Q4. 何歳まで入れますか?

監査職は20代〜30代前半が中心で、30代半ば以降は前職の経理・監査経験が必要です。

40代は監査職での採用は難しく、アドバイザリー・内部監査・専門性(IFRS・内部統制・IT)を活かす職種が現実的です。

年齢より「年齢×前職×英語力」の組み合わせで判断されます。

Q5.
英語ができないと入れませんか?

入所時点で英語が必須というわけではありませんが、USCPAで入る意味を活かすなら「英語で会計を扱える」ことを示す方が有利です。

歓迎要件にTOEIC700〜800点以上を挙げる求人もありますが、面接で見られるのは点数より「英語案件をやりたいか」「英語で会計の文書を読めるか」です。

筆者は面接で英語案件の希望を伝えて、1年目から外資系クライアントに配属されました。

Q6.
いつ応募するのがよいですか?

中途は閑散期(7〜9月・1〜2月)が最も動きやすく、繁忙期(4〜5月)は面接が組まれにくいです。

新卒は大学3年の秋〜4年の冬で、全科目合格の見込みが立った時点で応募を始めます。

エージェント経由なら書類から内定まで1〜3週間で進むことが多いです。

Q7.
BIG4と準大手・中小、どちらが入りやすいですか?

USCPAの採用枠が明確なのはBIG4で、準大手・中小は法人によってUSCPAの扱いに差があります。

BIG4は競争が激しい一方で採用人数も多く、準大手・中小は競争は緩いがUSCPAの採用実績を個別に確認する必要があります。

中堅・準大手の選び方は「中堅・準大手監査法人とUSCPA|BIG4との違い・年収・入り方」で解説しています。

Q8.
入所後、USCPAだと昇格で不利になりますか?

スタッフ期間は資格の種類で差はなく、シニアまでの昇格年数もJCPAと同じです。

差が出るのは、シニア以降の昇格要件にJCPA登録を求める法人・部門がある点で、入所前に「USCPAのマネージャー昇格実績」を確認しておくと安心です。

外資系クライアント部門は要件が緩いことが多く、USCPAのマネージャーも在籍しています。

まとめ:USCPAで監査法人に入るには「全科目合格×20代×英語」が最短

この記事の要点を再掲します。

  • USCPA全科目合格で監査法人に入れる。BIG4の監査スタッフ求人はUSCPAをJCPA試験合格者と同列の要件にしている(2026年8月時点の公開求人)
  • 入り方は①新卒 ②中途・未経験
    ③科目合格段階(アドバイザリー部門)
    ④非常勤・トレーニー
    の4ルート。20代は①②が王道、30代は前職経験、合格前に動くなら③④
  • 採用で見られるのは「年齢×前職×英語力」の組み合わせ。20代は全科目合格+英語力で前職不問、30代は経理・会計事務所・金融の経験が事実上必須
  • 選考は書類→面接1〜2回→内定で1〜3週間。応募は閑散期(7〜9月・1〜2月)、新卒は大学3年秋〜4年冬
  • 志望動機は「なぜ監査法人か・なぜUSCPAか・この法人で何をやりたいか」の3点。英語案件を希望すると明言する
  • 筆者は在学中に全科目合格し、新卒でBIG4に入所。入所時の年収はJCPAと同額、面接で英語案件を希望して1年目から外資系クライアントに配属
  • 入所前に「USCPAのマネージャー昇格実績」と「JCPA登録の昇格要件」を確認する

USCPAで監査法人に入る道は、思っているより開いています。

全科目合格の時期と応募の時期を逆算して、求人票で自分が応募できる枠を今日確かめてみてください。

USCPAおすすめスクール
ランキングTOP3

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1

アビタス

総合評価

4.7
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受講料624,800円〜
(実質10万円台)
教材特徴日本語テキスト+英語問題集、図解豊富で初学者OK
講義形式日本語講義、
スモールユニット形式
サポート期間5年間(業界最長)
合格祝い金社会人20万円、
学生15万円
単位取得簡単(業界最短)

ポイント

  • 日本のUSCPA合格者の
    95%がアビタス受講生
  • 社会人でも短期合格できるコンパクト教材設計
  • 合格お祝い金とリスキリング補助金で
    実質10万円台
  • AICPA公認の唯一の日本校で
    最新試験情報を直接入手
  • 5年間サポート期間で安心、
    USCPA+プログラムで合格後もサポート

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2

TAC

総合評価

3.5
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受講料400,000円〜485,000円
教材特徴オリジナルテキスト+Becker問題集、ボリュームあり
講義形式正統派黒板スタイル講義
サポート期間3年間
合格祝い金なし
単位取得やや困難(時間がかかる)

ポイント

  • 長年の資格試験指導ノウハウを活かした
    正統派学習スタイル
  • Becker問題集が使用可能で
    実践的な学習ができる
  • REG・TCP(税務科目)の評判が特に良好
  • 質問回答が迅速で的確なサポート体制
  • 教育訓練給付制度対象講座で
    受講料の一部支給

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3

CPA会計学院

総合評価

2.8
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受講料396,000円
教材特徴オリジナルテキスト+U World問題集、BARのみ対応
講義形式日本語講義(会計知識前提)
サポート期間2年間(延長可能)
合格祝い金10万円
単位取得やや困難

ポイント

  • 受講料が比較的安価で費用を抑えて
    学習開始可能
  • 合格お祝い金10万円でコスト負担を軽減
  • リスキリング補助金対象講座で
    受講料大幅軽減
  • 日本の公認会計士試験指導実績を活かした
    会計基礎解説
  • 新設校ならではの最新設備と学習環境

PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス
PR USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス